「赤い袖先」(全27話)第5-6話:ジュノ、イ・セヨンに世孫だとバレてしまう!ネタバレ、豆知識、画像

08月21日08時30分音楽
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ジュノ(2PM)とイ・セヨンが共演したアジア中に空前の“袖先”シンドロームを巻き起こした切ないラブ史劇「赤い袖先」(全27話)BSフジ【182ch】で8月22日から放送の第5話、第6話のあらすじと見どころ、豆知識など紹介。日本公式サイトとYoutubeで日本版トレーラーが公開中だ。

※182chの視聴方法は、BSフジにチャンネルを合わせてリモコンの「赤ボタン」を押す。

「赤い袖先」は1700年代の朝鮮を舞台に、自分が選択した人生を守ろうとする女官ソン・ドクイムと、愛より国を優先する帝王世孫イ・サンの切ない宮中ロマンスを描く。【「赤い袖先」を2倍楽しむ】では時代背景や見どころ、韓国での評判、キャストの魅力などまとめて紹介している。あらすじも17話版と27話版のネタバレありとなしを用意している。



■キャスト押さえておくべきキャストと登場人物13名を紹介
イ・サン役:イ・ジュノ(2PM)
ソン・ドギム役:イ・セヨン
ホン・ドクノ役:カン・フン
英祖役:イ・ドクファ
提調尚宮チョ氏役:パク・ジヨン
ソ尚宮役:チャン・ヘジン
 ほか

【第5話あらすじと豆知識
兄の身を案じた妹のチョンヨン公主とチョンソン公主は英祖が好きな小説を献上してサンの許しを請おうとし、それを聞いたドクイムは徹夜で筆写を仕上げる。しかし、妹たちは英祖の命令で門前払いを食らい、代わりにドクイムが英祖のもとへ。

彼女の美しい書体に機嫌を良くした英祖はドクイムに1両を渡し、望みを聞いてやるというが、サンを許すよう口走ったドクイムの言葉に機嫌を損ねて本を破り捨て、死ぬ前に望みだけは聞いてやると持ちかける。これまで兄の為にお金を貯めてきた事を明かして窮地を切り抜けたドクイム。英祖の言葉はただの脅しだったがドクイムはショックのあまり倒れ込んでしまう…。

※後に宜嬪(ウィビン)成(ソン)氏となるドクイムがチョンヨン(清衍)公主、チョンソン(清璿)公主らと共に小説『郭張両門録』を筆写したというエピソードは1773年の記録に残された史実に基づいている。 ※和平(ファピョン)翁主(オンジュ)(1727年生~1748年没):英祖と暎嬪(ヨンビン)李氏の長女。英祖がドクイムに似ているといった。

その夜、英祖はサンを龍の絵で囲み厳しい言葉で叱責した上で、本当の怒りはサンが命を落とす危険な行動を取ったからだと優しく抱きしめる。その頃、左議政に呼び出されたドンノは「罪人の子は王にはなれない」という匿名書が左議政の仕業で背後に黒幕がいると確信する。

英祖の許しが出たと知り喜ぶドギムだったが、池のほとりで世孫の顔を見てサンの正体が世孫だと知ったドギムは騙されていた事に不快感を示し、友たちを誘って石投げで腹いせする。

そんな中、間もなく行われる笄礼式をもって正式に内人として東宮殿で働く事でサンと顔を会わせる事になると気づくと複雑な心境になる。

※内人:宮女の中でも実際に王宮の中で働く女官たちの総称。内命婦(ネミョンブ)とも呼ばれる。 ※笄礼式(キョレシク):幼くして王宮に入った女官見習い(センガクシ)が15年の見習い期間を経て内人になる。

その頃、サンが側近のみを集めた会議でサンの王位継承に否定的な匿名書の差出人について議論される中、虎狩りに加担した翊衛司の中に自らを狙う者がいたというサンはその正体を探るよう命じる。

※翊衛司(イグィサ):日本の防衛省にあたる“兵曹”所属の世子や世孫専属の護衛。詳しくはコチラで。

書庫での最後の仕事を終えたドクイムの前に現れたサン。自分をからかう為に身分を偽ったと誤解して責めるドクイムに対して身分を気にせずに自由な発言をするよう半刻(約1時間)時間を与えたサン。世孫であっても過ちを犯したら謝る心を持つべきだと、ドギムに痛いところを突かれたサンは「これまでを無かった事にして二度と顔を見せるな」と去っていく。



■見どころ
イ・サンの廃位を望むファワン翁主が取引を求めた左議政、そして彼と裏で結託しているのが宮女たちを束ねる提調尚宮チョ氏(パク・チヨン)と次々に明かされ、サンを陥れようとする勢力の存在が明るみになってきた。提調尚宮チョ氏がドクイムを気に入って東宮に仕えさせようとするのには何か思惑がありそうだ。

