【最終回ネタバレ】「国民死刑投票」パク・ヘジンが第2のケタル?パク・ソンウンは生きている?第12話シーズン2を暗示して終映

2023年11月17日12時10分ドラマ
画像:SBS番組サイトより / Prime Videoで独占配信中

16日、SBS木曜ドラマ「国民投票」の最終回(第12話)が放送され、シーズン2を暗示させるような結末で幕を閉じた。視聴率は全国で3.1%、首都圏では2.9%を記録し、瞬間最高視聴率は4.3%だった(ニールセンコリア調べ)。Prime Videoでも独占配信開始したこの回のあらすじと見どころなどを紹介しよう。
【「Prime Video」で独占配信の韓国ドラマ】



「国民死刑投票」(脚本:チョ・ユンヨン、演出:パク・シヌ)は、悪質犯罪者たちを対象に国民投票を行い、死刑を執行する正体不明の人物を追跡する物語を描く国民参加裁判劇だ。【各話のあらすじ・関連記事】に各話あらすじや制作発表会レポートまとめている。

最終回本編の前に、チュ・ヒョン(イム・ジヨン)が両親と共に交通事故に遭い、クォン・ソクチュ(パク・ソンウン)の娘が殺害された8年前に、チュ・ヒョンとキム・ムチャン(パク・ヘジン)、クォン・ソクチュが出会っていたエピソードが明かされた。

さらに、終盤ではかつてソクチュの国選弁護人カン議員役でチョン・ウンインや、正体不明の男役でホン・ジョンヒョンも登場し、エンディングではムチャン自らがケタルの仮面をかぶる姿が描かれ、第12話はシーズン2を予告するような形で幕を閉じた。

■第12話あらすじ
ソクチュに対する国民死刑投票を阻止するため、キム・ジフン(ソ・ヨンジュ)は自分の正体をさらして放送を進めた。これに対しミン・ジヨン議員(キム・ユミ)は、ジフンに対する懸賞金まで上げて彼を止めようとしたが、結局、ソクチュに対する国民死刑投票は過半数以上棄権で終わった。

それでもソクチュは自らの処刑を予定通りに行おうとする。最後にムチャンに電話で「ジフンは私が脅迫して仕方なく助けたという証拠を残した」とジフンの手配解除を頼む。ムチャンは「ミン・ジヨンがどんな断罪を受けるか見なければならない」と自殺を思いとどまらせようとしたが、ソクチュは死を選んだ。だがムチャンが首を吊ったソクチュを見つけ出し救出し、ソクチュは生き残った。

ところがその頃、ソクチュの無事を確認して自首しようとしたジフンは懸賞金を狙った同じ学校の不良グループに暴行を受けた。チュ・ミン(クォン·アルム)の携帯電話を追跡したヒョンとキム・ジョダン(コ・ゴンハン)が駆けつけた時、不良が振り下ろした鉄パイプに頭を打たれたジフンはそのまま倒れた。ジフンはヒョンに死刑投票プログラムの暗号キーを渡し、「お父さん大丈夫ですよね?」と最後までソクチュを心配して息を引き取った。

ジフンの死を知ったソクチュは「私が死んであの子が生きなければならなかった」と絶叫した。その後、ソクチュはムチャンとともに埠頭で会話する。ソクチュは「娘ナレが去ったことをそのまま受け入れていたらジフンまで失わなかっただろう。みんなを不幸にした」と後悔した。そして「一時は君を一番恨んだこともあったが、一番憎かったのはこの社会と国家だった。断固として適切な処罰が被害者にどれほど慰めになるのか、それを教えたかった」として「君に任せたいことがある」と話し始めた。

その時、もう一人のケタルで国民死刑投票を引き継ごうとする刑務官パク・チョルミン(チャ・レヒョン)はソクチュが死ななかったことに怒り、ヒョンを人質に取って現れた。ソクチュは彼を阻止しようと、「これで君が描く世の中を作れ」と彼が欲しがる国民死刑投票プログラムが入ったUSBを差し出した。一瞬の隙を狙ってヒョンが逃げムチャンがチョルミンに向かって銃撃したが、撃たれたチョルミンはソクチュを道連れに海に落ちた。ムチャンも海に飛び込んだがソクチュを助けることはできなかった。

