22日「王様のブランチ」（TBS）に日曜劇場「VIVANT」から堺雅人、阿部寛、二階堂ふみが出演し、ドラマの撮影秘話を語った。

16日に初回平均世帯視聴率11.5％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）で2023年夏ドラマ初回視聴率トップでスタートした日曜劇場「VIVANT」は、オンエア中から「#VIVANT」がツイッターの世界トレンド1位に輝く大反響を呼んだ7/18navicon記事）。そんなドラマから堺雅人、阿部寛、二階堂ふみが「王様のブランチ」のインタビューに答えた。



©TBS「VIVANT」第1話より「VIVANT」（原作、演出＝福澤克雄監督）第1話は、大手商社の丸菱商事に勤める乃木（堺）が、誤送金された130億円を取り戻すべく、送金先の会社があるバルカ共和国へ向かうが、爆発に巻き込まれたところを公安警察の野崎守（阿部寛）に助けられる。バルカ警察から爆破犯とされた乃木は、野崎主導の元、運ばれた病院の医師柚木薫（二階堂ふみ）共々、現地日本大使館に保護を求めるべく奔走する…という展開だった。⇒第1話完全ネタバレ

堺以外にも、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、さらに第1話で明かされた嵐の二宮和也ら超豪華なキャストで、ネットには「日曜劇場アベンジャーズ！」と盛り上がった。阿部、堺、二階堂の3人にドラム（富栄ドラム）を加えた4人が銃弾が飛び交う中でのカーチェイス、砂漠でのラクダや馬での失踪するシーンはまさにアドベンチャー。そして車が渋滞する公道を馬での疾走や完全武装したトラックで停車中の車を蹴散らして突撃するシーンは、演じた俳優陣たちも度肝を抜かれたようで、「これ駐車違反ですよね」と堺が改めて驚きの声。エンディングはトラックを乗り捨て、行く手を阻む現地警察の車の上を渡って大使館に駆け込むという展開だった。

このシーンは危険な撮影のために阿部は早めに現場入りして、車の上が滑るかどうかを確かめていたそうだ。ところが大先輩2人との共演だけに、現場に一番乗りでやる気を見せようと誓っていた二階堂は、大先輩の阿部がすでにスタンバイしているのに慌てて、すぐに車に飛び乗り駆けだした。これには阿部も驚き、確認だけのつもりだったがスタンバイ。実はこのシーンはスタントマンが担当するはず。主役の堺は衣装に着替えて悠長に構えていたところ、先輩の阿部や女優の二階堂までがやる気満々で車上の人となっていたのに驚き、飛び跳ねて自分も車の上へ！こうして主役3人自身がこのシーンを演じることになり、福澤監督は俳優陣のやる気に大感激したそうだ。堺はこのシーンを「誤解から始まった迫真の演技だった」と説明した。

また、ドラマのメイン舞台は架空のバルカ共和国の設定だが、実際にはモンゴルで2か月半に渡って撮影に臨んだという。広大なロケ地で、堺と阿部は、未舗装の道を2～3時間かけて移動するのは「ああそうかと思うようになった」といい、堺は「未舗装だからアトラクションみたいに3時間揺れ続ける」と嬉しそうに椅子の上で体を跳ねながら撮影を振り返った。二階堂は、悪路の2～3時間の移動を「マッサージのようだ」とリラックスした先輩たちを「マゾ気質」と呼び、笑いを誘った。

第1話では阿部が現地人に間違われるシーンもあったが、堺は「阿部さんは砂漠のどこいいらっしゃっても格好良い」といい、二階堂に至っては「そのあまりの素敵さに現場中、阿部の写真を撮りまくり、ステッカーまで作った」と告白。実際に作ったステッカーをプレゼントされたと嬉しそうに披露しながらも、「（二階堂）ず――とストーカーのようについてくるのでトイレにも困った」と阿部が愛ある苦言を呈した（笑）。

タイトルにもなっている「VIVANT（ヴィヴァン）」の言葉の意味に関しては、明日23日放送の第2話で明かされるようだ。他にもエンディングで明らかになった最後のメインキャストが二宮和也だったことに触れ、堺の「監督から『世界に通用する作品。世界中の皆さんに日本の文化、俳優、ドラマってこんなに面白いんだっていうのを見せつけるドラマにしたい』という言葉を最初に頂いて、それに向けてキャスト、スタッフ全員作ってきた作品です。ハラハラドキドキの時間を過ごしていただけたらと思います」という言葉でインタビューを締め括った。

TBSでは、本日22日（土）と明日23日（日）赤坂サカスでドラムに会える楽しいイベントも開催している。詳しくは番組サイトおよびSNSで。@themarket_tbs

「VIVANT」第2話は7月23日（日）21時から25分拡大で放送する。気になる第2話の予告は番組サイトで公開中だ。

◇TBS「VIVANT」番組公式サイト

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