【最終回拡大SP】役所広司が家宝の刀で切り落としたのは堺雅人か?ロープか?「VIVANT」第9話ネタバレと第10話予告

2023年09月11日10時40分ドラマ
©TBS

過酷すぎる人生を歩んできたベキ(役所広司・林遣都)!親子で協力かと思われたその時、日本にいるテントのモニターが乃木(堺雅人)が別班を裏切っていなかったことを伝えてきた!心を許しかけたノコル(二宮和也)は激高!TBS、2023年9月17日(日)21時30分から「VIVANT」最終回・第10話を79分の拡大で放送する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



この夏最大の話題作と言われる「VIVANT」の第9話が9月10日に79分の拡大で放送された。9月17日の第10話をもってこのドラマも終わりを迎えるが、実際は10話以上の話となっている。7月16日の第1話は108分SP、翌週の第2話、第3話も拡大で放送された。そして第9話は79分、ラストの第10話も79分拡大での放送となる。

10日は「VIVANT祭り」と称して、19時から堺雅人、阿部寛、二宮和也など主要メンバーも登場する緊急生放送でトークや裏話などが放送された。本編の放送開始はいつも通りの21時だったが、79分に拡大して、ノゴーン・ベキ(役所広司)が送ってきた人生、そしてテントを作る目的などが描かれた。

ベキの若いころを演じているのが林遣都。これまで乃木(堺雅人)の回想シーンでの登場だったが、今回は公安の刑事としてバルカに潜入したところからを演じた。妻(高梨臨)との過酷でも楽しい生活を送り、憂助が誕生し、バルカの人たちと協力して砂漠を農地化することを成功させていたが、バルカの状況が変わり、追われる身となる。妻と憂助とともに日本の救援ヘリを待ったが、目前で、「指揮官の命令」により裏切られる。その後、憂助は人身売買され、妻は壮絶な拷問の末に死亡した。憂助の行方を捜す中、「死んだ」と思われる情報が入る。そのため、自暴自棄になっていたところ、食べるものもない赤ん坊のノコルと知り合った。運命と感じノコルを息子として育てる。そして、バルカの貧しい子ども達を助けるためにテントを立ち上げた。第9話は林遣都の圧倒的な演技が光った回となった。

最終回の1話前になって、番組公式サイトのトップページに並ぶ相関図の残りの一人だった馬場徹の役が判明した。ノコルの友人であり、一緒にテントが買っている土地の地下に眠るフローライトの発掘権をもつバルカのベレール興産の代表であるゴビという人物だ。

最終回を前に新しい考察材料もでてきてネットはその考察で白熱している。日本にいるテントのモニターは誰なのか?フローライトの情報を流したのは誰なのか?薫やジャミーンの生い立ちは?乃木の中にいるFという存在はどうなるのか?後79分ですべてが解決するのだろうかと心配しながら一週間を待つ視聴者が多い。

■前回:第9話ネタバレあらすじ
テントは、テロや犯罪行為を他から請け負うことで収益を得て、その金でバルカ国内の孤児たちを救っていたことが判明した。そんな中、ベキ(役所広司)はノコル(二宮和也)に、ノコルが運営する会社で乃木(堺雅人)を働かせるようにと指示を出す。長年、ベキに使えてきた“息子”のノコルはベキがノコルを自分と同等、それ以上に扱う屈辱を感じていた。ノコルは乃木が希望しても最近の帳簿しか見せなかったが、ベキはバトラカ(林泰文)に資料を見せるように指示した。そこから、乃木はテントが3年前から二束三文のような土地を買いあさっていることがわかる。ただ、理由はわからなかった。

ある夜、ベキは乃木も食事の席によぶ。乃木のことが信じられず、嫉妬もあり不機嫌そうなノコルもいる。ベキはバトラカの提案で日本を懐かしめるようなものということで赤飯を作っていた。ベキは懐かしがる。ノコルも一瞬笑顔になりかけるが、「まずい」と言う。

翌日、乃木を連れてベキはある場所に連れて行く。そこには大きな地割れがあった。3年前の地震でできた地割れで、孤児院の子どもが落ちてしまった。ノコルが助けに向かった時、そこにフローライトを偶然に発見した。そして、そこらへん一帯の土地を買うことを決めたという。フローライトは半導体に必要な資源で莫大な財産をもたらす。ベキはその金でさらに貧しい子どもを救いたいと考えていた。

残った土地を買うために必要な資金は42億円。バトラカは石油工場の爆破テロを請け負うことを考えていると乃木に話す。乃木は株の信用取引を使ってその資金を捻出してみせるという。株のことをあまり知らないノコルたちに説明し、その作戦を実行する。それには黒須(松坂桃李)の携帯に送られてきている別班の情報が必要となる。乃木は無理矢理顔認証と指紋認証を使って、黒須のスマホを開けた。そして株の信用売りをする。ノコルたちは半信半疑だったが、乃木は強気でせめ、42億の金を捻出した。

