NHK海外ドラマ「DOC2 あすへのカルテ」第8話で“青い犬”とロレンツォの死の真相が明らかに!ネタバレと第9話“魔女”予告

2023年11月06日09時29分ドラマ
NHK番組サイトより

11月5日(日)23時より「DOC(ドック)2あすへのカルテ」第8話“青い犬”がNHK総合にて放送され、ロレンツォの死の真相と「青い犬」の合言葉の意味が明らかになった。11月12日に第9話“魔女”が放送される。NHK番組公式サイトで予告動画やまとめ動画が公開中だ。



「DOC(ドック)あすへのカルテ」は、イタリア初の医療系ヒューマンドラマ。12年間の記憶を失ったエリート医師・アンドレアの愛と再生が描かれた感動の物語。

11月5日に放送された第8話「青い犬」は、コロナ禍第一波の真っ只中の2020年3月、ロックダウン中のミラノで起こっていた出来事が描かれ、ロレンツォが死に至った真相、そして内科チームの合言葉“青い犬”の意味が明らかになった。

ロレンツォは、自らの意志で医師としての使命を全うし、自分の酸素を隣のベッドの老女に譲ってしまったため、酸素不足と除細動によって死亡したのだ。これまで、何度となくロレンツォの悪夢を見ていたアンドレア。それは、自分があの時、間に合っていれば、ロレンツォは死なずにすんでいたのにという後悔の念と、カロリーナの関与を隠した罪悪感が見せていたものだった。

あの時、アニェーゼとアンドレアの会議が短く済んでいたら、酸素ボンベの配送がもう少し早かったら、ジュリアが仮眠を取りに自宅に戻っていなければ…、と誰もが自分に非を感じることになるロレンツォの死。アンドレアはカロリーナを庇う嘘をつくことで、その死にさらに罪悪感を重ねることになってしまった。

「青い犬」とは、患者グイードの息子のぬいぐるみ“青い犬”が、グイードの回復を促してくれたことから、医者も患者の“青い犬”であろうという意味がこめられたものだった。「怖がることはない。青い犬が守ってくれる。いちばんひどい時は過ぎた」青い犬のメッセージは、患者たちを守ってくれているが、ロレンツォの死の秘密を抱えているアンドレア、そしてカロリーナにとっては、今もまだ「いちばんひどい時」のなかにいるように見える。2人が悪夢と罪悪感から解き放たれるのはいつになるのか…。

そして今回、エリザとマッシモの出会いが「リモート診断」だったこと、エンリコとテレーザの愛が、テレーザの三女の心療を通じ深まっていった過程も明かされた。数多くの人を弔わなければならない現状で、神父であるマッシモが、自分の職業を知らないエリザに癒しを求めたのも分かるのだが…、その小さな嘘が後々エリザを苦しめることになるとは、その時は思ってもいなかったのだろう。

ドラマラストの現在。ジュリアの寝室でロレンツォの処方箋を見つけたダミアーノ。とっさに処方箋をスマホで撮影したが、チェチーリアにリークしたのだろうか?

次回、11月12日に放送される第9話では、娘を殺そうとした容疑で投獄されている“魔女”アンブラが入院してくる。

■前回:第8話「青い犬」ネタバレあらすじ
2020年3月。緊急事態宣言下のミラノ、アンブロジアーノ総合病院は、多くのコロナ患者を受け入るため、病院の通常の診断や治療活動が停止されている状態にあった。アンドレア内科チームは、ロレンツォとアルバ、そしてジュリアを含むコロナ陽性による医師不足の中、24時間連続の交代勤務を行っていた。

医師たちが疲労困憊する中、入院患者の数は増え続け、医療機器や酸素ボンベ不足から、患者への使用を合理化せざるを得なくなる。ジュリアの状態は安定し一般病棟へ移ることができたが、ロレンツォの容態は悪化し、呼吸困難で挿管されることに。母をコロナで亡くした後、感染したアルバは自宅待機し、リッカルドは寝る間を惜しんで治療に従事している。

そんな中、ガブリエルの元婚約者・ナツィネットが陽性患者として入院してくる。ガブリエルはナツィネットがイタリアに来ていたことを知り驚くが、彼女はガブリエルからの婚約破棄は受け入れており、イタリアには自由を謳歌しにやってきたのだと語った。

ロレンツォの容態は回復に向かいつつあった。ロレンツォはアンドレアと「患者の年齢による優先順位」について言い争ったことを詫び、「誰もが平等に治療を受ける権利がある」とアンドレアの主張が正しかったと話す。

アンドレアはコロナ陽性者の死因を追及するため、解剖すべきと主張するが、医師不足の現状でなかなか受け入れてもらえない。アニェーゼの尽力でいくつか解剖を試みている病院と連絡をとることができ、アンドレアはリモート会議に呼び出される。

研修医のカロリーナも医師として活動する中、とうとう酸素ボンベ不足が深刻になりコレンツォの隣の患者で孫との再会を楽しみにしているクララが酸素欠乏で窒息しそうになる。巡回にきたカロリーナに、ロレンツォは自分の酸素ボンベを彼女にまわすように指示。カロリーナは迷うが、「医者は自分の命よりも患者の命を優先する」と、ロレンツォは自分は大丈夫だからとクララに渡すよう再度命じた。

ボンベが交換されてすぐ、カロリーナは緊急で別の病室に呼び出された。ロレンツォに変化がおき、パラメーターが低下するが助けを呼ぶこともできず、ロレンツォはそのまま心停止してしまう。アンドレアはロレンツォの元へ行こうとしていたが会議が長引き、ジュリアはやっと自宅に戻って睡眠薬で眠りに着いたところ、カロリーナは別室で医療にあたり…。そしてガブリエルの元婚約者も、同じころ息を引き取った。

やっと酸素ボンベが届き、カロリーナがロレンツォに酸素を提供しようとするが反応がない。カロリーナはロレンツォが亡くなっていることに気づき狼狽える。アンドレアがやっと会議を終えて病室にやってくる。全てを知ったアンドレアは娘を自宅に帰し、ロレンツォの死をジュリアに伝えた。

医師がいなかった時、ロレンツォが除細動で亡くなったと診断書を書くアンドレア。自分がロレンツォを発見したと嘘をつき、カロリーナが関わっていたことを隠す。ジュリアは自分を戒め「もう2度と家には帰らない」と宣言する。

■次回:第9話「魔女」あらすじ
腹部の痛みなどの症状がある患者・アンブラは、生後間もない自分の娘にモルヒネを盛って殺そうとした容疑で有罪になっていた。薬物検査でもモルヒネが出るが、アンブラはモルヒネを使っていないと主張する。一方、チェチーリアはアンドレアとアニェーゼに、ロレンツォについての隠し事を話してくれたら対処できると持ちかける。3人の関係を見直そうという。何も知らないアニェーゼは…。

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■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
カロリーナ・フィンティ:ベアトリーチェ・グランノ(声:廣田悠美)
チェチーリア・テデスキ:アリーチェ・アルクーリ(声:小林ゆう)
ダミアーノ・チェスコーニ:マルコ・ロセッティ(声:高橋広樹)
テレーザ・マラルディ:エリーザ・ディ・エウザニオ(声:斉藤あんり)
ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)ほか

原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2022年 イタリア

【放送予定】 総合 毎週日曜23時 2023年9月17日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]

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