Netflix「剣の詩」第7-8話:警察・日本軍・盗賊の乱闘勃発!キム・ナムギルとソヒョンが別れのキス

2023年10月28日20時00分 
(2023年10月28日20時41分 更新)
ドラマ
Netflix シリーズ「剣の詩」独占配信中

キム・ナムギルがNetflixオリジナル作品で初主演を果たした事でも話題のドラマ「剣の詩」。1920年代、日本の支配下にあった朝鮮半島を生きた盗賊イ・ユンとその周辺人物たちのヒューマンドラマを描いた作品だ。第7話と第8話では、ヒシンを助けるための銃撃戦が警察や軍隊を巻き込む騒動に発展。乱闘が激化する中、ユンとヒシンの切ないキスシーンが描かれた。さっそく気になるあらすじをチェックしてみよう。(ネタバレ)

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「剣の詩」(도적: 칼의 소리=盗賊:剣の音)は1920年代、無法地帯の間島(カンド)を舞台に、日本軍、朝鮮の独立軍、殺し屋、盗賊、朝鮮からの移民など、それぞれがそれぞれの目的の為に互いにぶつかり合うドラマだ。【「剣の詩」を2倍楽しむ】では時代背景や舞台となった間島(カンド)、キャスト紹介、制作発表会映像などまとめて紹介している。

■キャスト
イ・ユン役:キム・ナムギル
ナム・ヒシン役:ソヒョン
チェ・チュンス役:ユ・ジェミョン
イ・グァンイル役:イ・ヒョヌク
オンニョニ役:イ・ホジョン
キム・ソンボク役;チャ・チョンファ
 ほか

■第7話
明井への帰路につくユン(キム・ナムギル)はヒシン(ソヒョン)に対して日本人の大岡警視(チョン・ムソン)に気をつけるよう警告する。大岡は日本軍兵士とも対立する、いわば明井の「法」だと豪語する男だった。ユンが独立軍と誤解されないように距離を置こうとするヒシンに尋ねられ、グァンイル(イ・ヒョヌク)との因縁や、かつて父親が同胞に殺さていたことを打ち明けた。外から銃を構えていたオンニョニ(イ・ホジョン)は自分の境遇と重ね引き金を引くことができず、そんな矢先に彼女を見張っていた大岡に捕らわれてしまう。

オンニョニの供述で警察からの連絡を受けたグァンイルは明井にユンと強盗がいることを確認するとあっさりとオンニョニを切り捨て、オンニョには翌日処刑されてしまう運命に。グァンイルは明井でユンらの皆殺しを指示。ヒシンは独立軍との接触のときが近づくが、直前にホテルを日本軍に包囲されてしまう。ソンボク(チャ・チョンファ)が隙をついて銃を構え、脅すがグァンイルに捕らわれ、ホテルに軍隊が押し寄せる。一方、処刑の瞬間を迎えたオンニョニはソンボクの威嚇射撃で警察が厳戒態勢に入ったことで命拾いする。

侵入してきた日本軍に応戦するユン。グァンイルは皆殺しを指示するが、大岡率いる警察が現れ、グァンイルに撤退を命令するが、出身のことを罵られ、銃撃戦に。混乱に乗じて警察署を脱走したオンニョニの標的はグァンイルに移るも殺し損ね、ソンボクのホテルに逃げ込むと、既に籠城していたユンと共闘することに。

ヒシンを人質に取られたユンは彼女を救うために兵士もろとも表通りに転落、グァンイルらに標的にされるが、それを救ったのはチュンス(ユ・ジェミョン)ら盗賊の仲間たち、そして日本軍に追い詰められたユンを救ったのはヒシンが放った一発の銃弾だった。

グァンイルらの追撃を交わしながらもヒシンを独立軍の元へエスコートするユン。ユンに別れの挨拶を告げたヒシン。次に会った時こそ名前を教えてほしいと告げるとユンは駆け寄って口づけし、自分がイ・ユンであると告げ、忘れていたヒシンの記憶にかつての舞踏会での思い出が蘇り、去っていくユンを涙で見送った…。

