「恋人」第9・10話 パート1最終回! ナムグン・ミン、結婚目前のアン・ウンジンと駆け落ち!?ネタバレあらすじ・みどころ

ナムグン・ミン、アン・ウンジン主演のMBC新金土ドラマ「恋人」が8月4日から放送中。9月1・2日に放送されたパート1最終話である第9・10話のネタバレあらすじと見どころを紹介したい。YouTube公式チャンネルにて予告動画など公開中だ。
韓国「恋人~あの日聞いた花の咲く音~」は、丙子の乱の兵火の最中に繰り広げられる恋人たちの物語と、苦しみの中で希望を見出す人々の物語を描く本格ヒューマン時代劇。
※【「恋人」を2倍楽しむ】では、ドラマの時代背景や実在人物、ネタバレあらすじと見どころ、豆知識など紹介していく。
■キャスト
イ・ジャンヒョン役:ナムグン・ミン
ユ・ギルチェ役:アン・ウンジン
ナム・ヨンジュン役:イ・ハクジュ
キョン・ウネ役:イ・ダイン
リャンウム役:キム・ユヌ
ほか
■第9話あらすじ
ジャンヒョンは捕虜として生き残るため、清に仕えることを選び、逃げようとした捕虜を討つ役目を任されていた。生き恥をさらすようなその姿に、かつての仲間は石を投げ、彼の名を憎しみとともに口にする。しかしジャンヒョンは、生きてギルチェに再び会うという想いだけを胸に、どんな仕打ちにも耐えてきた。
一方ギルチェは、父親の心が壊れてしまい、妹はまだ言葉も戻らない状況で、家を守る責任を背負っていた。厳しい現実の中、ウネ(イ・ダヘ)も母の遺品の韓服を売るなど苦労していた。そんな時に戦争当時命を救ってくれたク・ウォンム(チ・スンヒョン)に偶然会ったギルチェは、鍛冶屋を見て、もう武器を作る必要もないため、器※を作ることを思いつく。
※“ユギ”として紹介された器は「놋그릇=ノックルッ」という銅と錫の合金でできた朝鮮古来の器だ。
最初は相手にされなかったが、盗賊に襲われながらも粘り強く取引を重ね、少しずつ認められていく。そんなギルチェの姿にウォンムは心惹かれ、再び結婚を申し込む。笑顔で断るギルチェにウォンムは「あの方はもう死んだではないですか」というも、彼女の心には未だにジャンヒョンがいたのだった。ギルチェはジャンヒョンを思って涙流した。
一方、捕虜を解放する命が下り、ジャンヒョンはついに朝鮮の地を踏む。ジャンヒョンは先に漢陽に行っているというリャンウム(キム・ユヌ)に、ギルチェに「自分もすぐ漢陽に行く」という伝言を頼む。だが彼が会いたかったギルチェは、婚礼の装束を身にまとい、まさに式の準備をしているところだった。愕然とするジャンヒョン。視線を感じたギルチェが顔を向けると、そこには死んだはずのジャンヒョンが…ふたりの間には、想像もしなかった時間と傷が横たわっていた。
■見どころ
9話視聴率10.6%を記録。これまでにも力強く成長してきたギルチェだったが、本話では家族を養うために新たな商売を始め奮闘するギルチェが描かれた。アン・ウンジンのドラマチックで纎細な演技力が視聴者から高い評価を得ていることは以前からお伝えした通りだが、本話で改めてそれを感じた方も多かった模様。これまで史劇でなかなか見れなかったたくましい女性像が描かれ、「2023年最も注目される女優にのし上がった」「本作品を通じて人生キャラクターを更新」などとネット記事で絶賛されている!
また、ついに朝鮮に戻ることになったジャンヒョン。これまでの辛い日々を乗り越え、ようやくギルチェに会えるとワクワクしてちょっとはしゃいでるようにも見えるその姿がより一層切なく感じる。
■第10話あらすじ
ジャンヒョンを忘れてはいなかったが、最終的に自身や家族を助けてくれるウォンムを選んだギルチェ。そんなことは知らないジャンヒョンは、かつてのギルチェとの約束だったコッシン(韓服用の靴)を携え、ギルチェとの再会を心待ちにしながら戻って来たのだった。
ギルチェの結納の儀式の最中に再会した二人。ジャンヒョンは、激しく彼女を責める。だがギルチェは、「なぜ生きていながら戻らなかったの」と涙ながらに問い返す。二人の間に積もった誤解と痛みが一気に爆発し、想いをぶつけ合う。ギルチェは自分なりにジャンヒョンを信じて待っていたこと、家族を支えるために必死で生きてきたことを語る。ジャンヒョンも、あの戦火の中で生きるために汚名をかぶるしかなかったと告白する。
ジャンヒョンは改めてギルチェに「一緒に行こう」と手を差し伸べるが、ギルチェは「あなたのいない時間をどうやって耐えてきたか分かる?」と答え、涙ながらにその手を取らない。「私は一時も離れずここにいました。毎日あなたを想って待ち続けて」と言ったところでジャンヒョンは「私を想っていた?」とニコッと笑う。これまでもこうして突っぱねてきたギルチェを知っているジャンヒョンは、ついにギルチェの本心を聞けて涙ながらに喜ぶ。そして、ジャンヒョンとギルチェは手を握って走り出す…。
二人は途中の宿で一夜を過ごすことになり、ジャンヒョンは「私の体も心も、心臓もあなたのものです」とギルチェに言う。そこにウネが訪ねて来て、ウォンムが探していると伝え、泣いているギルチェに私に任せてと言う。そして見送るジャンヒョンにギルチェを幸せにしてくださいと伝えるのだった。
しかし翌日、父に最後の挨拶をしてくると姿を消したギルチェは、結局ジャンヒョンの元へ戻ることはなかった。ギルチェは再び普段通りの生活を始め、ウォンムは安堵の笑みを浮かべる。こうして日常生活を送るギルチェを遠くから眺めるジャンヒョン。一筋の涙を流して、その場を去る。
■見どころ
パート1の最終話は自己最高視聴率12.2%で幕を閉じ、「数多くの「恋人廃人」を量産して愛されただけに、パート2に対する期待も熱い」などと早くも10月放送予定のパート2への期待が高まっている。
ジャンヒョンは、リャンウムがギルチェに自分の生存を知らせていなかった事実を知る。リャンウムはジャンヒョンに想いを寄せており、当時ギルチェが婚約していたことや、ジャンヒョンの幸せを思って黙っていたと打ち明ける。しかし視聴者からは「ここできちんと伝わっていれば…」と、もどかしい展開に怒りや涙の声が上がった。やがてジャンヒョンとギルチェは駆け落ち寸前で本心を明かすも、ギルチェは彼を選ばず、「すべてを捨ててついていけるほど信じても恋してもいない」と手紙に綴る。だがその言葉が本心とは思えず、視聴者は二人の再会に望みを託す。
さらにラストには謎の女性役としてイ・チョンアが登場。捕虜を狙う彼女をジャンヒョンが阻止し、二人が向かい合う衝撃のシーンで終了。パート2では新たな展開が予告されている。
◇MBCドラマページ(韓国)
◇YouTube「MBCdrama」
【作品詳細】【「恋人」を2倍楽しむ】