「らんまん」神木隆之介の研究のため、浜辺美波は八犬伝の本を質屋にいれ、自らも働きにでる!第20週ネタバレと第21週予告

2023年08月18日09時28分ドラマ
©NHK

万太郎(神木隆之介)の植物学者としての人生に大きな影響を与えた田邊(要潤)が亡くなってしまう!NHK連続テレビ小説「らんまん」第21週「ノジギク」(8月21日~8月25日)のあらすじと見どころをご紹介!関連動画は番組公式サイトで公開されている。

日本の植物学の父である言われる牧野富太郎をモデルとした「らんまん」の第20週目が8月14日から放送された。第19週の後半で、万太郎(神木隆之介)は植物が好きな虎鉄(寺田心)と知り合った。虎鉄の学校の先生からも植物の標本が送られてくる。家にいながら、日本全国の植物標本を見聞することが可能となった。



そんな万太郎だが、なんといっても問題は“金”だ。峰屋は潰れ、東大の研究書も使えない今、研究を続け図鑑を出版するためには借金をするしかない。借金に関しては寿恵子(浜辺美波)が実に頼りになった。万太郎の才能を宣伝し、返金を迫り家にやってきて「売り物はあんただ」と寿恵子に迫る磯部(六平直政)になんと追加融資までさせる手腕があった。

久しぶりに万太郎の友達である佑一郎(中村蒼)が長屋にやってきた。仕事で渡米していたが、その先で様々な人種差別に遭遇する。そんな佑一郎が「全く差別なく」植物を愛する萬太郞の姿勢を褒め称えた。

8月21日から放送される第21週では、万太郎の人生に大きな影響を与えた人物の一人、田邊教授(要潤)が亡くなる。小学校中退という学歴しかないにもかかわらずその才能を見抜いて東京大学の研究室を許してくれ、さらに寿恵子との運命を決定する音楽会へも招いてくれた。しかしながら、万太郎のあまりの才能に嫉妬した結果、万太郎を大学から追い出し、苦しい生活へと落としたのも田邊だった。第20週では女学校の校長の座から追い出され、荒れていた。妻・聡子(中田青渚)が毅然と「旦那様のやりたい学問が出来るとき」と励ますと、それまでとは違ってフィールドワークにも力を入れていた。濃い関係のあった田邊の死から万太郎はなにを学ぶのか?さらに、田邊は万太郎に遺書も残している。いったいどんな内容なのか?

また、第21週は万太郎を支える寿恵子が研究資金を得るために叔母・みえ(宮澤エマ)の店で中居を始めることからさらに人脈を広げてゆく。

【第20週(2023/8/14-8/18)ネタバレあらすじ】
虎鉄(寺田心)との出会いをきっかけに、万太郎(神木隆之介)の元には土佐の小学校教師らから植物について尋ねる手紙が届くようになる。小説の出版に成功している堀井丈之助(山脇辰哉)は、広告を出して全国から標本を集めるといいという。そして万太郎の丁寧な対応は全国の植物研究家たちに広まり、全国から続々と標本や手紙が届き始めた。

丈之助は結婚を機に長屋をでていき、福治(池田鉄洋)はゆうと結婚して長屋を引き払う。娘の小春も女中奉公に行き、倉木(大東駿介)一家は社宅へと移っていった。人がいなくなってさみしくなった長屋だが、全国から届く標本を管理するため万太郎は部屋を追加で借りることにした。

それから三年。寿恵子(浜辺美波)は幼い子どもを二人育てながら、お腹に新しい命を授かっていた。ある日、波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)がやってくる。田邊(要潤)の近況を聞くと、校長を2校も兼任していて、さらに政府の仕事をやっているためほとんど大学には来ていないという。波多野たちは新しい論文がのった本を持ってきてくれたが、そこには藤丸が変形菌を研究した論文も載っていた。藤丸はこの論文をもってようやく大学を卒業することになった。

そんな時、借金取りの磯部(六平直政)がやってきた。万太郎の研究費で、借金が膨れ上がっていたのだ。磯部の相手をするのは寿恵子だ。万太郎、波多野、藤丸は息を潜めて待つ。寿恵子は、万太郎の研究が将来性のあるものだと熱弁をふるう。最初は全く信じていなかった磯部だが、最後には万太郎の今後に投資することとして、追加資金をして帰っていくのだった。その様子を質屋(小倉久寛)は驚きながらも見守っていた。

一方、田邊は森有礼(橋本さとし)の暗殺に心を痛めていた。教育改革を試みていた森を失ったことで、女子教育は衰退させられる。田邊が校長をしている女学校も一方的に廃校となってしまった。田邊は失意のあまり、酒に溺れる。

