NHK海外ドラマ「DOC2 あすへのカルテ」第6話“生きる喜び”でヴァレンティの裏の顔が明らかに…ネタバレと第7話“決断”予告

2023年10月23日10時30分ドラマ
NHK番組サイトより

10月22日(日)23時より「DOC(ドック)2あすへのカルテ」第6話“生きる喜び”がNHK総合にて放送され、アンドレアがカロリーナに近づくヴァレンティを嫉妬。10月29日に放送される第7話“決断”で、アンドレアは再挑戦する医長適性テストで究極の選択を迫られることに。NHK番組公式サイトで予告動画やまとめ動画が公開中だ。



「DOC(ドック)あすへのカルテ」は、イタリア初の医療系ヒューマンドラマ。12年間の記憶を失ったエリート医師・アンドレアの愛と再生が描かれた感動の物語。

10月22日に放送された第6話「生きる喜び」では、難病に苦しむ親子のそれぞれの“罪悪感”、そしてコロナ感染後に味覚と嗅覚を失ったシェフの“怒り”をめぐり、それぞれの担当医が自分が抱える問題と向き合うことに。

娘のカロリーナが外科医長ヴァレンティを慕い、外科に出入りしていることを知ったアンドレアは嫉妬に苦しむが、カロリーナの医師としての成長は受け入れることが出来た。シェフを担当した元恋人同士のガブリエルとエリザは、自分たちが“喪失”したものを受け入れ、きちんとお別れすることに。ガブリエルはエリザを愛しているが、もうパニック発作を起こすことはないだろう。

カロリーナの成長は著しく、この間までリッカルドに片思いしていた時の初々しさはどこへやら、ヴァレンティを誘惑する様は成熟した大人の女性そのもの。一方、ロマンスグレーのスポーツマンで完璧な外科医であるヴァレンティは、理性的な人物と思われていたのだが、実は薬物を常用していることが明かされた。かつてロレンツォが陥った薬物依存の黒い罠、はたしてヴァランティは大丈夫なのだろうか?

アルバはチェチーリアに頼まれた仕事をこなすなかで功績をあげ、アルバが内科で疎外感を感じていることにやっときづいたリッカルドは、仕事中毒になっている自分を戒め、アルバとの時間を取り戻すことに。“青い犬”の意味はいまだ明かされていないが、アルバとリッカルドが仲直りしたのはなにより。

次回、10月29日に放送される第7話では、アンドレアが再チャレンジすることになった医長試験で究極の選択を迫られることに…。そして、これまで様々な憶測を呼んでいたエンリコの過去が明らかに…。



■前回:第6話「生きる喜び」ネタバレあらすじ
遺伝病であるPKU(フェニルケトン尿症)を患う大学生のアントニオが、激しいかゆみを訴えてアンブロジアーノ総合病院に入院していた。PKUは肉類タンパク質を制限するなど厳しい食事制限をしなければならない難しい病だ。アンドレアはアントニオが禁止食材を食べたのではないかと考えるが、アントニオが否定しているため断定できずにいた。
そんな中、アンドレアはカロリーナと一緒に自転車で出勤してきた外科医長のヴァレンティを見て逆上、娘と親子ほどの年の差があるのにヴァレンティに詰め寄る。

一方、頻脈と呼吸困難の症状がある三ッ星レストランのシェフを担当することになったガブリエルとエリザは、レストランが忙しいのだから帰らせろとかんしゃくを起こす患者に頭を悩ませていた。シェフには新型コロナの感染歴があった。

カロリーナはアントニオと向き合い、彼が両親に反発して入院する前夜にハンバーガーを食べていたという事実を聞き出す。しかし、アントニオの症状がそれだけが原因とは思えないアンドレアは、アントニオを病院に連れてきた女性に話しを聞くべきだと主張。しかし、内科医長であるチェチーリアは、もう一度アントニオの病気がPKUなのか調べるべきと判断する。

