NHK海外ドラマ「DOC2 あすへのカルテ」アルバの母も犠牲者に…第3話“挑戦”ネタバレと第4話“選択”予告

2023年10月02日11時30分 
(2023年10月02日11時41分 更新)
ドラマ
NHK番組サイトより

10月1日(日)23時より「DOC(ドック)2あすへのカルテ」第3話“挑戦”がNHK総合にて放送され、アルバは母ファブリツィア・マルテッリ外科医長との長年の確執を解消したのだが、マルテッリは帰らぬ人に…。10月8日に放送される第4話“選択”でアンドレアは医師生命をかけて医長復帰テストに挑戦!NHK番組公式サイトで予告動画やまとめ動画が公開中だ。



「DOC(ドック)あすへのカルテ」は、イタリア初の医療系ヒューマンドラマ。12年間の記憶を失ったエリート医師・アンドレアの愛と再生が描かれた感動の物語だ。※シーズン1の振り返りはこちら⇒シーズン1各話ネタバレあらすじ

10月1日に放送された第3話では、コロナパンデミック下の数カ月間に起こった出来事が少しづつ明らかになってきた。ウイルス陽性で重篤な状態だったジュリアは少しづつ持ち直してはいたものの、胎児の命は危険な状態…。緊急事態の病院内では患者の治療の優先順位や感染リスクを犯してしまった医師の隔離など、ベッド不足や医師不足の問題が山積み。

外科医長である母親と確執のあったアルバは、その母がコロナ感染し看病するうちに和解。これからはやっと2人が互いに良い関係を築いていくことができると安堵したのも束の間、アルバは母親の死に直面してしまう。パンデミック時から解除後までアルバが病院に不在だったのは、自身の感染と母の死があったからだった。

そんな中、ロレンツォが発熱していたにも関わらず三日も病院で働いていたことが判明する。その事実を知ったアンドレアは直ちにロレンツォを自宅に返すが…再度入院してきたロレンツォは瀕死の重体で…。今回もアンドレアがロレンツォの酸素タンクのバルブを閉めるシーンが登場した。アンドレアがゼロ感染者であるロレンツォに憤りを感じていることが見せる悪夢なのか、本当にアンドレアがロレンツォを故意に死に至らしめたのか…。謎は深まるばかり。

10月8日に放送される第4話では、チェチーリアの思惑を知ったアンドレアが、一度は諦めた医長復帰をめざし試験を受けることに。その試験はただ医長復帰のためのものではなく、アンドレアの医師としての資格を賭けた重大なテストだ。チェチーリアや事務長たちがどんな罠をしかけてくるかわからない。一方、想いを寄せていたリッカルドに振られてしまい傷心のカロリーナは、アンドレアが医長に復帰したら、以前の厳格で他人を寄せつけない父に戻ってしまうのではという新たな不安に襲われ…。

■前回:第3話「挑戦」ネタバレあらすじ
2 型糖尿病を患う肥満男性のカルミネは、甘いものを大量に食べてしまう習慣から抜け出せず、これまで何度も昏睡状態に陥っていた。今回も誕生日を祝うために妻が作ったケーキをこっそり食べた後、糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)を発症して入院。妻のアレッシアは、カルミネが元麻薬中毒者で、薬物中毒を克服することができたが、彼の依存症が薬物から食べ物に変わったのだと話す。元はスリムな体形だったが、食事に依存するうちに肥満になり糖尿病にになってしまったのだ。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックの間に起きた出来事への調査が開始された。アニェーゼは医院長を解任されて医師として病棟に戻り、代わりに事務長だったカルーソとチェチーリア・テデスキが、スタッフたちから当時起こったミスについて聴取することになった。

スタッフたちに行われた尋問によって、パンデミックの最初の数日間に何が起こっていたかがフラッシュバックされる。前代未聞の緊急事態に対処するため、新型コロナウイルス専用の部門に転換された内科。スタッフは全員保護具を身にまとい膨大な数の入院患者との戦っている。ウイルス検査で陽性反応が出たジュリアは、重篤な状態で集中治療室に入院し、子供の命が危うい状況だ。