サンに忠誠を誓う兼司書のドンノも左議政の裏に別の勢力があると気づき、妹をサンに嫁がせて実権を握ろうとしているのではないかと取れる発言をする。サンやドギムにとっては信頼のおける人物の裏の表情に今後の展開が期待できる。

サンの事を嫌味な人間だと思いつつも、英祖の許しを得ようと奔走し、許しが出たと知って書庫に向かうドクイムの感情が恋の芽生えを感じさせるが…。

サンが世孫だと知り騙されていたと憤慨しながらもサンが暮らす東宮殿で働く事になってしまったドクイム。一方のサンは身分が知られてしまってから書庫に通い詰めるもドクイムには会えず、身の回りの世話をするようになったドクイムに冷たく接するも目で追ってしまうというツンデレっぷりを見せた。

騙された事が許せない気持ちと、相手が世孫だという自制心のはざまでサンに対して強気になったり弱気になったりするドクイムの姿がコミカルに描かれた。中でも書庫から出て行ったサンに悪態を吐きながら塩を撒いた直後にサンがまだ書庫に残っていた時のばつの悪そうなやり取りが微笑ましい。時代劇でよく登場する「チュギョジュシオプソソ」(「どうぞ殺して下さい」という意味の陳謝の言葉)を口に出そうとして、本当に殺しかねないと思ったドクイムが別の言葉で言い換える部分も印象的だ。

赤い袖先©2021MBC【第6話あらすじと豆知識
極力サンの目に止まらないように過ごそうとするが、気難しいサンの身の回りの世話を嫌がる宮女たちに仕事を押し付けられ、サンに仕える事になってしまう。他と同じ宮女の一人だからじきに慣れると冷たくあしらうサンだが、降り出した雨に喜び窓辺に座るドギムを目で追ってしまう。仕事終わり雨の中を帰るドクイムに傘をさしかけてくれたドンノは、サンが身分を隠していたことを知りながら打ち明けなかったことを謝る。そして意味深な言葉を残しドギムに傘を与えて立ち去る。

宮女が王宮を出て家族と会うのを許される日がやって来た。家族の迎えに仲間たちが出ていく中、ドクイムが向かったのはサンの母である惠嬪ホン氏(カン・マルグム)の屋敷だった。逆賊とされた家柄からドクイムを救い、新たな身分を与えたホン氏は東宮の宮女となったドクイムにサンの行動を逐一報告するよう命じる。

※“慈駕(チャガ)”:嫁いだ姫(公主・翁主)を呼ぶときに家族や親しい人たちが会話の中で使った。

ある日、東宮を見かけたファワン翁主はドクイムの着物の裾が御道(王のみが通行できる道の中央部分)に触れたと言いがかりをつけ百叩きの刑にすると連れ去ろうとする。これを見たサンは東宮の宮女の処罰は自分の権限だといってドクイムを庇うが、ドクイムの処罰内容は宮女を取りまとめる中殿(チュンジョン)キム氏に委ねられる事になる。百叩きの刑の代わりに半年間の減俸を提案した中殿に納得がいかないファワン翁主。そこに英祖が訪れサンに処罰を任せるとサンは半年間減俸を言い渡す。不満そうなファワン翁主も父である英祖の前ではどうする事もできなかった。

※中殿キム氏(貞純王后 金氏):英祖の2番目の王妃(1745年12月2日生〜1805年2月11日没)。正室の逝去後に新たな王妃として迎えられ、当時英祖は66歳、中殿キム氏は15歳であった事から朝鮮王朝歴代王の中でも最も年齢差のある婚姻だと言われる。詳しくは実在の貞純王后金氏紹介で。

■見どころ
ドギムのことをドンノは「ハンア様」と呼んでしたが、ドクイムがお気に入りの提調尚宮が “ハンア様”ともてはやされる女官が生涯宮殿に囲われる悲しい定めだと、涙ぐむ一幕がある。女官のトップの座まで上り詰めた彼女の涙を覚えておこう。ちなみにハンアとは「月の都の仙女の姮娥(こうが)」という意で“美人”のたとえ。女官を呼ぶ敬称として使われた。

ドクイムが逆賊の家門から新たな身分を得て宮女となれたのはサンの母親であるヘビン ホン氏のおかげだったという驚きと、彼女の命令でサンを尾行したドギムが刀を向けられ絶体絶命の展開に目が離せない。ホン氏を演じたカン・マルグムは「39歳」でソン・イェジンの姉チャ・ミヒョンを演じている。

BSフジ「赤い袖先」番組サイト
 2024年8月16日-9月23日 月-金8:55-10:00 (182ch)
 2023年10月5日-11月10日 月-金10:00-11:00 終了
公式サイト
トレーラー

kandoratop【作品詳細】【「赤い袖先」を2倍楽しむ】