【最終回ネタパレ】「ハヤブサ消防団」“小説”とは違うラストに感動!第9話は最高視聴率10.6%でフィニッシュ!
9月14日(木)に「ハヤブサ消防団」(テレビ朝日 毎週木曜21時)最終回の第9話が放送され、初回視聴率を上回る視聴率10.6%を記録し好フィニッシュとなった。関連動画は番組公式サイトで公開、TELASAで全話配信されている。
「ハヤブサ消防団」は、『半沢直樹』、『下町ロケット』、『陸王』、『七つの会議』、『民王』、『アキラとあきら』、『シャイロックの子供たち』など数々のヒット作を世に送り出し、大旋風を巻き起こしてきたベストセラー作家・池井戸潤の最新作が原作の、山間の小さな集落を舞台に描く戦慄のホラーミステリー。
気になる視聴率は初回から、10.1%、9.4%、7.5%、8.4%、8.8%、9.6%、8.6%、10.1%と推移し、最終回は10.6%と最高視聴率でフィニッシュとなった。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
9月14日に放送された最終回第9話では、皆既日食の日に、彩が教団の“新聖母”になる儀式を行うということが判明。彩を取り戻そうと太郎は作家である自分にしかできない方法で儀式を制止しようとする。
その方法とは、展子の幼馴染である映子から聞かされた、聖母アビゲイルの生涯の真実を彩に知らせることだった。展子が教団の幹部たちによって“聖母”に祀り上げられたことを知らされた彩は、それでも彼らのために聖母になろうとするが…、太郎は嘘で固められた“教団”にユートピアは作れないと説得、大切な彩が、辛そうなのが辛いと話した。
彩にとっても“アビゲイル”よりも大事な人である太郎に説得され、そして、ハヤブサを愛し、その存続を強く願う展子の幻に背中を押された彩は、“アビゲイル教団”の悪事を公表することを決めたのだった。その後、彩は罪を償うために拘置所に…、けれど太郎とは連絡を取っていることも示され、2人の明るい未来は感じられた。
前話で教団側の人間だとされた江西住職、そして教団の人々に守られていた映子の2人が、“普通の人”である展子のために動いていたことが明かされ、SNSには「まさかの映子さんそっちか」、「教団に利用されてただけなのか。辛い」「住職黒幕じゃなかった善人でよかった」といった安堵のコメントが寄せられた。
ドラマ版では、太郎と彩の関係が深まるなど、途中からは原作とは違った展開が続き、原作ファンも最後まで楽しむことができたと高評価。放火と殺人の罪で、首謀者と実行犯は逮捕され、平穏が戻ったハヤブサ。しかし、その一年後。新たな“聖母アビゲイル”が誕生。主題歌『命日』を歌うちゃんみなが妖艶な笑みを浮かべながら「アビーとよんで」と告げるシーンで物語は終演。予告通りの仰天役に、視聴者は「カリスマ性に納得」「ちゃんみなが教祖!?」「まさか、そう来たか」といった声もあがった。
■最終回:第9話 ネタパレあらすじ
随明寺の住職・江西佑空(麿赤兒)が“聖母アビゲイル教団”を受け入れたことにがく然とするハヤブサ消防団のメンバー。しかし、三馬太郎(中村倫也)は、江西がアビゲイル側についているわけではないと見抜く。江西は、幼い頃に別れてしまった不遇の妹・山原展子(小林涼子)への贖罪のため、妹が信仰していた教団を受け入れたのだと明かす。
その矢先、居酒屋「サンカク」の賀来(福田転球)からの情報で、教団が“聖母降臨”の儀式を近々行う予定だと知る。彼らは“聖母アビゲイル”として神格化してきた山原展子の後継者として、新たな聖母を擁立する計画を企てているようだった。太郎は、その“新聖母”こそ、立木彩(川口春奈)だと直感。そして、展子が亡くなったとされる日蝕の日にちなみ、儀式が同じ皆既日食の日に開催されるに違いないと推理する。
ハヤブサ消防団は、儀式を阻止しようと一致団結。急きょ東京から駆けつけた中山田洋(山本耕史)は、これ以上踏み込んでは第二の徳田(岡部たかし)が出てしまうかもしれないと危惧する。太郎は「ハヤブサは僕らハヤブサ分団で守らなければなりません」と宣言。消防団一同も大きくうなずいた。
そんな中、太郎の元に映子(村岡希美)が姿を表した。映子は太郎にある重大な真実を告げる。
