「らんまん」神木隆之介の夢である図鑑発行を支える浜辺美波!今野浩喜も実はいい人!第15週ネタバレと第16週予告

2023年07月14日08時38分ドラマ
©NHK

万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)は図鑑発行のため、峰屋の綾(佐久間由衣)から預かった大金を石版印刷機につぎ込んだ!そして待望のおめでた!NHK連続テレビ小説「らんまん」第16週「コオロギラン」(7月17日~7月21日)のあらすじと見どころをご紹介!関連動画は番組公式サイトで公開されている。

日本の植物学の父である言われる牧野富太郎をモデルとした「らんまん」の第15週目が7月10日から放送された。田邊(要潤)からの提案に従わなかった万太郎だが、自分で道を切り開く。寿恵子(浜辺美波)は印刷機購入というものすごい一手をうち、大学で田邊に虐げられている大窪(今野浩喜)は一緒に研究しようと歩み寄ってくれた。人垂らしな面をもつ万太郎が大畑(奥田瑛二)の印刷所に行った際に、従業員のみんなから諸手を挙げて歓迎されるのも朝から気分がよくなるシーンとなった。



第15週で大きな役割をした大窪を演じている今野浩喜は朝ドラは「まんぷく」「エール」に続き、すでに3作目になる。今回は前2作と違い、台詞量の多さにも台本を読んで驚いたという。実在のモデルのいる役だけに「ご子孫の方に失礼にならないようにと、気持ちを引き締めましたよ」と話す。今野演じる大窪昭三郎のモデルとされているのは東京府知事でもあった大久保一翁の息子の大久保三郎と言われている。そして、第15週が演じる大窪にとっての大変化の週だった。
NHKアーカイブス 今野浩喜

7月17日から放送される第16週では図鑑の第2巻の発行を目指す万太郎に寿恵子のおめでたといううれしい知らせが入る。大学の方では田邊(要潤)が新種だといっていた「トガクシソウ」について留学中の伊藤孝光(落合モトキ)が発表してしまうという事態が発生する。そんな食うか食われるかの厳しい戦いに藤丸(前原瑞樹)は心が折れ始める。

季節は秋になり、万太郎と寿恵子の第1子となる女の子ば無事に生まれる。万太郎はその子の人生にありとあらゆる草花が咲き誇るようにという願いをこめて名をつける。どんな名前になるのかも注目される。

【第15週(2023/7/10-7/14)ネタバレあらすじ】
植物の名付け親になるべく、誰もが認める図鑑を作り始めようと決意した万太郎(神木隆之介)。そのため、昼間は大学で研究、夜は大畑(奥田瑛二)の印刷所に通うことになると寿恵子(浜辺美波)に伝える。寿恵子は了承するものの、万太郎の身体が心配で仕方ない。万太郎と伴走するつもりが何も出来ずにいる自分が情けなく、福治(池田鉄洋)に相談するが、身の丈に合わない望みは不幸になると言われる。福治は身の丈に合わない望みを持ったばかりに妻が出て行った話をしてくれた。

一方、田邊(要潤)は動物学教授の美作(山本浩司)に、実績を出せていないことについて嫌みを言われ、いら立つばかり。さらに田邊が力を入れていた女子教育についても、美作に校長の座を奪われてしまった。美作と別れて研究室に戻るとそのいら立ちを大窪(今野浩喜)にぶつけてしまう。

図鑑作りに向けて動き出した万太郎は、大畑夫婦(奥田瑛二・鶴田真由)に図鑑作りの相談をする。石版印刷は大人気で、大畑のところは人数を増やして対応していたが、印刷所は昼夜を問わず対応していて、大忙しで印刷機がいつ空くか分からない状況だった。そこへ突然寿恵子がやってきて、印刷についていろいろ調べる。そして、なんと、「石版印刷機」を買いたいと言い出したのだ。突然の申し出に、万太郎、大畑夫婦は驚くが、寿恵子なりの熱い思いもあり、印刷機購入へと踏み出す。そして、長屋では印刷機を置くための大リフォーム計画が始動する。倉木(大東駿介)、丈之助(山脇辰哉)らも万太郎の夢を応援するのだった。

そこへ、大窪、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)の3人がやってきた。万太郎が高知で採集してきた植物を共同研究させてほしいと頭を下げる大窪。大窪はエリートの家に生まれたものの留学までしたが、納得できるような就職先がなく、勝海舟が世話してくれた今の仕事についた。植物学に興味はなかったが、勝や父の面子を潰すわけにはいかないので一生懸命仕事してきた。しかし、持って生まれた植物学の才能のある万太郎を前にして考えを変えた。そして、植物学を一から学ぼうという気持ちになり、万太郎に頭を下げた。万太郎はその大窪の話を聞いて、「それは違う」と言った。大窪が今まで書いてきた論文に万太郎は大窪の気持ちが入っているという。それは大窪だけではなく、徳永(田中哲司)も田邊も藤丸も波多野も同じだといい、一緒に研究することを万太郎からも頼んだ。

