「ハンガン警察」第5・6話(最終回)ついに明かされた兄の死の真相!クォン・サンウvsイ・サンイ漢江での死闘
ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」にて、オリジナル韓国ドラマ「ハンガン警察」が(全6話)第5話と第6話(最終回)のあらすじ見どこををご紹介。(ネタバレ)
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】
「ハンガン警察」は、ソウルの象徴的な河川、漢江(ハンガン)を舞台に、河川専門の警察部隊の奮闘を描いたクライム・アクション・コメディだ。
●各話のあらすじ:1-2話、3-4話、5-6(最終回)
■キャスト
ハン・ドゥジン役:クォン・サンウ
イ・チュンソク役:キム・ヒウォン
ト・ナヒ役:ペ・ダビン
キム・ジス役:シン・ヒョンスン
ペク・チョル役:パク・ホサン
ゴウ・ギソク役:イ・サンイ
ほか
■第5話
ドゥジン(クォン・サンウ)は車に薬を忘れた兄嫁ウンスク(ハン・ジヘ)に薬を届けるために彼女の家に戻る。そこにはギソク(イ・サンイ)の手下たちが、チョル(パク・ホサン)の甥ジュンと妹ウンスクを拉致しようと潜んでいた。ドゥジンが路駐しているギソクの手下を見かけて格闘し、その車に乗り込んだとき別の1台が車に激突してくる。車は大破しトランクからウンスクが見つかった。ジュンは連れ去られた後だった。
ナヒ(ペ・ダビン)は、刑事ジョンチャン(リュ・ヨンソク)に疑念を抱く。その頃ジョンチャンは、ジュンの病室に潜入した男たちを捕まえた後、病院から防犯カメラのハードディスクを強引に押収。男たちにギソクの命令だと認めさせると、ヒョンミン(ナム・テク)に2人の始末を任せた。
ドゥジンとチュンソク(キム・ヒウォン)は、ウンスクから夫ウォンジン(チョ・ドンヒョク)亡きあと、チョルがジュンの手術費など経済的に支えてきてくれたと伝える。その金額は真っ当な仕事では到底手に入れられない。これでジュンの誘拐がチョルを従わせるためだと分かった
ドゥジンに頼まれてウンスクの警護をするナヒ(ペ・ダビン)は、ドゥジンがウォンジンの墓参りやジュンの病院に始終通っていたと伝える。実は、ウンスクは夫亡きあと、ドゥジンの態度が冷たくなり自分たちを家族と見ていないと思っていたのだ。ドゥジンへの誤解を解いたウンスクは、ナヒに捜査に戻ってジュンと兄を助けてほしいと頼む。
ヒョソン(ソ・ヨンヒ)の店にいたチョルは、ギソクからジュンの誘拐を告げられ駆けつけようとするが、そこにナヒがやってくる。出ていくチョルを止めようして格闘になったウンスクだが、チョルに気絶させられてしまう。
そのころ金(きん)の密売ルートを調べていたジョンチャンは金の闇取引の女帝チェマダムにたどり着く。マダムに「ファンの金塊はクルーズ船を使った完璧な密輸ルートで成功したが、途中のトラブルで一部揃っていない。ファンが漢江開発計画のために現金を必要としていて、マダムと取引するしかない。それを利用して彼の密輸ルートをマダムのものにしては」とアドバイスする。そこに噂のファン会長が姿を見せる。
一方、チョルの金塊に追跡装置を仕込んでいたドゥジンは彼らを待ち伏せし格闘の末にチョルに手錠をかけた。チョルはドゥジンの兄ウォンジンが死に至った理由を話す。ウォンジンは優秀な刑事だったが息子ジュンの病気のために大金が必要となり、やむなく密輸を繰り返していた。それをチョルが知り止めたがやめなかった。最後の密輸と約束してチョルが手伝った日。ウォンジンはほぼ空の状態の酸素ボンベで潜水し金を取ってきたが、そのまま息を引き取ったのだった。実はウォンジンが密輸していたことはみんな気づいていた。ドゥジンはチョルがそれを手伝ったことが許せなかったのだ。
チュンソクはジュン救出のためにジョンチャンに支援を頼むが、チェマダムたちと会っていたジョンチャンはこれを断る。ジョンチャンはファン会長にジソクが何もかも台無しにし、警察も動いていると教える。焦るファン会長にチェマダムは、クルーズ船を使った密輸ルートをギソクと共に譲れと迫る。
一方チョルはジュンを救出したら自首するからと、ドゥジンの隙をついて逃げる。
■第6話
意識が戻ったナヒはヒョソンの恋人がチョルだと納得し、元刑事で悪に手を染めているとなじる。実は、ウォンジン亡き後、金塊を探してジソクの手下がウンスクを襲った。チョルはジソクに金塊を返し、ウォンジンの代わりを務めるから妹に手を出すなと約束したのだった。
チョルが追跡装置をそのままにしていたことから、密売の現場を抑えてほしいという彼の真意をくみ取りドゥジンたちは追跡装置が示す場所へ。
