8月1日にテレビ朝日系ドラマ「シッコウ！！～犬と私と執行官～」（毎週火曜21時）の第4話が放送され、魅惑のシングルマザー役でさとうほなみが登場、シングル家庭が抱える生活苦や借金問題が取り上げられた。第5話は8月8日に放送、予告動画は番組公式サイトに公開されている。

「シッコウ！！～犬と私と執行官～」は、各地方裁判所に所属する国家公務員なのに、情け容赦なく、強制執行によって財産、金品、不動産などを差し押さえたり、没収したりする“執行官”の世界に飛び込んだ主人公が、“犬担当”の執行補助者としてさまざまな事件や人々に関わっていく中で、その人たちの人生の“リスタート”を目撃していくリーガルエンターテインメント。



8月1日に放送された第4話では、シングルマザーが抱える生活苦や借金問題が取り上げられた。そして、法律に守られた取り立て屋のように思えていた「執行」という仕事が、実は「執行官は司法の最期の砦」なのだということが分かってきたひかりは、ついに自ら進んで“執行官補助者”の仕事を引き受けることに。これまで携わってきた執行現場と、小原の並々ならぬ熱意、債務者に裏切られ、罵倒されながらも、法律重視で立ち向かっていく姿に心打たれたからにちがいない。

ひかりが栗橋とのラーメン屋デート、といってもひかりの親友・夏奈（駒井蓮）も一緒の会話の中で、性別は問わないはずなのに女性が執行官になったことがないという話が。債務者は男性だけではないのに、女性の執行官がいないのはおかしいのではないかと、ひかりは「もやもや」としてしまう。今年4月に初めて女性が執行官として採用されたという。独立採算制で出来高制の公務員というが曖昧な言い方はされているが、執行官試験の難易度は高く、年収は一千万から数千万というから実に厚遇。仕事の大変さは言わずもがなだが…。

Twitterでは今回も「栗橋くん」がトレンド入り。ひかりへの好意は高まる一方で、マッチョな長窪に向けるストレート嫉妬も可愛らしい。さらに、栗橋が「熟練刑事ドラマ」のようなオジサマ執行官たち全推しし、執行官室を癒しの場と思っていることが判明。「栗橋くんオジに癒されてたんだ！最高の職場じゃん」「オジパラ（笑）」「栗橋くんがおじちゃんたちに可愛いがられてると思ったら、栗橋くんがおじちゃんたちを可愛がってて笑った」といったコメントで盛りあがった。

8月8日に放送される第5話では、ブラック家族経営病院の執行が行われ、医者一家の骨肉の争いが…。一方、ひかりは夜逃げした元社長・上野原美鶴から新会社へ「ペット業界を天職とするあなたのための仕事」と強く勧誘される。執行補助者の仕事にやりがいと使命を感じ始めていたひかりは、どちらの道に進むか迷う。ところが、そんなひかりの思いに気づかない小原は、就職が決まりそうなことを「祝福する」と言い出し…。

■前回：第4話 ネタバレあらすじ
小原樹（織田裕二）から執行官という仕事に対する熱い思いを聞いた吉野ひかり（伊藤沙莉）は、人の人生の極限状態に向き合い続ける現場に「胸がざわざわ」する。これっきりで「執行補助者」の仕事を辞めたいと打ち明けるひかりに、小原は「その心は執行に大事なものなのではないかと思う」と話し、「気が向いたらまたざわざわしよう」と言い残して、立ち去っていった。

程なくして、ひかりが住むアパート『サニーハイツ青柳』の空き室に、執行官室事務員の栗橋祐介（中島健人）が引っ越してきた。裁判所に近いアパートを探していた栗橋に、小原が『サニーハイツ青柳』を紹介したらしい。

栗橋に何故今の仕事についているのか尋ねると、銀行員時代に債権者の立場で執行に立ち会った時、“伝説の執行官”大原（渡辺哲）と出会い、執行という仕事に感銘を受けたからだと明かした。それに、現在の仕事場は自分に合っており、熟練刑事ドラマを思わせる執行官たちが良いし、中でも若手の小原は熱血漢があってカワイイと話す。

その頃、小原は2人の保育園児を持つシングルマザー、山家佳菜江（さとうほなみ）の執行に向けて調査を進めていた。美しくも怪しい佳菜江の所在がなかなか掴めず、さらには立会人の須賀川悟（モロ師岡）が執行当日現場に来られないと聞いて小原は途方に暮れていた。