乃木はベキにこれまでのことを教えてほしいという。ノコルにも聞かせれば二人がわかりあえるチャンスとなると考えたベキはこれまでのことを話し始めた。

公安の刑事となったベキこと乃木卓(林遣都)は治安悪化しているバルカに潜入するように命を受けた。妻の明美(高梨臨)は理解してついてきてくれた。二人はバルカで農業支援者として生活を始める。砂漠の荒れ地を緑に変えることから「ノゴーン・ベキ=緑の魔術師」と現地の人に呼ばれるようになる。憂助も生まれ、表の人生は充実していた。しかし、憂助が3歳になったころ内線が激化した。ベキが住んでいるところにも武装集団が迫ってきていた。ベキは公安に連絡をしてヘリを手配して逃げようとする。しかし、ヘリは目前でUターンしてしまった。公安の上層部が卓を見捨てたのだ。ベキたちは捕まり、憂助は人身売買され、明美とベキは壮絶な拷問を受ける。明美はそれに耐えきれずになくなった。亡くなる寸前に憂助を見つけ出すことと日本への復讐をベキに頼んだ。

ベキも殺されるところだったが、銃が急所を外れた。ベキが死んだと思った武装集団の一人がバトラカに遺体を始末するようにいったが、ベキが生きていることを知った雑用係のバトラカはベキをこっそり助けてくれた。その後、ベキは憂助を探し回った。やっと「日本人の男の子」がいるという情報を得たのは4年後だった。しかし、その子が死んだことを知り、廃人のようになってしまう。バトラカがなんとか食事をさせようとするが、食事も一切とらない。その時、ベキの食事を狙って子どもが銃を向けた。ベキはパンを差し出したが、力尽きたように子どもが倒れた。そして「弟に」と指さす。そこに赤ん坊のノコルがいた。ノコルを育てることが使命のように感じて、生きる決意をした。

バルカで暮していた家にもどったベキは村の人たちに自衛のために銃の扱いを教える。武装集団を一網打尽した。ピヨ(吉原光夫)はとびきり筋がよかった。護衛の依頼もくるようになる。その時に出会ったのが孤児だったアディエル(Tsaschikher Khatanzorig)だ。ノコルとアディエルを兄弟のように育てた。アディエルはテントに残らなかったが、結婚の時にベキは家をプレゼントした。乃木が砂漠で倒れた時に助けてもらったアディエルの家は乃木が生まれた家でもあった。孤児達を救済するためにテントを作り、資金をえるために危険なこともしている。

乃木はテントの最終目的は日本だと聞かされていた。山本(迫田孝也)もアリ(山中崇)もそう言っていた。そのために別班がテントを壊滅させようとしているのだ。しかし、ベキは否定する。ベキは日本がターゲットとなっているテロの依頼は受けていないという。

ノコルに国土交通大臣から連絡が入った。親友でありベレール興産の代表であるゴビ(馬場徹)とともに会いにゆくと、テントが買った土地にフローライトが眠っていることを知っていた。発掘を阻止しようとする大臣にノコルとゴビは国からの発掘権の証書をみせる。いったんはひきさがった大臣だが、今後、莫大な富を前にして、妨害することは確実だった。ノコルとゴビは乃木が裏切っていると疑った。

その時、テントに日本のモニターから、バルカで乃木が撃ち殺したと思われていた別班の4人が生きていて、日本の病院で治療している映像が送られてきた。ベキは乃木と黒須をロープで吊るし、乃木に「別班の任務出来たのか」と問いただす。乃木の中のもう一人の人格であるFは「言うな」というが、乃木は自分が別班の任務としてやってきたことを認めた。その時、ベキの手にあった刀が振り下ろされた。

■最終回・第10話あらすじ
乃木(堺雅人)が別班を裏切っていなかったことが判明した。乃木に撃たれ、死んだと思われていた別班員たちは急所を外されていて、日本で生きていた。日本にいるテントのモニターが4人が病院にいる様子をベキたちに伝えてきたのだ。

事実を知って激昂するノコル(二宮和也)と、乃木の言葉に刀を抜くベキ(役所広司)。ベキの振り下ろした刀の行方は?

過酷な運命を歩んできた親子が迎えるのはどんな結末なのか?

TBS 2023年7月16日スタート。毎週日曜日21時放送、「VIVANT」。出演:堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、二宮和也、林遣都、竜星涼、高梨臨、飯沼愛、迫田孝也、山中崇、橋本さとし、小日向文世、井上順、キムラ緑子、濱田岳、林泰文、馬場徹、吉原光夫、河内大和、珠城りょう、坂東彌十郎、林原めぐみほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@TBS_VIVANT」。

TBS「VIVANT」番組公式サイト

【2023年夏ドラマ紹介】 【関連記事・各話のあらすじ】