雨水ポンプ場に乗り込んだチョルはジュンの無事を確認するが、すぐに乱闘になる。ドゥジン、チュンソク、ジス(シン・ヒョンスン)が応援に駆け付け、ドゥジンとチョルはお互いを守りながら戦う中、ナイフで刺されそうになったドゥジンをチョルが身を挺して守った。
そこにやっとジョンチャンが大勢の警官たちを引き連れやって来て一味を制圧する。ジョンチャンが車でジソクを連行しようとしたとき、ドゥジンが無理に乗り込む。走りだした車の中、ジョンチャンは銃を取り出し「正しいことをする」とジソクに向ける。法に則れと力づくでドゥジンが止め、ヒョンミンがハンドルを切り損ねて大事故を起こしてしまう。
何とか車から出たドゥジンは、ギソク、ヒョンミンを助け出しジョンチャン救出に手間取っている間に、ギソクはヒョンミンを殺害して金を持って逃走。
ジョンチャンが自分に銃を向けたことで叔父ファン会長が自分を見捨てたと察したジソクは、会長と共にチェマダムがよこした悪徳刑事を殺害した。
チェマダムとの取引の場に現れたギソクは、今後は自分が会長を務めると話す。子飼いの悪徳刑事がジソクに殺られたと察したマダムは、ジソクとの取引を断る。興奮したジソクがマダムの部下を次々と殺害。なおも取引を迫るジソクを振り切ってマダムはビルの外へ。破れかぶれになったジソクは部下たちを皆殺しにして金を持って逃走する。
応援に駆け付けた警官たちに後を任せてドゥジンは、モーターボートで漢江を走るギソクの後を追う。ジソクのボートに飛び移ったドゥジンはジソクに銛(もり)で撃たれながらも死闘を繰り広げ、とうとう2人は漢江に沈んでしまう。
ニュースでは、漢江で金を密輸していた組織が逮捕され、その金額は約800億ウォンにも上ると報じていた。組織に手を貸していた市長らも取り調べを受けることに。ドゥジンたちの捜査を止めながらも最後に応援を出してくれた署長(ソン・ドンイル)が、得意満面で記者からの取材を受ける様子も映し出された。
病室でこのニュースを見たドゥジンは、自分を助けてくれたのがいつも泳げないからと水中捜査を拒否していた上司チュンソクだと聞き信じられない。
見舞いに来たウンソクはドゥジンに感謝を伝え、ドゥジンは無事に取り戻したジュンを力いっぱい抱きしめた。一方ヒョソンはベッドに手錠で繋がれたチョルを見舞い、「待ってくれるか」という問いかけに、いたずらっぽく首を横に振りながらも、「すまない」と謝るチョルンへ愛溢れる眼差しを向けた。
今回の活躍でチュンソク警部補は警部に、ドゥジン巡査部長は警部補に、ジス巡査長を巡査部長に昇進した。今日も漢江の安全は彼らが守るのだった。
■5-6話見どころ
最終の2話はアクションにつぐアクション。ラストは「ハンガン警察」らしく漢江でのドゥジンとジソクの熾烈な戦いが続いた。ジスクを演じたイ・サンイは「ブラッドハウンド」とは違う破れかぶれのアクションや、彼史上最悪のキャラクターを熱演した。
また初回から最終回まで寡黙、かつクォン・サンウ扮するドゥジンも敵わない腕っぷしの強いチョル。演じたのは「刑務所のルールブック」の舌っ足らずの受刑者や「マイ・ディア・ミスター」で愛すべき3兄弟のダメ長男サンフンを演じたパク・ホサン。演技幅の広さにただただ驚かされた。険悪な仲のドゥジンに彼が唯一笑顔を見せるのは、ドゥジンを守って腹部を刺されたとき。ドゥジンが「ありがとう」とわだかまりを解いてくれた瞬間。また、ヒョソンとの大人のロマンスもお見逃しなく。ヒョソンを演じたソ・ヨンヒとパク・ホサンは、「コーヒー飲みましょうか?」でも穏やかな大人のロマンスを展開している。
一方、初回からナヒの熱烈アプローチを軽くいなしてきたドゥジン。演じたクォン・サンウは愛情表現が下手な役回り。そんな彼がたまに見せるナヒへの気遣いや、最終回ラスト、昇進したハンガンチーム3人をパトロール船でナヒが出迎える場面。ジスのナヒへのアプローチに「ふざけるな!だめだ!」と怒鳴りつけ、ナヒが自分のものだとアピールするドゥジンの姿が愛おしい。ナヒ役のぺ・ダビンは「ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~」のぺ・ダビンはロングヘア―をショートにし、長手足でアクションも披露。警察の制服を最高に素敵に着こなしたジス役のジスを演じたシン・ヒョンスンは「流れ星」で新人マネジャーを演じたシン・ヒョンスン。
一方、ジョンチャン(リュ・ヨンソク)のキャラクターが今一つはっきりしなかったことと、第5話冒頭の格闘のシーンで、大破した車はギソクの手下の車のはずだが、チュンソクが「署長の車!」と叫んでいたのが気になる。
とはいえ豪華キャストの共演と演技とスピーディーな展開で最終回まで大いに楽しんだ本作。ジソクがどうなったのかも気になり続編を期待したい。
◇韓国ドラマ『ハンガン警察』|ティザー予告
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