万太郎は大窪を受け入れ、植物学雑誌での発表を目標に、二人で研究することになる。二人を見守ると決めた徳永は、田邊に報告する。納得のいかない田邊に対し、徳永はこの研究に関わらなければ植物学教室は実績を出せないと伝える。連日連夜、研究に励む万太郎と大窪。その作業は細かくとてつもないものだったが、ついに万太郎が採取した植物を新種と断定できるだけの調査を行った。そんな二人を研究室の皆は温かく見守るが、田邊だけは違っていた。

そして長屋に石版印刷機がやってきた。長屋の皆で壁を壊し、軒を作ってその機械を設置した。なんとか印刷を始めることができるが、出版元から費用の先払いとして多額の金を要求され寿恵子は困り、昔鹿鳴館に通っていた際に高藤につくってもらったドレスを質入れする。そこにやってきたえい(成海璃子)は寿恵子が金に困っていることを知り、夫の倉木に相談する。倉木は万太郎が上京してきたときに標本になにもしないことを条件にもらった100円を返した。

万太郎は、新種の植物を「ヤマトグサ」と名付ける。大窪と論文を書き上げ、ヤマトグサを載せた植物学雑誌がついに完成した。二人の発表は、日本で植物学が始まって以来の快挙となった。雑誌と並行して作っていた万太郎の図譜も完成し、寿恵子や長屋の面々も大喜びする。

しかし、この時、田邊が研究していたトガクシソウを巡って植物学会を揺るがす大事件が起きていた。留学中の伊藤孝光(落合モトキ)がトガクシソウに自分の名をつけて発表したのだった。これで田邊の名を冠した新種の発表はできなくなった。

【第16週(2023/7/17-7/21)あらすじ】
■第76話(月)
田邊(要潤)が発表の準備をしていたトガクシソウを、留学中の伊藤孝光(落合モトキ)が、突如イギリスの雑誌に発表。田邊の名を冠した学名は幻となる。新種の発表は一刻を争うもので、一手負ければそれで終わり。それが学者の世界なのだと徳永(田中哲司)は言うが、藤丸(前原瑞樹)は、そこまでして新種発表や名付けを競うことに耐えられないと、教室を出て行ってしまう。万太郎(神木隆之介)は藤丸の言葉が心に深く刺さり…

■第77話(火)
つわりで食欲のない寿恵子(浜辺美波)。何か食べさせたいと、万太郎(神木隆之介)が困っていると、そこへ藤丸(前原瑞樹)がやってくる。藤丸のすすめで揚げ芋を作ると、寿恵子は美味しく食べることができ、ひとまず安心。その後、丈之助(山脇辰哉)、ゆう(山谷花純)、福治(池田鉄洋)らも交えて井戸端で残りの揚げ芋を食べていると、突然、藤丸が、大学を辞めたいと言い出して…

■第78話(水)
植物をめぐる競い合いに苦しんでいた藤丸(前原瑞樹)に、万太郎(神木隆之介)は、大学を辞めるのではなく、少し休んで、自分に合ったやり方を探してみてはどうかと伝える。胸のつかえが取れた藤丸は、田邊(要潤)に休学する旨を伝え、万太郎の植物採集や図譜の刊行の手伝いを始める。そして、ヤマザクラの画が載った『日本植物志図譜 第二集』が完成する。

■第79話(木)
寿恵子(浜辺美波)に見送られ、万太郎(神木隆之介)と藤丸(前原瑞樹)は、植物採集の旅へと出かける。その頃、ヤマザクラの画が載った『日本植物志図譜 第二集』が、野田(田辺誠一)や里中(いとうせいこう)、そして、田邊(要潤)の元に届く。田邊は、画工の野宮(亀田佳明)に万太郎のような植物画を描くよう命じる。途方に暮れる野宮は波多野(前原滉)に顕微鏡での観察法を教えてほしいと相談し…

■第80話(金)
寿恵子(波辺美波)は、万太郎(神木隆之介)から送られてくる植物標本を乾燥させる作業や、イチ(鶴田真由)から預かった内職をしながら、万太郎の帰りをお腹の子と待っていた。季節は秋に―。ついに寿恵子は、えい(成海璃子)、りん(安藤玉恵)らの協力の元、無事に女の子を出産。帰ってきた万太郎も生まれたてのわが子と対面を果たす。この子の人生にありとあらゆる草花が咲き誇るようにと名付けた名前は…

■スタッフ他
脚本:長田育恵
音楽:阿部海太郎
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮﨑あおい
出演:神木隆之介,浜辺美波,今野浩喜,前原滉,前原瑞樹,中田青渚,田中哲司,要潤,,池田鉄洋,安藤玉恵,住田隆,山脇辰哉,山谷花純,他

 <総合>(月~土)8時~8時15分/12時45分~13時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)7時30分~7時45分/23時00分~23時30分[再]
   (土)9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「らんまん」番組公式サイト
NHK朝ドラ「らんまん」番組公式Twitter @asadora_nhk
NHK朝ドラ「らんまん」NHK-PRサイト

【2023年夏ドラマ紹介】【関連記事・各話のあらすじ】