NHK海外ドラマ「DOC2 あすへのカルテ」第10話“救い”でマッシモがエリザに真実を告白!ネタバレと第11話“前進”予告
11月19日(日)23時より「DOC(ドック)2あすへのカルテ」第10話“救い”がNHK総合にて放送され、ガブリエルの心の闇に、アンドレアとテレーザが気づくことに。11月26日に第11話“前進”が放送される。NHK番組公式サイトで予告動画やまとめ動画が公開中だ。
「DOC(ドック)あすへのカルテ」は、イタリア初の医療系ヒューマンドラマ。12年間の記憶を失ったエリート医師・アンドレアの愛と再生が描かれた感動の物語。
11月19日に放送された第10話「救い」で、ついにマッシモが自分の本当の職業が聖職者であることをエリザに明かした。既婚者だったのかとエリザに聞かれたマッシモは「神と結婚している」と告白、自分を救ってくれたエリザを失いたくなくて、ずっと嘘をついていたのだと詫びた。何はともあれ、ガブリエルの異変を感じとり命を救うことができたのは、マッシモの司祭としての観察眼の賜物だ。真実を知らされ激怒したエリザに水をかけられたが、マッシモはその後も丁寧にエリザに謝罪。エリザの怒りも収まり、ガブリエルともう一度向き合う気持ちにさせてくれた。
ガブリエルが背負ってきた罪悪感も、アンドレアやテレーザの知るところとなった。ガブリエルにとっては不本意なことだが、自殺未遂をした時点で、もう取り繕えるものはない。これでやっと、精神的な窮地は脱することができるだろう。
一方、まだコロナ禍の影響下にあるのがリッカルドだ。母を亡くし療養期間も長かったアルバと違い、誰よりも長い時間患者と向き合ってきたリッカルドは、プライベート時間を無くすことでしか焦燥感を癒せなくなっている。やっと取った休日も予定を詰め込み、休日が開けるや否や新たな仕事の依頼を受けてしまう。このままでは、リッカルドは過労死してしまうのだはないかと心配するアルバなのだが、リッカルドを止める手立てが見つけられず…。
そして、ダミアーノが何故ローマからミラノに移り、個人医療を率先して行っているのかが明らかになった。30年間看護師として働いていた父が、コロナ禍の人手不足のおりに、患者に麻酔をしたことが罪に問われ刑事裁判にかけられて、公的医療の限界を感じ、個人医療を行うようになっていたのだ。ダミアーノは父を救いたい一心で、カルーソの甘い言葉に誘われ、削除する約束をしていたロレンツォがゼロ感染者だった証拠を渡してしまう。ジュリアを愛してはいても、不正は不正。さらに実父を助けると言われては…仕方がなかったのかも。次回、11月26日に放送される第11話で、これまでアンドレアたちが必死に隠してきたことを知ったカルーソはどんな行動をとるのだろうか?アンドレアは、医長への道は閉ざされてしまうのだろうか?