剣の詩Netflix シリーズ「剣の詩」独占配信中■第8話
ヒシンを見送ったユンは日本軍に包囲され、グァンイルと一騎打ちをすることになるが、ユンが放った銃弾が先にグァンイルの右の指を二本吹き飛ばした。戦闘力を失ったグァンイルにとどめをさせず、朝鮮人としてかつての優しさを取り戻してほしいと告げたユン。グァンイルはユンを生け捕りにしろと命じるが、仲間を殺された日本出身の部下たちは朝鮮出身のグァンイルも殺そうとする。ピンチを救ったのは潜伏していた独立軍だった。

日本軍部隊は壊滅し、グァンイルは敗走。ユンはヒシンからの手紙を受け取り、危険を承知で明井に戻った。明井では警察と日本軍、盗賊たちの三つ巴の暴動が続き、頭を抱えた日本領事は馬賊ギリョン(ハン・ギュウォン)と結託して事態を鎮圧することに。盗賊一味は馬賊に制圧され、警察に引き渡されてしまう。彼らの目的は盗賊たちのアジトである太平洞の在り処を吐かせることだった。次々と見せしめに若い命が奪われる中、ある村人が耐えかねて村への案内をすると言い出すが、他の仲間を守るための策だった。

救出のタイミングを狙っていたユンとオンニョニは馬賊が太平洞を目指している隙を見て、警察署に侵入し仲間を解放したものの、事件を察知した領事率いる警察官に包囲されてしまう…。



■見どころ
※アクションと韓国での評判についてこちら⇒キム・ナムギル&イ・ホジョンのアクションを絶賛する日本ファン!韓国での評判は?

前回まで、独立軍の資金の行方や、ユンとヒシンの関係、婚約関係にありながら実は追う者と追われる者であるヒシンとグァンイル、因縁のユンの殺害に執着するグァンイルや雇われた殺し屋オンニョニの両親を殺害した犯人の正体など、これまでの展開の答えが明らかになり、物語が大きく進んだ。

第7話では、ユンの居場所を突き止めたグァンイルが、日本軍を引き連れてホテルを包囲し、籠城するユンと軍の銃撃戦が描かれた。そんな大迫力のシーンにグァンイルに見捨てられ、警察に処刑されそうになったオンニョニが乱入し、グァンイルに復讐すべくユンと共闘を始めるのだから、視聴者としては展開に目が釘付けだ。更に警察部隊や盗賊の仲間たちも乱入し、街での戦闘はどんどん迫力を増していく中、いよいよヒシンがユンを思い出すシーンが登場した。

無事に独立運動家との待ち合わせ場所に送り届けられたヒシンに対して、遂に名前を明かし口づけを交わすシーンでは、ヒシンがユンのことを思い出して大粒の涙を流す姿が印象的。それまでに嫌というほど描かれた殺戮シーンや、自由な連絡手段を持たない当時の事情を考えると、彼女の涙や、「必ず生き抜いて」という言葉に重みを感じる。

続く第8話でも見どころは目白押し。冒頭のグァンイルとユンの一騎打ちのシーンでは、グァンイルの指が2本吹き飛ぶという生々しい描写が登場するものの、ユンによる説得や、直後にグァンイルも日本出身の兵士に殺されそうになることから、敗走したグァンイルが大日本帝国から独立運動勢力へ転じる可能性もある。

後半は、領事館と結託した馬賊に捕らわれた仲間の救出が大部分を占めるのだが、かつては敵同士だったユンとオンニョニが憎まれ口を叩き合いながらも警察を圧倒していくところが面白い。そして、さらっとオンニョニの両親を殺したのがかつて義兵を率いていたチュンスだったという驚愕の事実も判明。しかし路頭に迷っていたところをチュンスに助けられた恩義があり、本当の父親のように慕っていることから、復讐はしないものとは思われるが、最終回に何か影響を及ぼすのかどうかに注目が集まる。

包囲された盗賊の仲間たちは無事に生還できるのか、ユンは約束通り生き抜いてヒシンと再会することができるのか、残る最終回に期待が高まる。

「剣の詩」はNetflixにて独占配信中だ。

■スタッフ
監督:ファン・ジュニョク
脚本:ハン・ジョンフン
原題:도적: 칼의 소리(盗賊:剣の音)

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