趣里の歌を聴く水川あさみに涙!天国でもスズ子の歌を聴いて!「ブギウギ」第8週ネタバレと第9週予告

2023年11月24日09時34分ドラマ
©NHK

最愛の母・ツヤ(水川あさみ)の最後には間に合ったスズ子(趣里)はツヤの希望通り歌ってツヤを送り出した!戦時下を歌劇団はどうやって乗り越えるのか?NHK朝ドラ「ブギウギ」の第9週「カカシみたいなワテ」(11月27日~12月1日)のあらすじとみどころを紹介!予告動画は番組公式サイトに公開されている。

戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルとした「ブギウギ」の第8週は11月20日から放送された。第7週までは厳しい状況も自分の努力で克服してきたスズ子(趣里)たちだったが、第8週からは第二次世界対戦の影響がどんどんとでてきて、ジャズやブギなど海外の音楽を生業としているスズ子や羽鳥善一(草彅剛)にとっては厳しい時代となってゆく。



戦争の影響は直接、弟の六郎(黒崎煌代)の出征だ。これまで周りから評価されなかった六郎は兵役に合格したことで「周りと同じ」だと喜ぶ。召集令状すら六郎にとってうれしいことというのが辛い。大きな声を出されて辛い六郎が軍隊でどれほど辛い目に合わされるのかと心配になる。出征のために自宅をでてゆく放送がなされた21日では朝ドラ受けをしなかったにも関わらず「あさイチ」では鈴木菜穂子アナウンサーが号泣していたこともわかった。

さらに、母親のツヤ(水川あさみ)の病気、そして死という悲しい週となった。危篤になっても舞台を優先するべきか悩むスズ子に新しい演出の武田は舞台に立ってほしいとだけいうが、一番厳しい言葉だったのは羽鳥(草彅剛)だった。「ここに残るならそれくらいの覚悟で歌って欲しいということです」と、舞台に上がるなら悲しみもぶつけられるほどのものをだせという。そしてスズ子は舞台にあがる。舞台を終わらせて大阪に戻ると病床のツヤと会うことが出来た。アホのおっちゃん(岡部たかし)が持ってきた桃で一時的にでも元気な姿を見せるのは、脚本家の足立紳による、ツヤへの思いが現れているシーンなのだ。ツヤらしいお別れにこだわったシーンとなった。

11月27日から放送となる第9週は戦時下における劇団の厳しい状況が描かれる。「贅沢は敵」「外国文化は悪」と言われているご時世に梅丸はどうやってその状況に対応するのか?ジャズなどもってのほかとなってしまった時、羽鳥はどうするのか?三尺四方の枠の中から動かずに歌うようにと指示されたスズ子は?



【第8週(2023/11/20-11/24)あらすじ】
昭和14年、戦争が始まろうとしており、劇団でも時局に合わせた演出をしていくとの方針が示されていた。スズ子(趣里)は、あまり派手にならないようにと言われ戸惑う。羽鳥善一(草彅剛)もジャズができなくなるのではと心配する。配給の量なども減り、戦争の影がどんどんと日常生活にも影響がでてきていた。

一方、はな湯ではツヤ(水川あさみ)が体調を崩しており、いつもはな湯にきてくれる医者・熱々先生にみてもらうが、大きな病院で見てもらったほうが良いと言われてしまった。ツヤは大きな病院はお金もかかるからとこのままでいいという。そんな時、六郎(黒崎煌代)を役場の職員が訪ねてくる。それは召集令状を持ってきた人だった。六郎は自分も平等に扱われていることに喜びを感じ、ツヤや梅吉(柳葉敏郎)に喜んで見せるが、二人とも複雑な表情だ。

六郎の出征の日がせまり、六郎は頭を丸め恥ずかしそうにしている。相変わらず体調が悪いツヤは専門の医師の診察を受けることとなった。診察を受けたツヤはもう自分が助からないことを悟り、梅吉に、このことをスズ子と六郎には伝えないようにと頼む。ツヤの病気の重さをまだ知らない六郎は、落ち込む梅吉の前でふざけてはしゃいでしまい、梅吉と仲違いしてしまう。六郎が軍隊に入ることに心配でしかたないツヤだが、「元気でいるんだよ」と告げるしかない。六郎は敵を沢山倒して、ツヤのところに勲章を沢山もって帰ってくるという。そして六等はお世話担った人に挨拶をしてから入隊したいという。

六郎は、東京のスズ子のもとにもやってくる。久しぶりに再会した二人は、姉弟水入らずで話をする。スズ子はツヤの病状があまり良くないようだと六郎から聞かされる。そして、六郎自身も戦争に行くのが実は怖いのだと打ち明けられる。六郎は死ぬのはどんなことなのだろうと毎晩思っているのだといい、一人では死にたくないという。スズ子は六郎を抱きしめた。そんな六郎を見送ってからしばらくした頃、公演真っ最中のスズ子に、大阪から電報が届く。それは「ハハキトク」の電報だった。大阪に帰ることもできたば、舞台人としてスズ子はいつも以上のパフォーマンスを観客に見せた。