医療物資とベッドが不足し、ロレンツォは合理化を進めて同じ臨床症状を持つ若い患者を優先しようとするが、アンドレアは、誰の治療を優先するかを選択しなければならないという考えに反対する。そんな中アンドレアはロレンツォが熱を出していることに気づき、彼をすぐに自宅に返すことになり、アンドレアは最上級の医師として内科部門を調整する仕事を引き受けることになった。ロレンツォは熱があるとわかっていながら3日間病棟で働いていたことを認め、ジュリアにコロナを感染させたのは自分ではないかと思い悩むことに。

一方、アルバの母親でもある外科部長のファブリツィア・マルテッリ医師もウイルス陽性となり、自宅で自主隔離となった。アルバが母の病状を見に行くが、動揺したのか手順を間違えてしまい、感染拡大を防ぐために母親の家で自主隔離することになった。アルバは母を看病するうちに、母がずっと自分を想っていてくれたことを知り、わだかまりのあった2人の関係は改善される。しかし、ファブリッツィアの症状は悪化し救急車でアンブロジアーノ総合病院に搬送されるが、搬送先を間違えられてしまったため処置が遅れ、ファブリッツィアは帰らぬ人となった。

コロナパンデミック時、カロリーナは政府の要求に応じて国家試験なしで医師として働くこと資格を得、緊急事態に対処するために救急外来に割り当てられ、すぐに実戦に駆り出されることになった。リッカルドはカロリーナをサポートし2人は強いチーム力を発揮、カロリーナは次第にリッカルドに惹かれていった。しかしリッカルドは自分にとって大切な女性はアルバだと告げ、カロリーナは振られてしまう。

そして場面は現在に戻り。糖尿病患者のカルミネがまたも昏睡状態に陥る。しかし、今回は低血糖によって起こったことが判明、カルミネは肥満を解消しようと勝手に絶食していたため低血糖に陥っていた。アンドレアは、カルミネに人生を変えて病気打ち勝つために“挑戦”するよう説得する。チェスコーニ医師の案で胃バイパス手術が計画され、カルミネは手術を受けることを受け入れた。

カルーソ事務長から医長に戻るためには医師の資格を賭けた資格試験に挑戦しなければならないと告げられたアンドレアは、望みの薄い試験(何故ならその試験はアンドレアを追放するために用意されたものだから)に挑戦するよりも、このまま医師として働くことを選択する。

母の喪に服していたアルバが内科に戻ってきた。アルバの復帰をレッドカーペットで迎えるリッカルド。仲睦まじい様子の2人を複雑な表情でみつめるカロリーナ。パニック障害を患うようになったガブリエルは心理士の治療を受け始める。
チェチーリアが内科をなくそうとしていることに気が付いたアンドレアは、ジュリアとエンリコが止めるのも聞かずに医師生命を賭けたテストに挑むことを決意する。

■次回:第4話「挑戦」あらすじ
ウィンブルドン・ジュニアで優勝したルドヴィコが、手の痛みや幻覚、吐き気の症状を訴えてアンブロジアーノ総合病院に来る。プレッシャーからの心身症も疑われたが、アンドレアは彼と会話を重ね原因を探ろうとする。その一方で、エンリコからは医長復帰のための適性テストを渡され、前もって答えをきちんと考えておくように言われる。

■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)ロレンツォ・エリーザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
カロリーナ・フィンティ:ベアトリーチェ・グランノ(声:廣田悠美)
チェチーリア・テデスキ:アリーチェ・アルクーリ(声:小林ゆう)
ダミアーノ・チェスコーニ:マルコ・ロセッティ(声:高橋広樹)
テレーザ・マラルディ:エリーザ・ディ・エウザニオ(声:斉藤あんり)
ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)ほか

原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2022年 イタリア

【放送予定】 総合 毎週日曜23時 2023年9月17日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]

NHK「DOC(ドック)2あすへのカルテ」番組情報サイト
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YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」吹替版予告編 
YouTube「DOC(ドック)あすへのカルテ」字幕版2分30秒予告編