アメリカから帰国した佑一郎(中村蒼)が長屋を訪れ、万太郎と寿恵子は無事の帰国を喜ぶ。佑一郎は、仕事は順調だったが人種差別を目の当たりにしたと話す。万太郎は佑一郎も差別されたのではと心配するが、佑一郎は英語が話せることや土木に関する技術があったためそれほどではなかったというが、英語も話せない人たちがアメリカ人に買われていったという。そして、草花に一切優劣をつけない万太郎の姿を改めてたたえる。次の再会を楽しみにして札幌の大学の教授となる佑一郎を送り出した。

失意の底にいた田邊は、妻・聡子(中田青渚)に背中を押され、植物の研究に本腰を入れるようになる。夏、田邊は学生たちと植物採集旅行へ出かけ、新種かもしれない花と出会う。生き生きと研究する田邊の姿に、大窪(今野浩喜)、波多野、野宮(亀田佳明)も熱を感じていた。同じ頃、虎鉄から万太郎の元に植物標本が届く。それはなんと、田邊が巡り合ったのと同じ花だった。そんな偶然を知らない二人はそれぞれにその植物を新種として発表するために研究に精を出していた。

大学の学長には成れなかったものの田邊は、今後は欧米の学者に頼らず日本人自らが学名を与え発表すると、西洋の植物学者たちに宣言する。それは日本植物学に大きな一歩だった。そして、植物の採取旅行で見つけてきた新種かもしれない花の研究に一層打ち込むようになる。一方、期せずして同じ花と出会った万太郎も研究に没頭する。新種かを見極めるためには果実の標本が必要だが、万太郎は簡単に旅にでることはできない。ついに田邊がそれを手に入れ新種と認定し、「キレンゲショウマ」と名付ける。一歩及ばなかった万太郎だが、田邊を心から祝福する。

しかし田邊は突然、大学の教授の職を追われる。せっかく研究に没頭し始めたところだったが、文部省からの命令は絶対であった。

【第21週(2023/8/21-8/25)あらすじ】
■第101話(月)
大学を離れた田邊(要潤)は聡子(中田青渚)や子供たちと穏やかな日々を過ごしていた。万太郎(神木隆之介)は、日本植物志図譜を十一集まで作り上げたが、未(いま)だ版元は見つからず、槙野家の家計は苦しいまま。寿恵子(浜辺美波)はついに、大切にしていた八犬伝を中尾(小倉久寛)の質屋に入れにいく。その時、ふと目についた新聞記事に衝撃が走って…

■第102話(火)
田邊(要潤)が亡くなったという知らせに、驚きを隠せない万太郎(神木隆之介)、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)。数か月後、長屋へ聡子(中田青渚)がやってくる。田邊の遺言を万太郎に伝えにきたのだった。一方、寿恵子(浜辺美波)は、家計を助けるため、また図鑑を作る夢をかなえるために、久々にみえ(宮澤エマ)に会いに行く。

■第103話(水)
寿恵子(浜辺美波)は、お金の相談をするため、料亭「巳佐登」にいる叔母・みえ(宮澤エマ)を訪ねる。高藤(伊礼彼方)の一件で憤慨していたみえだったが、内心は寿恵子のことをずっと心配していた。みえは、寿恵子にお金を貸す代わりに、料亭で仲居として働かせることにする。早速、店に出ることになった寿恵子。その日は、得意客の岩崎弥之助(皆川猿時)がやってきて…

■第104話(木)
みえ(宮澤エマ)の料亭「巳佐登」に、岩崎弥之助(皆川猿時)や陸軍大佐の恩田(近藤公園)らがやってくる。人気芸者の菊千代(華優希)も呼ばれて大盛り上がり。岩崎は、キクを持ち寄って“菊くらべ”をしようと提案する。一等に選ばれたキクは、岩崎が高値で買い上げると言うのだ。寿恵子(浜辺美波)たち店の者も参加できるとのことだが…。その頃、万太郎(神木隆之介)は寿恵子の八犬伝が質に入れられていたことを知る。

■第105話(金)
寿恵子(浜辺美波)は植物採集へ出かける万太郎(神木隆之介)にキクを探してきてほしいとお願いする。そして迎えた“菊くらべ”当日。みえ(宮澤エマ)や菊千代(華優希)らが持ち寄ったキクを岩崎(皆川猿時)が品評する。華やかなキクが並ぶ中、最後に寿恵子が差し出したのは白くて小さな「ノジギク」。寿恵子は花の魅力を堂々と語り出す。その言葉は岩崎の胸に響いて…

■スタッフ他
脚本:長田育恵
音楽:阿部海太郎
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮﨑あおい
出演:神木隆之介,浜辺美波,前原滉,前原瑞樹,中田青渚,小倉久寛,要潤,皆川猿時,宮澤エマ,遠山俊也,三上真史,ほか

 <総合>(月~土)8時~8時15分/12時45分~13時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)7時30分~7時45分/23時00分~23時30分[再]
   (土)9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「らんまん」番組公式サイト
NHK朝ドラ「らんまん」番組公式Twitter @asadora_nhk
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