「シッコウ！！～犬と私と執行官～」織田裕二のカミングアウトと心打つ長台詞に感銘！第3話ネタバレと第4話予告

7月18日にテレビ朝日系ドラマ「シッコウ！！～犬と私と執行官～」（毎週火曜21時）の第3話が放送され“栗橋”中島健人と“ひかり”伊藤沙莉の急展開に驚きの声！次週は世界水泳福岡2023の放送を予定しているため、第4話は8月1日に放送される。予告動画は番組公式サイトに公開されている。

「シッコウ！！～犬と私と執行官～」は、各地方裁判所に所属する国家公務員なのに、情け容赦なく、強制執行によって財産、金品、不動産などを差し押さえたり、没収したりする“執行官”の世界に飛び込んだ主人公が、“犬担当”の執行補助者としてさまざまな事件や人々に関わっていく中で、その人たちの人生の“リスタート”を目撃していくリーガルエンターテインメント。



7月18日に放送された第3話で、ひかりは改めて“執行官”という仕事の大変さを思い知ることに。再び執行補助者として向かった一件目のパチンコ店では、十数名体制で売上金そのものを差し押さえるという作戦を決行。続く、二件目の賃料不払いによる明け渡しと動産執行では、ベランダ伝いに進入するというミッションに挑むことに。

賃料不払いで執行が行なわれることになった背景には、単身介護と、介護離職による貧困があり、生きる気力を失ってしまった債務者の苦悩が、ひかりだけでなく視聴者の心もザワザワさせた。

何が正解で何が正義なのか…、どうにもならない事情を抱えた人々を前にして思う疑問に、織田演じる小原が、4分間にわたる長台詞で答えてくれた。小原にも何が正解かは本当のところはわからない、それでも“執行”を行なうことで、債務者に“区切り”をつけることができること。「とどまっていちゃ駄目なんだ。人生をリスタートしてもらう。執行官はそのためにある仕事」というのが小原の信念だ。

そして「ザワザワする心は、執行をするものに大事なもの」とひかりに伝える。「人間愛」そして「友達」というキーワードもインパクトが強く、小原がひかりに対し、誠心誠意を尽くして理解を得ようとしている姿に心振るわされた。Twitterでは「俺は独身だ、正直言うとバツイチ」といういきなりのカミングアウトも話題となった。

“執行”はザワザワするから辛いと思いつつ、困っている小原や人間たちの事情に困らされている動物たちを放っておけず、翻弄されてしまうひかり。悩みながらも重要な任務に立ち向かう小原＆ひかりの凸凹バディの関係は回を増すごとに魅力を増している。第3話の視聴率（ビデオリサーチ調べ、世帯別、関東地区）は9.2％と前回を0.5ポイント上回った。

そして今回も中島健人が演じる「栗橋さん」がTwitterトレンドにがランクイン。第1話で空き部屋になってしまったひかりの隣室に、栗橋が“ダサカワイイ恰好”で引っ越ししてきたことが注目を集め、「驚きの展開」「恋が始まる？」と2人の間に何かが始まるのではといった期待が強まった。

8月1日に放送される第4話では、銀行員だった栗橋が何故今の仕事についたのかが明かされる。そんな中、再び小原と偶然出会ってしまったひかりは、今度は特別に“立会人”として、執行現場を訪れることに…。そこで小原は執行相手である魅惑のシングルマザーに恋をしてしまい！？

■前回：第3話 ネタバレあらすじ
吉野ひかり（伊藤沙莉）がボランティアとして働いている保護動物カフェに小原樹（織田裕二）が栗橋祐介（中島健人）をつれてやってきた。ひかりはまさかこの店も執行対象になってしまったのではと焦るが、2人の要件は、「もう一度、執行補助者として助けてほしい」というものだった。

「犬を相手にするここ（保護動物カフェ）の仕事より、人を相手にする執行補助者のほうがやりがいがある」という小原の無神経な言葉にムッとするひかり。小原は今度の日曜日に執行補佐をしてほしいと頼むが、その日は譲渡会のため難しいとひかり。話を聴いていた由比千尋（ファーストサマーウイカ）は人間と動物が平等ではないという小原の発言に「動物はモノなの？」と怒り心頭。栗橋は、排他的支配が可能な有体物は動産になるため、動物は動産とみなされること、かつては子供の引き渡しも執行していたと補足する。

小原が直々に犬がいるとわかっていてわざわざカフェまで来てくれたことが気になったひかりは、後日仕事終わりに東京地方裁判所南目黒支部の執行官室を訪問する。

すると、外出先から戻った小原から、さっそく執行補助者の仕事を受けることに。執行対象のパチンコ店には「屈強なブルドッグ」がいるという噂があると言う。長窪桂十郎（笠松将）らとともにそのまま現場へと連行されると、そこで売上金そのものを差し押さえるという作戦が決行される。

執行先のパチンコ店「ブルドック」は工事代金を支払わずに債務者から800万円を要求されていた。パチンコ店の部長・中山（大堀こういち）が「（売上金を）全額とられたら明日から営業ができない。せめて、650万…600万に」と執行金額を値切ろうと土下座する。小原はこれは商売ではないので、値切ることはできないと言い切る。この日は735万円回収できたが、まだ全額にはいたらない。

