「ヒップタッチの女王」第15話、“ソヌ”スホの命がけの証拠で連続殺人犯逮捕だが…視聴率が大幅下落の訳は?
9月30日放送のJTBCの土日ドラマ「ヒップタッチの女王」では、連続殺人犯と疑われたソヌ(スホ/EXO)の命がけの証拠のお陰で犯人逮捕に至ったが、イェブン(ハン・ジミン)の大事な人に危機が迫った!Netflixでも独占配信開始した第15話のあらすじとみどころ、視聴率をご紹介。<ネタバレあり>
ニールセンコリアによると前回10%台まで数字を伸ばした視聴率が、最終回前話で全国6.4%、首都圏7.1%と大きく数字を落した。これは韓国で15話と最終回の16話の放送内容が19歳以上向けと指定されたのに加え、秋夕(旧盆)で帰省など、家族で過ごす人が大半のため、普段リアルタイムで観ている視聴者も逃したためだろう。初回からコミカル演技で笑わせてきた霊媒師ジョベを演じたパク・ヒョックォンのサイコパス演技に視聴者を震え上がらせた。
なお、Netflixでは本作の視聴対象を全話に渡って韓国では19歳上、日本では16歳以上としている。
●【Netflixシリーズ韓国ドラマ】【2023年配信ドラマ/映画、他】
■キャスト
獣医ポン・イェブン役:ハン・ジミン
刑事ムン・ジャンヨル役:イ・ミンギ
コンビニ店員キム・ソヌ役:スホ/EXO
▼イェブン関係
親友ペ・オッキ役:チュ・ミンギョン
祖父チョン・ウィファン院長役:ヤン・ジェソン
叔母チョン・ヒョノク役:パク・ソンヨン
▼ムジン警察署強力班
班長ウォン・ジョンムク役:キム・ヒウォン
刑事ナ・ミラン役:チョン・イラン
刑事ペ・ドッキ役:チョ・ミングク
ほか
■第15話あらすじ
ソヌ(スホ/EXO)を失ったイェブンは悲しみに打ちのめされ、ジャンヨルのことも信じられなくなった。ジャンヨルもまた最後まで彼を疑ったことへの罪悪感にさいなまれる。
イェブンが参考人聴取を受ける。2度まで犯人と遭遇したのは彼女だけ。しかもこれまでの彼女の不審行動を広域捜査隊の刑事が怪しむ。そこにジャンヨルが飛び込んできて事情説明しようとするが、広捜の刑事はジョンヨルの無能さが被害者を増やしたと言い、ジャンヨルは思わず暴力をふるってしまう。
一方、ソヌの工房では霊媒師ジョンベ(パク・ヒョックォン)が頭から血を流して倒れていた。ソヌが殺害されたと聞いたジョンベは号泣し、心配してくれるムジンの住民たちに葬儀は自分がすると話す。
一人で犯人を捕まえる覚悟のジャンヨルの元にウォン班長(キム・ヒウォン)、ミラン刑事(チョン・イラン)、ドッキ刑事(チョ・ミングク)が一緒に捜査をすると集まる。ジャンヨルはグァンシク(パク・ノシク)が語ったブラック画面のトリックについて考える。国家捜にあるソヌの携帯にヒントがないかと考えるが、暗証番号が分からず手が出せない。
ところがミランから借りた車の濃いスモークからジャンヨルはブラック画面のトリックはサングラスと見破った。犯人はイェブンに見抜かれないために目をつぶる代わりにサングラスをかけたのだ。だからチャ議員(イ・スンジュン)殺害で犯人が急所を確実にねらえたのだ。ところが入ってきたチョン院長(ヤン・ジェソン)が電気をつけたために目を閉じて電気を消した。これでスイッチの横に血がついていたこともつじつまが合う。グァンシクもこれに気が付いたのだ。
イェブンにトリックを知らせるが、イェブンにとってはもうどうでもいいこと。「ジャンヨルさんが疑った人は犯人でなく、みんな死んだ。超能力などなかった方が良かった。ジャンヨルさんに会わなければ良かった」と責め立てる。イェブンはジャンヨルを擁護するオッキ(チュ・ミョンギョン)にまで絶交を言い渡す。それでも彼女は遠くからイェブンを見守っていた。
