若きトニー・レオンとアンディ・ラウの名ドラマ「鹿鼎記」がGyaO!で配信スタート

2010年06月08日04時03分ドラマ
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無料映像配信のGyaO!で、6月5日より華流ドラマ「鹿鼎記」の配信がスタートした。このドラマは1984年に香港で放送されたもので、武侠小説のヒット作家・金庸原作であるのと現在では大スターとなったアンディ・ラウ(48)とトニー・レオン(47)の初期作品として愛されている。昨年GyaO!にて5話限定で配信されていたが、満を持しての全話公開が決定してファンも喜びに沸いている。

同ドラマは清朝初期が舞台で、トニー扮する韋小宝と、アンディ扮する康熙帝が繰り広げる時代劇である。清朝三賢帝として名高い康熙・雍正・乾隆の時代は日本で言えば徳川三代のようなもので、現代でもドラマや映画の素材として人気が高い。中でも康熙帝は、その政治手腕や人となりをみた当時の西洋人が「彼に完璧でないところがあるとすれば、それはキリスト教徒ではないところだ」と褒め称える程の優れた皇帝だ。
ストーリーは、身分を隠した康熙帝と知り合い兄弟のような仲になった小宝が、あるきっかけで康熙帝暗殺をたくらむ秘密結社に救われた事で、その2つの間で板ばさみになってしまうというものだ。

特筆すべきは、アンディとトニーがデビュー後間もない頃のドラマであるということだ。両者ともこのドラマ出演で香港での人気を圧倒的なものにし、どちらにとっても出世作と言える作品となった。アンディは言わずと知れた香港四天王の一、トニーは香港人初のカンヌ主演男優賞の受賞者で、木村拓哉との共演や「レッド・クリフ」の出演などで日本でも馴染み深い華流スターである。
この映画は若き日の二大スターの共演ということで伝説的ドラマともなっており、トニーがこのドラマで共演したカリーナ・ラウと長年生活を共にし、2008年にやっと挙式をしたことで再びこの作品が注目を浴びるようになったという経緯もある。ドラマ主題歌の「終始會行運」を歌うのは今は亡きレスリー・チャンであり、香港スターが凝縮された豪華なドラマなのだ。

現在は1話と2話が配信されており、以降毎週土曜日に2話ずつ追加配信となる。セットや撮影方法に古さは感じるものの、CGなど使わない実力勝負のアクションシーンも見応えがある。ドラマ自体のテンポも良く、脚本・役者ともに優れた作品だ。
華流時代劇「鹿鼎記」は、GyaO!のアジアドラマコーナーにて視聴出来る。


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