初のダブルヒロインに注目、スーパー戦隊第8作「超電子バイオマン」配信開始―東映特撮BB

2010年06月04日19時14分ドラマ
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東映特撮BBでは6月4日から、スーパー戦隊シリーズ「超電子バイオマン」(全51話)の配信を開始しした。現在第1話と第2話が配信されており、毎週金曜日に2話ずつ追加配信される。視聴料金は月額会費525円(税込み)で見放題。

■あらすじ
新帝国ギアの総統・ドクターマンが本格的な侵略活動を開始した。その頃、突然現れた謎の巨大ロボが、郷史朗ら5人の若者を富士山麓に集めていた。5人は体内にバイオ粒子を持った、宿命の戦士だったのだ。郷史朗たちは、超電子バイオマンとなって新帝国ギアに立ち向かっていく。


1984年2月から1年間放送された、スーパー戦隊シリーズ第8作目にあたる作品。作品を重ねてシリーズの人気が不動になる一方で、マンネリ化を指摘する声が少なくなかったことから、本作品では挑戦的な趣向がいくつか盛り込まれている。

まず特筆すべきは、戦隊メンバーに初めてイエロー、ピンク2人のヒロインが入った点。男勝りのイエローと、女の子然としたピンクという対照的なキャラをおいた結果、ストーリーの幅が一気に広がり、その後の戦隊シリーズにも強い影響を与えている。途中、イエローの交代劇という思わぬ展開もあったが、JAC(ジャパンアクションクラブ)出身の女優の加入のより、アクションシーンも充実。第13話では同じJAC所属の真田広之がゲスト出演したのも話題になった。

また、毎週違う怪人が出てきては倒されるというそれまでの基本パターンを打ち破り、4体ほどいる固定キャラの怪人がたびたび登場してあの手この手の悪事を企てるという方法を取り入れた。これにより各怪人の個性をより強く引き出すことに成功している。

近年の戦隊シリーズとはかなり違う、シリアス感あふれる作風を今一度楽しみたい。

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