イェブンは、ソヌのために供えて貰おうと靴を持ってジェンベの家へ。ところが振り向いたジョジョンベがサングラスをかけていたのを見て、彼が犯人だと気づいた。そして彼のお尻に触れたときソヌ殺害時の映像が見えた。「これでわかったか?これのせいで苦労したんだろう」とサングラスをつまむジョンベ。イェブンがこっそり録音しようとするが彼女の目をサイコメトリーしたジョンベに気づかれてしまう。彼の超能力は目だった。
ソヌは、ジョンベが犯人だと知っていた。殺されるなかでもイェブンに伝えようとアラビア語でパスワードを伝え、ジョンベが犯人と特定できる会話を携帯に残した。
ジョンベは彼の賢さが死を招いたとうそぶく。ソヌはジョンベと目を合わさずにいたが、イェブンに伝えようと工房に呼んだとき、彼女の後ろに立つジョンベに記憶を読み取られてしまった。殺されると分かっていたのにソヌが逃げなかったのはイェブンを守るためだった。ジョンベは「凶器がない以上、警察には話しても信じてもらえない。だが、チョン院長を殺したのは予定外だったのでお詫びのためにもお前を殺しはしない。だから、おとなしくしているように」と不敵な笑みを浮かべてイェブンに忠告する。
ジョンベはその後イェブンを監視する。イェブンはジャンヨルを冷たくあしらうが「ジョンベが犯人であること、ソヌの携帯番号のパスワード」をメモにしてそっと渡していた。これによりジョンベは逮捕された。
イェブンとジャンヨルはソヌの遺骨を海に散骨し、天国のソヌに謝罪する。深く後悔するジャンヨルの背中を優しくトントンしてやるイェブンは、ジャンヨルに怒りをぶつけたことを謝り、自分もまたソヌを疑ってしまったと話す。犯人逮捕が遅れたたせいで、被害者を増やしてしまったと自分を責めるジャンヨルは、これからはことあるごとにソヌを思い出し生涯苦しむだろうと後悔する。
連行されたジョンベは、ジャンヨルにしか話さないと口をつぐむ。現れたジャンヨルに、霊物はイェブンたちが触れていた牛だったと教える。流星群が落ちた日、彼は牛と目が合って超能力を身につけた。そして海外で浮気をしていた妻を最初に殺害した。ジャンヨルに殺人の動機を聞かれたジョンベは「ただ殺害することが面白かった」と答えた。
ジェンベは「まだ最後の一手が残っている。釈放しなければまた1人死ぬ」と言う。すぐに親しい人の居所を確かめるとオッキの姿がなかった。実は、ジョンベは死に際のソヌがアラビア語で何かつぶやいたのを聞き逃さなかった。意味は分からないが、逮捕されたときの保険としてオッキを誘拐していたのだ。
取調室に駆け込んだイェブンはジョンベの尻に触れる。オッキを気絶させ車でどこかに入れていく様子が見えた。記憶の中のジョンベは「ヒントはここまで」と目を閉じた。目の前のジョンベは「俺を釈放してくれ。そうすればバン・オッキは生きる」と…。
■見どころ、感想
最終回前話ではソヌの死にパニック状態になるイェブン、最後までソヌを疑い多くの被害者を出してしまったことへのジャンヨルの苦悩、そしてついに連続殺人犯、ジョンベが逮捕されたが、事件は解決とならなかった。
また命懸けで犯人逮捕の証拠を残したソヌ。彼がアラビア語で伝えた携帯のパスワードはイェブンの誕生日だった。彼が本当にイェブンのことが好きで彼女を最後まで守ろうとした純愛も悲しく描かれ、視聴者の名涙を誘った。
ソヌに血がついていたことやジョンベが犯人という展開は前回考察で筆者が予想した通りだったが、気になるのは流星群が落ちた日。ジョンベの前には確かにソヌの姿があったはず。ソヌにも超能力はあっただろうか?
さあ、イェブンは無二の親友オッキを救うことができるのか?最終回は今夜10月1日22時30分からJTBCで放送予定。その後、NETFLIXにて独占配信される。気になる予告配下のページで視聴できる。
◇Youtube[16회 예고]
JTBC土日ドラマ「ヒップタッチの女王」第15話は30日22時30分から放送。その後、Netflixで独占配信開始する。
◇JTBC「힙하게」番組HP
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