韓国ドラマ「悪鬼」第7-8話:明かされた悪鬼とオ・ジョンセの秘密にキム・テリ絶叫

2023年07月17日11時40分ドラマ
ディズニープラス「スター」にて独占配信中

SBSで金土に放送され、ディズニープラス スターでも独占配信中のキム・テリとオ・ジョンセ主演オカルト・ミステリー「悪鬼」。第7−8話では主人公サニョンとヘサンがそれぞれ悪鬼誕生にまつわる凄惨な事件を知ってしまう様子が描かれた。気になるあらすじと見どころチェックしてみよう。(ネタバレあり)

【「Disney Plus」で配信中の韓国ドラマ】

「悪鬼」は、悪鬼に取り憑かれた女ク・サニョンと、その悪鬼を見ることのできる男ヨム・へサンが、疑問の死を暴くオカルト・ミステリーだ。
各話ネタバレあらすじ



■第7話あらすじ
ヘサン(オ・ジョンセ)の自宅で餓鬼ウジン(キム・シンビ)からある女性を探すように言
サニョン(キム・テリ)。ヘサンがまだ知らない手がかりを掴んでいたことを知ったサニョンは彼への不信感を募らせ、自らウジンの正体を調べ始める。一方のヘサンは悪鬼に殺された母とガンモ(チン・ソンギュ / 特別出演)に面識があっただけでなく、母のお腹にいた第二子が悪鬼に殺されていた事実を知る。

サニョンは餓鬼ウジンから、ヘサンはムンチュン刑事(キム・ウォネ)からそれぞれチェ・マノル(オ・ヨナ)という女性が悪鬼の正体に関する鍵を握っていることを知る。彼女は1958年にチャンジン里で起きた少女モクタンの怪死事件の容疑者として逮捕された直後、何かに取り憑かれたように自ら首を吊って死んでいた。

ヘサンはマノルの親族にあたる霊媒師(チョ・ヒョンチョル / 特別出演)から赤い髪飾りが生贄となる子供を示す一種の標識であったことや、おぞましい儀式を行ったマノルに自身の今や大企業に成長を遂げた祖父母の会社が莫大な謝礼金を出していたことを知る。

ホンセ刑事(ホン・ギョン)を通じて、ウジンの正体を突き止めたサニョン。彼は生前に餓鬼に取り憑かれ、それ以降に学校では怪死事件が多発。直後にウジン自身も交通事故で他界した真実だけでなく、彼とヘサンが同じ屋敷に暮らしていた真実を知る。

1958年の少女怪死事件の真実…経営が傾いていた会社を立て直すために悪鬼の絶大な力を得ようとした祖父がマノルを通じて悪鬼を生み出す儀式を行っていた。結果として少女モクタンが犠牲となり、一族は絶大な力で邪魔者を排除し成功を収めたが対価として一家の家長が悪鬼に取り憑かれてしまった。悪鬼に取り憑かれた祖父や父が相次いでこの世を去り、母親はヘサンに悪鬼が取り憑くのを防ごうとして悪鬼に殺されたのだった。

ヘサンが祖母ビョンヒ(キム・ヘスク)の非道な行いを責めている頃、サニョンもまた、幻覚を通じて1958年に起こった凄惨な悪習を目の前で目撃し、悪鬼誕生の裏にヘサンの一族がいたことを知りヘサンを激しく責めた。

学生時代に母を失って、屋敷に住むことになったウジンは、ビョンヒの書斎でマノルに関する手がかりを見つけただけでなく、ガンモが悪鬼を手に入れる方法を聞き出すためにビョンヒを訪ねてきた場面を目撃していた。一族がおぞましい儀式で財を成したと知って絶望したヘサンに自殺霊が忍び寄るが、彼を守ろうとした餓鬼ウジンが代わりに川に飲み込まれてしまう。

一方、モクタンにまつわる凄惨な過去を知ったサニョンは同情して悪鬼を供養しようとするが、悪鬼の積年の恨みはサニョンの慈悲で解決するものではなかった…。

■第8話あらすじ
ムンチュン刑事らも不審な自殺事件の犠牲者が村の住民や捜査関係者、ヘサンの一族の商売敵、ガンモ教授の周辺人物、サニョンの周辺人物であることに気づき、1958年を発端とする一連の事件に接点を見つけ始める。

