堺雅人と二宮和也は血のつながらない兄弟として協力できるか?役所広司の思いとは?「VIVANT」第8話ネタバレと第9話予告
別班の仲間を裏切り、黒須(松坂桃李)に銃を向けても、テントにいる父・ベキ(役所広司)と再会を果たした乃木(堺雅人)!本当にテントの仲間になるのか?TBS、2023年9月3日(日)21時30分から「VIVANT」第9話を79分の拡大で放送する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
この夏最大の話題作と言われる「VIVANT」の第8話が9月3日に放送された。ドラマ冒頭からものすごいシーンが始まった。これまで別班のメンバーとして一緒に山本(迫田孝也)を処刑したり、アリ(山中崇史)を追い詰めて情報を引き出したりしてきた黒須(松坂桃李)に向けて、乃木(堺雅人)が銃を撃つように迫られた。指示を出したのは他でもない、実の父親のベキ(役所広司)。しかし、ノコル(二宮和也)から銃を交換するように言われ、ノコルの銃を使ったことで黒須は一命を取り留めた。その後、別班の情報をすべて開示したり、関連する孤児院の不正を暴いたりしたことでベキの信頼を得ていき、ノコルと同等の扱いをしてもらうところまで上り詰めた。
©TBSノコルの会社で“兄弟”が共にテントのために働くことになり、第8話は幕を閉じたが、ネットの考察が熱くなるような箇所がそこここにあった。まず、乃木は本当に別班の4人を殺しているのかという疑問だ。テントが取引をするはずだったロシア人たちを麻酔銃で眠らせた場所に薫(二階堂ふみ)とジャミーンの写真を置いていたが、そこで公安の野崎(阿部寛)になんらかのメッセージを託したと見られている。これが、別班の4人の死を偽装することを依頼したのではと考えられている。
黒須の命が助かっていることもいろいろ考察されている。もともとテントのメンバーだったのでノコルが助けたという意見もある。さらに乃木が黒須のことを心配しているシーンもある。黒須からは目が離せない。
ノコルは乃木に対して異常なまでに敵対心をもやすが、ベキの命令が絶対なためとりあえず乃木と協力してゆく姿勢を見せているが、9月10日に放送される第9話、「殺す」と低い声でノコルが話すシーンもでてくる。
なお、9月10日は「VIVANT」祭りとして夜19時から緊急生放送を150分SPで放送し、その後の21時30分から79分で第9話を放送する。
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第9話では謎だったベキの壮絶な過去とテントの真の目的が語られる。
■前回:第8話ネタバレあらすじ
乃木(堺雅人)たち別班はテントの会合に潜入し、ノコル(二宮和也)を捕らえる。しかし、乃木は次の瞬間、別班の仲間を次々と狙撃するという衝撃の行動に出た。乃木はノコルに「父親に会わせろ」という。テントのアジトへ連れて行かれると、黒須(松坂桃李)と隣通しの牢に入れられる。そこにベキ(役所広司)がやってきた。
乃木を牢から出した後、黒須の牢に入れ、ベキは自らの銃を渡して、黒須を殺すように言う。本当に別班を裏切ってテントに寝返ったのかを確認するためだ。黒須は自分に銃を向ける乃木にありったけの罵詈雑言を浴びせる。銃を撃とうとしたとき、ノコルは「お父さんの銃を汚すわけにはいかない」と言って、自分の銃で撃つように言う。乃木が銃を放った。しかし、その銃は黒須の顔をかすめ、テントのメンバーが黒須の口につけていた拘束道具のバンドを切っただけだった。ベキは容赦なく、黒須を殺すように額に銃を当てさせる。恐怖に震える黒須に向かって乃木は銃を放った。しかし、弾は込められていなかったため、黒須の命は助かる。
次にノコルは乃木をポリグラフにかける。乃木のこれまでの人生、別班でどのような訓練をしたのか、メンバーについてなど尋ねられるが、ウソを突いたら触れる針は全く動かない。すると、別室でその様子を見ていたベキが自分と別れた時のことを話すように言う。覚えている限りの話をする。そして、日本のジャーナリストに連れて帰ってもらったころには記憶喪失になっていて、自分の名前も覚えていなかった。そのために丹後隼人として生きてきたという。ベキも憂助のその後を探し続けていたが、あくまで“乃木憂助”を探していたため、その存在を確認できなかったのだ。ベキは乃木の持ち物の中に家紋のついた刀を見つけていた。それは乃木家に伝わるものだ。ノコルは不満の表情をみせるも、ベキは自分の指を切りDNA検査のための血液を採った。
そのころ、日本では乃木から薫(二階堂ふみ)宛てに乃木の家の権利証や銀行口座、印鑑などが送られてきていた。乃木はすべて薫とジャミーンで使ってくれと手紙を入れていた。退院したジャミーンは薫に連れられて乃木の家で暮し始める。
DNA検査の結果、99%以上の確立で親子とわかった乃木とベキ。ベキは翌日からテントの中のことを乃木に教え始める。
バトラカ(林泰文)から経営する民間軍事会社や児童養護施設も見学させられる。養護施設では責任者が予算の増額を訴えていた。しかし、ものの重さを絶対に当てられる乃木は子どものための食事に使われている米の量が申告よりも少ないコトに気がつき、責任者の不正を暴いた。
ベキは乃木の能力に満足し、ノコルの会社で働くように言う。そこで帳簿を確認するが、ノコルは非協力的だ。ノコルとベキには血のつながりはない。それでも長年ベキを父として過ごしてきたのに、急にやってきた乃木を自分と同等に扱うことが許せないのだ。
乃木は10年分の帳簿を確認して、テントの収支をみて、テントが得ている収入はテロや犯罪行為を他から請け負っていたことや幹部への分配以外に莫大な金の行き先が土地を購入に消えていたことを知る。それは3年前からだった。
■第9話あらすじ
テントは、テロや犯罪行為を他から請け負うことで収益を得て、その金でバルカ国内の孤児たちを救っていたことが判明した。そんな中、ベキ(役所広司)はノコル(二宮和也)に、ノコルが運営する会社で乃木(堺雅人)を働かせるようにと指示を出す。長年、ベキに使えてきた“息子”のノコルはベキがノコルを自分と同等、それ以上に扱う屈辱を感じていた。血のつながらない“兄弟”の二人はどうする
そして乃木が知ることとなる、父・ベキの過去と、テント誕生の秘密。乃木は本当に別班を裏切っているのか?
TBS 2023年7月16日スタート。毎週日曜日21時放送、「VIVANT」。出演:堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、二宮和也、林遣都、竜星涼、高梨臨、飯沼愛、迫田孝也、山中崇、橋本さとし、小日向文世、井上順、キムラ緑子、濱田岳、林泰文、馬場徹、吉原光夫、河内大和、珠城りょう、坂東彌十郎、林原めぐみほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@TBS_VIVANT」。
◇TBS「VIVANT」番組公式サイト
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