そして儀式当日。太郎は作家である自分にしかできないある方法で、彩を止め儀式を制止しようとする。映子から聞かされた展子の真実の生涯を文章に仕立て、彩に読んでもらったのだ。
江西家を一年で追い出され、親戚の家に預けられた展子はそこでも虐待をうけ、成人してからも仕事に恵まれず入退院を繰り返すような毎日だった。そんな展子が、後に“アビゲイル騎士団”の創設メンバーになる若者たちと知り合う。ところが、展子が余命僅かとしった幹部たちは、アビーという展子の愛称を利用し、未来を予知する“聖母アビゲイル”に仕立てたのだ。展子と交流をもっていた映子は、数年前に“アビゲイル騎士団”に入団し、展子が聖母として崇拝されていることを知りショックを受けた。展子に特別な力がなかったこと、そして、聖母になるなど望んでいなかったことを知っていたからだ。
展子が偽聖母だとの知られた教団は、映子を拘束してリンチを加えた。映子は心を閉ざしたふりをしてなんとか逃げ延びていたが、新しい“聖母”に祀り上げられようとしている彩を心配し、太郎に真実を打ち明けに来たのだった。
太郎は彩に、「貴女は特別ではない、普通の人間です」と説得、教団のために聖母になろうとしている彩に、「それなら何故そんな苦しそうなんですか。彩さんは全然救われていない。大切な人がそんな…嫌だ」と訴える。しかし、彩は涙を流しながらも太郎の元に留まらず、信徒たちに聖母としての言葉を伝えるべく、役場の放送室へと向かった。
藤本勘介(満島真之介)、森野洋輔(梶原善)、宮原郁夫(橋本じゅん)、山原賢作(生瀬勝久)らは、儀式を阻止すべく会場で放水を行う準備を進めていた。そして日蝕が始まるころ、町内放送で彩は同胞たちに向けて、自分が“聖母”であると表明し始めたため、あきらめムードに…。
しかし、彩は「長い間我慢の日々を送ってきて、ようやく今日という日を迎えられた。この場所こそがユートピアになる、そう本当は言いたいです。でも真実を伝えなければなりません」と言い、アビゲイル教団がハヤブサ地区で放火を行っていたこと、その実行者が徳田で、浩喜と徳田を殺したのが真鍋だということを明かす。そして、そのことを自分が知っていたことも…。放送を聞いた教徒たちは、“聖母アビゲイル教団”にユートピアを創る資格はないと気づき、散り散りになって行った。
実は彩は、太郎の元を去った後に“聖母アビゲイル”としての展子に会っていた。そして、展子からハヤブサを守ってほしいと告げられたのだ。
太郎が家に戻ると、そこには彩の姿があった。彩の姿を見てホッとしたのも束の間、太郎の家に潜んでいた真鍋が彩に猟銃を向けた。太郎は彩をかばって被弾。駆けつけた賢作も猟銃をもって真鍋と対峙する。「省吾の仇だ」とのど元に銃口を突きつけるが、宮原に「こいつが喜ぶだけだ」と押しとどめられる。意識を失いつつある太郎は、彩の後ろに微笑みを浮かべる展子の幻を見る。
居酒屋「サンカク」で食事をしていた、すべての首謀者である杉森登(浜田信也)は逮捕された。「この世に迷いがあるかぎり、アビゲイルは滅びない」とうすら笑いをうかべながら…。
翌年。太郎は変わらずハヤブサ消防団のメンバーとして日々を営んでいる。小説が売れてベストセラー作家の仲間入りを果たした。江西と映子は展子の遺灰を取り戻すことができ、丘の上で散骨をした。彩は罪を問われて拘置所にいる。
太郎の活躍を喜ぶ中山田のすぐそばで、「アビーと呼んでください」と印象的な女性(ちゃんみな)が新生アビゲイルの“聖母”として信徒の勧誘を行っていた…。
テレビ朝日 木曜ドラマ「ハヤブサ消防団」は2023年7月13日スタート。原作:池井戸潤『ハヤブサ消防団』/主題歌:ちゃんみな『命日』(NO LABEL MUSIC / WARNER MUSIC JAPAN)/出演:中村倫也、川口春奈、満島真之介、古川雄大、岡部たかし、梶原善、橋本じゅん、山本耕史、生瀬勝久 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@hayabusa_ex2023」、番組公式Instagramアカウントは「@hayabusa_ex2023」。PR動画は番組公式サイトで公開されている。
◇「ハヤブサ消防団」番組公式サイト
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