NHK海外ドラマ「アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」第1話楽しく危険な謎解きの冒険が始まる!あらすじと見どころ

2023年11月04日11時20分ドラマ
© Agatha Christie Productions Limited MMXXII

ミステリーの女王アガサ・クリスティー作品には珍しく若い素人探偵が活躍する名作を俳優ヒュー・ローリーが脚本・監督・出演の3役をこなして映像化した話題作、「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」が、11月5日(日)よりNHKBSプレミアム/BS4Kで放送!気になる第1話の見どころとあらすじを紹介しよう。(字幕放送有り、吹き替え版は日本初放送)



「アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」は、お転婆な伯爵令嬢と冴えない牧師の息子の幼なじみコンビが、転落死した男の謎を解明しようと繰り広げる冒険とロマンスと推理と三拍子揃った作品。クリスティー初期の作品で、夫婦の探偵あるいは諜報員の『トミーとタペンス』の雰囲気に似ている。

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■キャスト17名一挙紹介(画像付き)
ロバート(ボビー)・ジョーンズ役:ウィル・ポールター[浪川大輔]
フランシス(フランキー)・ダーウェント役:ルーシー・ボイントン[川庄美雪]
ノッカー・ビードン役:ジョナサン・ジュールズ[櫻井トオル]
ロジャー・バッシントン・フレンチ役:ダニエル・イングス[小松史法]
シルヴィア・バッシントン・フレンチ役:エイミー・ナトール[藤貴子]
ヘンリー・バッシントン・フレンチ役:マイルズ・ジャップ[山本格]
ジェームズ・ニコルソン博士役:ヒュー・ローリー[木下浩之]
モイラ・ニコルソン役:メイヴ・ダーモディー[牛田裕子]

■見どころ・感想


蓄音器から流れる柔らかく独特な音楽の音色と美しい邸宅の庭から始まり、優雅に歩く女性が手にした雑誌でガラスドアの蜂を叩き潰すと言うミスマッチなオープニング。ここは何処?女性が誰?意味深なタイトルとこのオープニングでいきなりハートをつかまれる。

1930年代のイギリスを舞台にした本作は、当時を再現する音楽や鮮やかな衣装、名品クラシックカーも続々登場するので、ミステリーファンはもちろんだが、音楽、ファッション、車好きの方にもお勧めの逸作だ。

第1話では、ウィル・ポールター扮する海軍を退役したボビーが、崖から転落したらしい男性を発見し、ルーシー・ボイントン演じる幼馴染のフランキーと事件の謎の解明に乗り出すまでを描いている。事件に絡めて2人の人となりやロマンスに発展しそうな関係性にも注目して観てほしい。

ボビーは、村のいろんな雑用をして暮らしている。海軍時代の仲間ノッカーとロンドンで中古車販売店を始める予定だ。好条件の会社からスカウトが来ても、友人との約束を優先する義理堅く、ちょっぴり冴えないが優しい性格。村の牧師の父親はそんな息子の将来を心配している。

一方フランキーはロンドンで暮す伯爵令嬢で久しぶりに地元に戻ってきた。身分を鼻にかけることなく気さくでお転婆、利発な女性。ボビーに対して好意的。ボビーも好意を持っているようだが、田舎の牧師の息子の自分にコンプレックスがあり、たわいない喧嘩をする一幕も。

事件後、ボビーをつけ回す謎の男が出てくる。だがボビーの気がかりは遺品の写真の美女が厚化粧の老婦人にすり替わったこと。夢にまで出て来るは写真の美女は?一方でフランキーは質問形の遺言「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」が気になって仕方がない様子。

さあ、お転婆な伯爵令嬢と冴えない牧師の息子の幼なじみコンビと共に、ミステリーの女王アガサ・クリスティーの謎に挑戦してみよう。



■第1話あらすじ


イギリス、ウェールズの海岸沿いの村に住む元海軍の青年ボビー(ウィル・ポールター)。彼がトーマス医師(コンレス・ヒル)のお供でゴルフのキャディをしていると、叫び声が聞こえ崖から転落した瀕死の男を発見する。トーマスは人を呼びに行き、ボビーは崖下へ。

男は「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」という謎めいた遺言をボビーに伝えると、息絶えてしまう。男の所持品を調べるが、若く美しい女性の写真、赤いインクのペン、魚のキーボルダーが付いた鍵だけ。時間のないボビーは、その場に来合わせた紳士ロジャー・バッシントン・フレンチ(ダニエル・イングス)に後を託す。彼はこの地に物件探しに来たという。

※以下、ネタバレあらすじ。気になる方は視聴後の確認用にどうぞ。

その夜、ボビーは写真の女性が夢に現れうなされる。翌日、ゴルフ場にやってきた幼馴染で伯爵令嬢のフランシスことフランキー(ルーシー・ボイントン)と再会。遺体の第一発見者がボビーだと知った彼女は、事件に興味を持つ。一方、事件以来、ボビーの周辺に謎の男が付きまとっていた。

死因審問会に呼ばれたボビーは発見当時の様子を証言。審問会にはアメリヤ・ケイマン(モーウェナ・バンクス)と名乗る高齢婦人も出席し、遺体が兄のアレックス・プリチャード(レオン・オッケンドン)だと証言する。遺品の写真に写っているのが彼女たと聞いたボビーは、全く似ていないのが気になり、謎の男が来ていたことにも気づく。結局事件は事故として処理される。家に戻るとケイマン夫妻が待っていた。夫妻にアレックスの死に際の言葉を伝える。

後日、移動カーニバルで遊具係のバイトをするボビー。些細なことで喧嘩をしてしまったフランキーが友人たちと遊びにやって来る。仕事中にボビーは体調に異変をきたし倒れてしまう。

目覚めたボビーは病院のベッドにいた。ボビーの服を着るフランキーは、ボビーが彼女のドレスに嘔吐したと事情説明。トーマス医師からはボビーの胃から致死量のモルヒネが発見されたと聞かされる。心あたりは双子の少年から「ミラーからの差し入れ」と渡されたビール。

ボビーから、見知らぬ会社から好条件の採用通知が届いたと聞いていたトーマスは「エンリケ・ダロ社という会社は存在しない」と教え、「ボビーをこの村から遠ざけようとする者が偽の採用通知書を送り、それに失敗して殺害を目論んだのではないか」と推論を語る。その時、病室の前には謎の男が白いユリの花束を持って座っていた。

ミラーはカーニバルの雇い主。従業員に毒入りビールを渡すはずがない。フランキーは双子の少年に誰からビールを貰ったか確認するが、マスクで顔を隠していたという。さらに新聞に掲載された写真はボビーが見たのとは別人のものだった。自分に代わって遺体を見守ったロジャーが写真をすり替えたのではないかと疑う。フランキーにこのことを話し、彼の敬礼の仕方で元海軍だとも伝える。フランキーは事件を追求すべきだと意気込むが、ボビーは明日ロンドンに行くからと一旦は断るが…。

【放送予定】
BSプレミアBS4K4K
2023年11月5日(日)、12日(日)、19日(日)21時より 全3回
※2か国語放送
BSプレミアム[主:日本語吹き替え ステレオ/副:英語 ステレオ]
BS4K[主:日本語吹き替え 5.1chサラウンド/副:英語 ステレオ]
※字幕放送有り、吹き替え版は日本初放送。

原題:Why Didn′t They Ask Evans?
制作:2022年 イギリス

NHK「アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」番組情報サイトより)

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