内科で疎外感を味わっていたアルバに、チェチーリアは新たなミッションを与え、自分側に呼び込もうとする。リッカルドはアルバがチェチーリアに利用されていると心配するが、アルバは与えられた仕事をこなすなかで、アントニオが出生前にPKUと診断されていた記録を見つけ出すという功績をあげた。

アントニオの両親は、自分たちがアントニオが持病を持って生まれてくることを知っていたことに罪悪感を抱いていた。アントニオが生きる上で沢山の苦労をするとわかっていたからだ。アントニオがそのことを知ったのは数週間前。アントニオ自身も自分の病気のせいで両親に迷惑をかけているという罪悪感を持っていたのに、本当は両親が生まれる前から病気を知っていたと知り、やりきれない想いにかられ、禁断の肉を口にしたのだ。

さらに、父親が大事にしていた車を燃やしたのもアントニオだった。アントニオの恋人が病院に届けてくれたスマホにその映像が残っていた。自暴自棄になっているアントニオを心配した恋人は、彼の両親とともに回復を祈っている。車を燃やしたときの映像を目にしたアンドレアは、アントニオの症状の原因に気が付く。

ところが、その時丁度、アンドレアの医長試験が行われるところだった。「患者の命を優先させる」と言って、カルーソを振り切り試験を棄権するアンドレア。すぐさまアントニオの病室に向かい、彼の背中にマダニに噛まれた痕を見つける。なんとか治療は間に合い、アントニオは一命を取り留め、両親と和解する。

内出血によるアザや貧血などの症状が収まらないまま退院したシェフのもとを、ガブリエルとエリザは尋ねる。シェフが重度のビタミンC欠乏による壊血病を患った理由が判明したからだ。実は、シェフはコロナ感染後に味覚と臭覚を失い、料理ができなくなっていた。そのせいで店を閉めることになり、どうにか味覚をとりもどそうと、白米ばかり食べているうちに壊血病になり、体調不良もあって攻撃的な性格になったのだ。唯一彼の元に残っていた助手は、これからシェフの力になることを誓った。ガブリエルとエリザはそれぞれが抱えていた悲しみや怒りに目を向け、“失恋”の現実を受け入れることに…。

アントニオの病の原因が親子関係の不和にあったことに気づいたアンドレアは、カロリーナがもう大人で、医師としても成長していることを受け入れる。そんな中、カロリーナは大人であるヴァレンティとの付き合いをアニェーゼに忠告されるのだが、ヴァレンティの魅力に惹かれ自ら進んで関係を持つことに…。

医長試験を棄権したことで、病院を去る決意を固めたアンドレアのもとにカルーソから呼び出しがかかる。心理学者ルチア・フェラーリとヴァレンティも顔を揃え、今回の試験を棄権したことで、医長としての資格がないと判断されたと告げられる。アンドレアは自分が怒りを抱えていることを認め、それとは別に医者であることが自分のすべてだと訴える。ヴァレンティは、弁護士であるカルーソに医者のなんたるかは分からないと言い、もう一度アンドレアにチャンスを与えるべきだと発言。ルチアもその価値を認め、アンドレアは再度試験を受ける許可を得た。

■次回:第7話「選択」あらすじ
元研修医のシルヴィアが出産し退院するが、病院を出たところで倒れてしまう。彼女に神経系の症状があったため、エンリコに診察を頼むが、エンリコは何故か診察をアニェーゼにまかせると言い出す。一方、アンドレアの医長復帰のための適正テストが再度行われることに。「もし自分が浸水した船の船長で、1人を犠牲にすることで他は全員助けられるなら、誰を犠牲にするか?」という難しい問いに、アンドレアが出した答えは…?

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■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
カロリーナ・フィンティ:ベアトリーチェ・グランノ(声:廣田悠美)
チェチーリア・テデスキ:アリーチェ・アルクーリ(声:小林ゆう)
ダミアーノ・チェスコーニ:マルコ・ロセッティ(声:高橋広樹)
テレーザ・マラルディ:エリーザ・ディ・エウザニオ(声:斉藤あんり)
ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)ほか

原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2022年 イタリア

【放送予定】 総合 毎週日曜23時 2023年9月17日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]

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