そこへ犬のお散歩代行のアルバイトをしていたひかりが現れ「もう少し執行官の仕事を知ってみたい」という言葉に、天にも昇る気持ちになった小原。その時、ひかりが連れた犬に集まってきた保育園児の中に佳菜江の娘のミナとナナがいた。これで佳菜江の所在が掴める。小原はひかりを今回だけ特別に「立会人」として、佳菜江の執行の現場に連れていくことに。

佳菜江の娘たちを使って家まで案内させたことに心苦しさを感じつつも、自宅の動産の差し押さえを開始する小原。佳菜江から夫と死別し、結婚式の祝い金を借りるだけのつもりが、いつのまにか借金が膨れ上がってしまったという経緯を聞き、自身も母子家庭で育ったひかりは共感を覚える。

そして1か月後の差押え品の売却期日。古物買取業者や執行補助者で運送担当の長窪桂十郎（笠松将）らとともに佳菜江の家に「立会人」として向かったひかりと小原。しかし、佳菜江どこかへ引越して住居はもぬけの殻に…。保育園で話しを聞くと、福島の実家に帰ったということだったが、調べてみると4年前に離婚した夫は生きており、仕事も辞めていなかったことが判明する。

お金は少しづつでも返すという彼女の言葉を信じていた小原は気落ちし、何も信じられないと落ち込む。ひかりはなんとか小原を慰めようとするが拒絶され、そのまま喧嘩別れしてしまう。

しばらく後、佳菜江に対して新たな動産執行の仕事が舞い込んできた。「同じ轍は踏まない」と意気込む小原。そして執行日。ひかりが長窪の会社に雇われ、執行補助者として姿を表した。

栗橋と行った近所の美味しいラーメン屋で、ひかりはこれまで同じ権利があるにもかかわらず女性が執行官になったことがないことを聞かされ「ざわざわ」し、長窪にも執行相手が女性であることも多いから女性の執行補助者も必要と言われて決意したのだ。

小原はひかりが再び執行に携わってくれることに感激し「ありがとう」と涙を流さんばかりに喜んだ。

二度目の動産執行にも動じない佳菜江に「次にあのようなことをすると、封印等破棄罪で告発します」と告げる小原。そして一か月後の売却日。佳菜江はとうとう諦め、「幸せになりたかっただけなのに」と、育児も家事も参加しない夫との離婚の経緯を話し、借金をしたことを親になじられたことなどを打ち明けた。「税金は何に使われるの。家族のために家事をがんばっている人に何故還元されないの」と訴える佳菜江。小原は佳菜江に役所に相談することを勧め、ひかりは自分も母子家庭に育ったことを話し、「ありがとう」を伝え合うことで家族は幸せになれると伝えた。

後日、執行事務所に顔をだした佳菜江親子は、思い出のあるソファーだけは取り戻すつもりだと明るい笑顔で告げた。

■次回：第5話 あらすじ
ひかりの前に夜逃げしたペットサロンの元社長・上野原美鶴（板谷由夏）が現れた。美鶴は犬とトリマーのマッチングアプリの会社を始めたと話し、その会社にひかりを勧誘する。そんなひかりの元に小原樹から仕事の連絡にやってくる。今回は、「花巻みらいクリニック」院長・花巻健吉（竜雷太）への医療機器の代金未払いによる動産差し押えだ。執行当日、ひかりは健吉の娘で医師の利恵（野波麻帆）とその兄で事務長の康介（松本実）に迎えられ、健吉の自宅客間へ通される。競り売りの最中、健吉と子供達が言い争っているのを目撃したひかりは…。

テレビ朝日「シッコウ！！～犬と私と執行官～ 」は7月4日（火）21時スタート。／出演：伊藤沙莉、中島健人（Sexy Zone）、笠松将、ファーストサマーウイカ、六角精児、菅原大吉、駒井蓮、皆藤空良、中川紅葉、モロ師岡、宮崎美子、板谷由夏、渡辺いっけい、勝村政信、織田裕二ほか。番組公式Twitterアカウントは「@shikkou_tvasahi 」。番組公式Instagramアカウントは「@shikkou_tvasahi 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

◇テレビ朝日「シッコウ！！～犬と私と執行官～」番組公式サイト

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