【最終回ネタバレ】「VIVANT」続編はファン次第?堺雅人が涙を流しながら父・役所広司を撃った!第10話
ノゴーン・ベキ(役所広司)を裏切っていたのは元公安の内閣官房副長官(橋爪功)!任務のために父の復讐を止めた乃木(堺雅人)!乃木の任務は続き、続編への期待をもたせてドラマは完結した!TBS「VIVANT」最新話はTVerにて、全話はParaviでは配信中だ。
この夏最大の話題作と言われる「VIVANT」の最終回・第10話が9月17日に79分の拡大で放送された。ビデオリサーチ社調べの世帯での視聴率は11.5%、11.9%、13.8%、13.4%、14.2%、14.3%、14.1%、14.9%、14.9%と回を追う毎に上昇し、最終回にも期待がかかった。その結果は連休明けの19日(火)に発表となる。
9月10日には「VIVANT祭り」と称して堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、二宮和也など主要な出演者も登場して生放送をしたり、17日の放送に向けて、俳優陣がTBSの他番組に多く登場し番宣に奮闘した。その甲斐あってか、配信数も伸び、第1話から第9話の累計無料配信総再生数(TVer・TBS FREE)が、同局ドラマ史上最速で4000万回を突破した(解説放送含む。ビデオリサーチにて算出/集計期間2023年7月16日~9月11日)
そして迎えた最終話で、数々の伏線が回収されドラマは納得のエンディングとなった。乃木(堺雅人)が仲間を裏切っていなかったことをベキ(役所広司)はどこで知っていたかは、視聴者の予想通り、孤児院で米のグラム数まで当てた時だ。そして、乃木がベキを信じたのは“奇跡の少女”であるジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)がベキのことをお父さんのようと話していたのを信じたことだ。人の善悪を一瞬にして見抜けると第1話で父親であるアディエルが言っていたのが伏線だった。
さらに、日本側のモニターは誰なのか?も話題となっていたが、これは公安にいた新庄(竜星涼)だった。あまりにも別班のメンバーを尾行しているときに失敗が続いたために、視聴者からも“怪しい”と思われていたが、その通りとなった。
最終回は前半はフローライトという資源の利権を巡るテントと政府側の攻防戦、後半は捕まったベキの復讐という展開となった。フローライトの利権を巡ってはノコル(二宮和也)が信頼していたゴビ(馬場徹)がテントが土地を買い始めた3年前から裏切っていたことや政府関係者もみなゴビについていたことを乃木は把握し、野崎(阿部寛)に助けてもらって、日本大使の西岡(檀れい)の弱みを握り、西岡にバルカ政府を裏切らせた。野崎は乃木が「スネイプ社」と取引すると言われたことで、裏切り者に見せて裏切っていないというメッセージを受け取っていて、最終的に乃木に味方してくれた。
ベキは汚い仕事をノコルにさせなかったことで、ノコルの会社を残し、フローライトの採掘を行い、その利益を孤児院に使うことを実現させた。
ラストもラスト、ベキが復讐のために内閣官房副長官の上原(橋爪功)を撃とうとしたとき、乃木がベキを撃ってそれを阻止した。ベキは自分と妻の願いが乃木に阻止されるなら本望だとノコルに告げていた。ここで乃木は涙を流しながらベキを抱きしめるが、視聴者は乃木の腕をもっていれば急所をはずすことは簡単と気がついている。果たしてベキは本当に死んでいるのか?ラストにほこらに置かれたまんじゅうは次の指令を指示しているが、続編への期待を抱かせる。
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2023年12月27日に発売となるBlu-ray&DVDを20名、およびノベライズ本を30名にプレゼントする企画が発表されている。詳細は番組公式サイトに掲載されている。
■最終回・第10話ネタバレあらすじ
乃木(堺雅人)が別班を裏切っていなかったことが判明した。乃木に撃たれ、死んだと思われていた別班員たちは急所を外されていて、日本で生きていた。日本にいるテントのモニターが4人が病院にいる様子をベキたちに伝えてきたのだ。
事実を知って激昂するノコル(二宮和也)と、乃木の言葉に刀を抜くベキ(役所広司)。ベキは刀を振り下ろしたが、それは乃木をつるしているロープを切るためだった。孤児院で乃木が見せたグラムまで判断できる特技をみて、ベキは乃木が仲間を裏切ることはしない人間だと判断していた。ベキは上官に裏切られた辛い過去を持つ。そして、黒須(松坂桃李)のことも解放した。黒須がもっている資源開発の知識はこれから役に立つと判断した。
そして、ベキは乃木と黒須に政府にテントのことをリークした人間を突き止めるように言う。ブルーウォーカーの太田(飯沼愛)に情報を探らせると、ゴビ(馬場徹)の秘書が外務大臣に情報を流していたことがわかる。そして調印式でゴビが寝返った。驚くノコルだったが、乃木はそれを予想していた。採掘権を覆す調印をしようとしたが、日本の西岡大使(檀れい)は固まったままだ。実は乃木からの情報をえた野崎(阿部寛)が西岡が政府から金をもらっていたことを知り、西岡の弱みを握った。ただ、テロであるテントをそのままにするわけにはいかない。ベキはバトラカ(林泰文)ピヨ(吉原光夫)とともに野崎に捕まることになる。ただ、ノコルは犯罪からは遠ざけていた。野崎の活躍で西岡は日本側につき、ノコルの会社が日本の会社と協力して採掘することになった。ただ、テントは解散し、ベキたちは捕まった。調印式でベキは政府関係者がこれまで国のために何もしていないことを糾弾する。そしてやってきたチンギス(Barslkhagva Batbold)が外務大臣を逮捕した。チンギスは孤児院出身だった。
テロリストとしてベキ、バトラカ、ピヨの3人は公安に引き渡され、日本の拘置所に入った。しかし、ベキ達は脱走する。それはテントのモニターである新庄(竜星涼)の手引きによるものだった。ベキの目的はただ一つ。自分たち家族を裏切った上官だった内閣官房副長官の上原(橋爪功)への復讐だ。
上原家へ入ったベキだったが、阻止するためにやってきた乃木に狙われる。ベキたちをバルカに潜入させたのは上原個人の判断だった。ベキ達を助けることで、この作戦の失敗が判明すると自分の経歴に傷がつく。そう考えて助けなかった上原をベキは許していない。しかし、日本の長官を撃たせるわけにはいかない乃木は仕方なくベキに銃を放った。ベキたち3人は死亡した。ベキの銃には銃弾は入っていなかった。
ノコルに電話すると、「あなたに撃たれて幸せだったはず」と告げる。それはベキから、殺されるなら息子に殺されたいと聞いていたからだ。墓を建てて良いかと聞くノコルに乃木は「花を手向けるのはもう少し先にする」といった。
野崎は乃木卓が自殺したとしてベキの死を処理した。乃木は久しぶりに薫(二階堂ふみ)に再会することができた。喜んでいる乃木の視線は、ほこらに置かれたまんじゅうを捉えていた。
TBS 2023年7月16日スタート。毎週日曜日21時放送、「VIVANT」。出演:堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、二宮和也、林遣都、竜星涼、高梨臨、飯沼愛、迫田孝也、山中崇、橋本さとし、小日向文世、井上順、キムラ緑子、濱田岳、林泰文、馬場徹、吉原光夫、河内大和、珠城りょう、坂東彌十郎、林原めぐみほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@TBS_VIVANT」。
◇TBS「VIVANT」番組公式サイト
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