■前回:第10話「救い」ネタバレあらすじ
ガブリエルが自殺をはかり、自発呼吸のない昏睡状態に陥っていた。エリザはガブリエルのパニック発作が収まったと診察したルチア・フェラーリに責任があるという。ガブリエルが精神的に苦しんでいることを知らなかったアンドレアは驚き、何故ガブリエルが追い詰められたのかをテレーザやエリザと探ることに。
足に皮疹の出たクラウディオが家族ではない男性に付き添われて入院してきた。2人は親密な間柄のように見えた。両親に連絡を促すと、クラウディオは母とは死別し、父には連絡をとりたくないと拒否。付き添ってきた男性も帰ってしまう。その後、クラウディオが既存している宗教団体の印を身体に刻むため、消毒していない針でタトゥーをいれたことが原因で、C型肝炎にかかったことが明らかになる。
ガブリエルに嘘をついていたことに心を痛めるエリザ。そんな彼女に追い打ちをかけるように、マッシモは自分が司祭であると打ち明け、エリザを激怒させてしまう。エリザはガブリエルが自殺するまで追い込まれた原因をさぐるため、エチオピア協会に向かう。すると、ガブリエルの婚約者がコロナで亡くなっていたことを知る。
そんな中、アニェーゼがコロナ禍での院長としての対応を調査されることに。アンドレアが証言を求められ、その準備のため、アニェーゼはアンドレアの家へ向かう。アニェーゼは夫のダビデと上手くいっていなことを吐露、アンドレアはアニェーゼに自分と一緒にいるのが正解なのではないかと伝える。
クラウディオが病室を逃げ出した。アンドレアが彼の父を呼び寄せたためだった。チェチーチリアは患者のプライベートに関わり過ぎるアンドレアを非難するが、アンドレアは病気の治療と患者のプライベートとは切り離せないと断言、ガブリエルの自殺ももっと彼の事が分かっていれば防げたはずだと。
対応調査の証言を行ったアンドレアは、研修医として優秀なカロリーナが第一志望である違う病院に配属されることが決まっていたことを知らされる。アニェーゼが裏で手をまわして、娘をアンブロジフアーノ総合病院に配属されるようにしたのだ。何も知らされていなかったアンドレアがアニェーゼに問うと、何百人も医師が亡くなっている過酷な状況で、娘をそばに置いておきたかったからだと明かされる。
カロリーナは自分が第一志望の病院に受かっていたにもかかわらず、アンブロジフアーノ総合病院に来なければならなかったのが、両親のせいだとヴァレンティから知らされて失望。「ここに居なければ、医者を殺すことにならなかった。今回もすべてパパが決めて判断するんでしょ」と2人に怒りをぶつける。アンドレアは、まだアニェーゼに話していない、ロレンツォの死の秘密を打ち明けることに…。
エリザに会いに来たマッシモは、自分がコロナ禍で絶望していたとき、エリザとの問診に救われたのだと話す。エリザのおかげで、神と和解できたこと、エリザのような人がいると解かった事、人への信頼と神への信頼を取り戻せたと。そして再び、エリザを失うのが怖くて真実を告げられなかったことを、もう一度謝った。
3年間クラウディオの行方を捜していた父は、息子の行方を諦めることなく探し続け、宗教団体の施設のあった場所近くで倒れている息子を発見する。息子は母の死の原因が自分にあったことを罪ととらえ、父に嫌われるのが怖くて向き合えずにいた。病気の自分を見捨てた教団に失望し、自分ひとりきりだと嘆くクラウディオだったが、アンドレアの説得により、本気で自分を心配する父と向き合うことに。
ガブリエルが自発呼吸を始め、そして目覚めた。彼にパニック発作が現れたのが、ロレンツォと婚約者の死の後だったこと、ガブリエルがコロナ陽性と偽り病院を逃げ出したことを突き止めたアンドレアとテレーザは、ガブリエルが様々な罪悪感で押しつぶされそうになっていたことを知る。
刑事裁判にかけられている実父に会いに行っていたダミアーノは、カルーソから力になると保証され、ロレンツォがゼロ患者だった証拠の写真を渡してしまう。
■次回:第11話「前進」あらすじ
路上で吐血した女性ミレーナが全身の痛みも訴え入院してくる。問診の過程で彼女はアニェーゼが里親になっているマヌエルの実の母親だとわかる。ミレーナが回復すればマヌエルを彼女のもとに返すことができ、ダヴィデとも別れられるかも…そんなことをにおわすアニェーゼの言葉に、復縁を望むアンドレアはミレーナの症状の原因究明に躍起となる。一方、リッカルドとカロリーナが担当した女性は原因のわからないおう吐が続いていた。
■シーズン2 各話ネタバレあらすじ
■シーズン1 各話ネタバレあらすじ
■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
カロリーナ・フィンティ:ベアトリーチェ・グランノ(声:廣田悠美)
チェチーリア・テデスキ:アリーチェ・アルクーリ(声:小林ゆう)
ダミアーノ・チェスコーニ:マルコ・ロセッティ(声:高橋広樹)
テレーザ・マラルディ:エリーザ・ディ・エウザニオ(声:斉藤あんり)
ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)ほか
原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2022年 イタリア
【放送予定】 総合 毎週日曜23時 2023年9月17日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]
◇NHK「DOC(ドック)2あすへのカルテ」番組情報サイト
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