結局、ブルドックは陶器の犬しか店内にいなかった。執行官という仕事の厳しさを目の当たりにしたひかり。今回の仕事をうけたことで、アパートの家賃を払うことはできた。大家の青柳（宮崎美子）は自身が前回助けられたこともあり、「執行官は立派な仕事」と褒める。家賃を滞納していた賃貸人がいなくなってから、まだひかりの隣の部屋は空いたままだ。

そんな中、小原とひかりが向かった次の案件は、公団住宅の賃料不払いによる明け渡しと動産執行だ。住人の矢上遼一（高橋光臣）は判決が出てから2カ月経っても部屋を出ていく気配がなく、遼一の従姉妹の理那（横田美紀）の立ち会いのもと、部屋へと進入しようとする。

しかし、鍵担当の砥沢譲吉（六角精児）がどうしても玄関のドアを開けられないという事態が発生。ひかりの子供の頃の経験から、隣りのベランダを伝って進入するという作戦を決行することに。

地上4階という超高所を、ベランダの手すりだけで渡っていくという超危険なミッションを、ひかりと小原が担うことに。命綱をつけてのミッションをなんとかこなし、ゴミだらけの部屋に侵入する。玄関の鍵は表から開けられないようにいくつもかけられていた。

部屋には体調を崩して布団に横になっている矢上と、三匹の飼い猫がいた。今すぐの執行は難しいと判断した小原は、執行を延期することにし。矢上は従妹に連れられて病院に入院することに。

矢上は母の介護が理由で仕事を解雇され、その後母が亡くなってからは、気力も戻らずたった一人で生きていた。後日、執行がなされ、矢上は団地の所有権を放棄し、家財は保管されることになった。残された三匹の飼い猫は千尋の保護動物カフェが引き取ることに…。千尋は小原に「ひかるを振り回さないで」と告げる。

背中を丸めてカフェを後にする小原を追いかけてきたひかりに、「振り回して申し訳なかった。執行の現場は人の感情がぶつかり合う場所。直視するのは厳しかっただろう」と謝る小原。

ひかりは「小原さんは心が強いんですね。私は心が痛くて」といい、人の人生の極限状態に向き合い続ける現場に胸がザワザワする、これっきりで“執行補助者”の仕事を辞めたいと打ち明ける。

「俺は独身だ。正直言うとバツイチだ。…若い頃は50なんてジジィだと思ってた。でもなってみればわかる。俺はまだいける。もっと生きがいをもって働きたい。そう思った。そこで、独立かつ単独制の執行官になった。いざなってみると、思っていた以上に責任重大で特殊…。歓迎されることはまずない。俺だってザワザワする。俺だって胸が痛い。でも執行しなければいけない。人生に区切りをつけてもらうために。天地は仁ならず万物をもって芻狗となす。裁判所の判決が正義かどうかなんてわかるわけない、と思うこともあるが、とどまっていちゃ駄目なんだ。人生をリスタートしてもらう。執行官はそのためにある仕事。ザワザワする心は、執行をするものに大事なものだと思う。だから、またいつか一緒に働いてほしい。嫌だったら友達でもいい。人間愛だ」

友達って何するの？と問うひかりに「そうだな。ヨガでもする？」と笑いかけ、「気が向いたら、また一緒にザワザワしよう」と言って去っていった。

退院した矢上が猫を引き取ろう保護動物カフェにやってくるが、千尋は、例え元飼い主でもキチンと飼育出来る状態かどうか確認ができなければ引き渡しできないと告げる。矢上はそれに理解を示した。生きる気力を失っていた矢上だが、今回の件で何か吹っ切れたようにもみえた。ひかりは、「終わりかもしれないけど始まりです」と矢上に告げる。

そんなある日、ひかりが住むアパート「サニーハイツ青柳」の空き室に、執行官室事務員の栗橋が引っ越してきて…。

■次回：第4話 あらすじ
ひかりの隣室に栗橋が引っ越してきた。その頃、小原は2人の保育園児を持つシングルマザー・山家佳菜江（さとうほなみ）の執行に向けて調査を進めていた。美しくも怪しい佳菜江の所在がなかなか掴めず、さらには立会人の須賀川悟（モロ師岡）が現場に来られないと聞いて途方に暮れていた小原の前に、大きな犬を連れたひかりが現れる。「もう少し執行官の仕事を知ってみたい」という言葉に、天にも昇る気持ちになった小原は、ひかりを今回だけ特別に《立会人》として、佳菜江の執行の現場に連れていくことに！

テレビ朝日「シッコウ！！～犬と私と執行官～ 」は7月4日（火）21時スタート。／出演：伊藤沙莉、中島健人（Sexy Zone）、笠松将、ファーストサマーウイカ、六角精児、菅原大吉、駒井蓮、皆藤空良、中川紅葉、モロ師岡、宮崎美子、板谷由夏、渡辺いっけい、勝村政信、織田裕二ほか。番組公式Twitterアカウントは「@shikkou_tvasahi 」。番組公式Instagramアカウントは「@shikkou_tvasahi 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

◇テレビ朝日「シッコウ！！～犬と私と執行官～」番組公式サイト

【2023年夏ドラマ紹介】【関連記事・各話のあらすじ】