幻覚に悩まされ、眼科を訪れたサニョンは、父が失明に至る謎の病にかかっていて、自身も同じ病気を抱えていることを知る。父は失明を免れるために悪鬼を手に入れたのだろうか?
サニョンは親友セミ(ヤン・ヘジ)を祖母が遺した屋敷に招くと、パーティーでの発言の事情を打ち明け、信じてはもらえないながら和解することはできたものの、父と同様に自分も難病に打ち勝つために悪鬼を欲していることに気づき悩んでしまう。

その頃、一族の秘密を知り、ウジンまで失ったヘサンは、再びペクチャ谷を訪れると、祖父が作り出した悪鬼を退治する決意をするが、彼の心は次第に巨大な闇に飲み込まれてしまい、母の死を責める悪夢に自我を失ってしまう。

村でヘサンが倒れていたと知らせを受けて渋々向かったサニョンはヘサンが霊に取り憑かれていることに気づき、悪霊が追いかけてくる中、ヘサンを連れて東の最果ての岬(太陽が最初に昇り、霊が嫌うスポット)へ急ぎ、間一髪でヘサンを救出した。和解を果たしたふたりは、悪鬼が写真で示した寺院を訪れ、かつてガンモ教授の知人が付近で悪鬼に殺され、ガンモ教授が何かを埋めていたことを突き止める。

赤いかんざし、甕のかけら、黒いゴムひも、玉のかんざし、ガラス瓶…ガンモ教授や死んだヘサンの母親が、悪鬼にまつわる5つの品々を悪鬼が人を殺した現場に埋めることで、悪鬼を退治しようとしていたことを知る。ふたりがどうして悪鬼の退治に失敗したのかという謎を残しながらも、残す2つの品々を見つけようとするふたり。

ムンチュン刑事はある手がかりを見つけてへサンに連絡を取るが、直後にサニョンは悪鬼が誰かを殺す予兆を感じ取る。悪鬼が向かっていたのはムンチュン刑事らがいる警察署だった。決して扉を開けてはいけないと警告ムンチュン刑事とホンセだが、しまいには警告を無視して扉を開けてしまう。扉を開けたホンセの目の前に立っていたのは怪しく微笑むサニョンだった…。

■見どころ
第5話ではウジンの正体を通じて、サニョンとヘサンが悪鬼の正体や、悪鬼の誕生に関するおぞましい過去の儀式を知る様子が描かれた。悪鬼がヘサンの一族の私利私欲のために人為的に生み出されたことが明らかになり、一族が競合を呪い殺しながらも成功を収めてきた対価として代々一族の家長になる人物が悪鬼に取り憑かれるという「ルール」も明らかになったことから、ヘサンの母親が悪鬼に立ち向かって命を落とした理由など、これまで謎に満ちていたストーリーが一気に繋がった。

残す最大の謎は、ヘサンの一族に取り憑いていた悪鬼がなぜガンモ教授、そしてサニョンに移ってしまったのかだが、ウジンの回想から、かつて悪鬼を研究していたガンモが悪鬼の消し方は知りながらも、悪鬼の手に入れ方を知りたがっていた様子が明かされ、彼が何らかの目的で悪鬼を手に入れてしまったようだ。髪飾りや甕のかけら、五本の禁縄など悪鬼に関するアイテムがそれぞれ何を物語っているのかも気になるところ。

終盤、何かの重要な手がかりを見つけたムンチュン刑事が、電話をかけてくるあたりから、死亡フラグの香りがプンプンするのだが、悪鬼がムンチュン刑事を狙い始め、彼らが警告を無視して悪鬼に対して扉を開けてしまう絶望的な場面で幕を閉じた。現時点では作中で門を開けてしまって生き残った人物はいないが、ムンチュン刑事はホンセが見ている目の前で首を吊って自殺してしまうだろうか?それとも物語始まって以来初の「例外」として助かるのだろうか?

居合わせたホンセがサニョンの姿をした悪霊を見てしまったことから、ホンセとサニョンの立場もより複雑にこじれてしまいそうだ。

背筋の凍るようなスリリングな展開で暑い夏にぴったりの「悪鬼」は6月23日にSBSにて放送を開始し、日本ではDisney+ (ディズニープラス)スターでも独占配信中だ。

■スタッフ
監督:イ・ジョンリム 「VIP」、キム・ジェホン「花たちの戦い -宮廷残酷史-」
脚本:キム・ウニ 「キングダム」「シグナル」

■キャスト
ク・サニョン役:キム・テリ
ヨム・へサン役:オ・ジョンセ
イ・ホンセ役:ホン・ギョン
 ほか

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