翌日、警察の捜索にも2人の行方は発見されず結局、国民死刑投票に関連した捜査は主要容疑者大半の死亡を持って捜査が終結した。

ムチャンは過去ナレ殺人当時の映像を見ている途中、手がかりを発見し、ミン・ジヨンの家の倉庫を探してナレの血痕がついた柱を発見し、ミン・ジヨンを逮捕した。ヒョンはジフンからもらった「国民投票」の暗号キーが入ったUSBを海に投げ捨た。そしてムチャンに、警察の会見でミン・ジヨンと息子イ・ミンス(キム・グォン)の名前は出なかったと話し、元の部署に戻ると伝える。

それから1年後、ミン・ジヨンは秘書にすべての罪を被せ、罪を免れた。さらに、秘書は獄中で死亡した。その間彼女は奉仕活動に精を出していた。そんな彼女に近づいたのはカン議員(チョン・ウンイン)。9年ぶりで見違えたと話しかけ、殊勝に反省しているそぶりのミン・ジヨンに「無罪の悪魔たち。9年前、クォン教授の国選弁護人だった」と名乗り、「私が言いたいのは悲しみを共有するとき、被害者と被害者家族も思いやってほしい。クォン教授がそのような仮面をかぶった理由をお忘れなく」と厳しく忠告した。

奉仕を終えたミン・ジヨンは正体不明の男性(ホン・ジョンヒョン)が運転する車に乗り、彼から秘書の死亡現場を撮った写真を受け取り満足する。そして新しく作った国民死刑投票プログラムを彼に渡した。ミン・ジヨンが指定したターゲットはカン議員だった。

数日後、ヒョンは海で身元不明の男が漂流中に漁船に救助されたという日本の記事メールを受け取る。ソクチュの死を信じられないヒョンは過去、ソクチュがジフンのために書いた嘆願書をこっそり保管していた。「私がしたことは復讐ではなく処罰」というソクチュの言葉、日本発記事に疑問を抱いたヒョンは日本行きを決心する。

一方、ムチャンはバイク便で国民死刑投票のマークが刻まれたUSBを受けとる。かつてケタルの一員だったが裏切って刑をのがれ、今では犯罪コンサルタントをしているコ・ドンギュを暴力で懲らしめる。そして「私以外の誰かかもしれないが、第2のケタルは必ず現れます。私たちが暮らす地獄を少しでも良くするために…野放しの無罪の悪魔を罰するために」というソクチュの声と共に、ムチャンは落ちているケタルをかぶったまま人混みの中に消えた。


最後には「こんばんは、皆さん。今から国民死刑投票を始めます」というケタルの声が公開された。そして画面には水中で国民死刑投票のマークが刻まれたUSBをぎゅっと握る誰かの手が公開された。新しいケタルはムチャンかもしれないという疑問を残した強烈なエンディングで、 最後まで予測不可能な意味深長な結末だった。

法の穴をくぐり抜ける悪質犯「無罪の悪魔たち」がどれほど多いのか、彼らに適当な処罰とは何なのか、正しい正義が何なのか重い話題を投げかけた「国民死刑投票」はシーズン2を予感させるような形で幕を閉じた。

韓国ドラマ「国民死刑投票」は全話Prime Videoで独占配信中だ。

■キャストメインキャスト紹介【まとめ】
キム・ムチャン役:パク・ヘジン
クォン・ソクジュ役:パク・ソンウン
チュ・ヒョン役:イム・ジヨン
ミン・ジヨン役:キム・ユミ
イ・ミンス役:キム・グォン
チェ・ジンス役:シン・ジョングン
キム・ジョダン役:コ・ゴンハン
カン・ユンジン役:オ・ハニ
パン・サンジェ役:クォン・ドヒョン
 ほか

SBS「국민사형투표」HP
第12話(最終回)予告

kandoratop【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】