大阪に戻ってきたスズ子は病床のツヤと再会する。ツヤの病状のことを受け止めきれないスズ子は、梅吉にもっといい病院に入院すれば治るのではと聞くが、梅吉はそんなことはすでにしているという。そんな時、アホのおっちゃん(岡部たかし)がツヤに食べさせてあげようと桃を見つけてくる。その晩、スズ子はツヤに桃を食べさせようと看病していると、いつの間にか眠ってしまう。翌朝、スズ子は信じられない状況を目にする。それはツヤが元気に番台にあがっているのだ。常連客も驚き、みな明るい気持ちになったところでツヤは倒れてしまう。そしてスズ子の歌を聴いて楽しそうに目を細める。ツヤはその夜亡くなった。

ツヤが亡くなり、スズ子は梅吉と今後のはな湯をどのようにしていくか相談する。スズ子は、赤字が続く状況では売るか閉めるしかないのではないかと言う。ゴンベエ(宇野祥平)は自分の貯金でなんとかならないかと申し出るのだが、その金額ではどうしようもないと考えるスズ子ははな湯を閉めることを決断する。

そんな時、三沢光子(本上まなみ)と名乗る女性がはな湯を訪ねてくる。光子はゴンベエのことを「玉さん」と呼ぶ。実はゴンベエは伊福部玉五郎といい、船場の呉服屋の若旦那だったのだが、両親が若くして亡くなった後、店を継いだが周りの人も悪く、多額の借金をしたあげく、道頓堀に身を投げたことがわかる。光子がいった旅館に偶然にもツヤが昔書いたゴンベエの身元捜しのチラシがあり、光子がやってきたのだ。光子とゴンベエは結婚して、はな湯を引き継ぐことにした。

梅吉を連れてスズ子は東京へ戻ってゆく。



【第9週(2023/11/27-12/1)あらすじ】
■第41話(月)
スズ子(趣里)と梅吉(柳葉敏郎)が東京で一緒に暮らし始めて1年、梅吉は何をするわけでもなく酒を飲むだけの毎日を過ごしていた。一方、梅丸楽劇団は変わらざるを得なくなっていた。日中戦争が始まって3年、贅沢を禁止する法律が施行され、楽団は警察の指導のもと、派手な演目や演出、演奏を全て取りやめることとなる。スズ子も歌い方が軽薄だと言われ、三尺四方の枠の中から動かずに歌うようにと指示されてしまう。

■第42話(火)
警察から注意を受けたスズ子(趣里)は、三尺四方の中だけで自分の歌を表現するのは難しいと悩んでいた。警察署で自身の信念を貫く茨田りつ子(菊地凛子)の姿を目撃し、これから先自分はどうしていけばいいのだろうと、辛島部長(安井順平)に相談する。そんなスズ子が家に戻ると、梅吉(柳葉敏郎)は相変わらず泥酔して玄関の前で眠ってしまっていた。スズ子は自身の歌のことも、父のことも、どうすることもできずにいた。

■第43話(水)
スズ子(趣里)は、弟子にしてほしいと飛び込んできた小林小夜(富田望生)の面倒を見ることになった。梅吉(柳葉敏郎)といつの間にか打ち解けあっていた小夜。スズ子は小夜に梅吉の世話をするようにとお願いするのだが…。楽団では、徴兵で人員はどんどん減ってしまっていた。スズ子も相変わらず三尺四方の枠の中でおとなしく歌うことしかできず、客は退屈し、空席が目立つようになっていた。

■第44話(木)
大喧嘩をしたスズ子(趣里)と梅吉(柳葉敏郎)は、お互いに口も聞かないようになってしまっていた。なんとか間を取り持とうとするチズ(ふせえり)だが…。一方、梅丸楽劇団では、人数が減り続ける楽団をなんとかしようと羽鳥善一(草彅剛)が編曲に追われていた。しかし、そろそろ梅丸から手を引くべきではないかと言われてしまう。そんな中、スズ子は動かずとも歌える「蘇州夜曲」を歌わせてほしいと善一に願い出る。

■第405(金)
楽劇団が解散して数週間、スズ子(趣里)は何をするでもなく日がな一日を過ごしていた。そんな時、スズ子は大阪に戻ってこないかと誘われる。しかし、大阪でもかつてのように自由に歌うことはできないと聞いていたスズ子は、これからどうしていいのか悩んでしまう。スズ子は羽鳥善一(草彅剛)に相談するのだが、やはりなかなか答えが出ない。そんなスズ子に、善一は茨田りつ子(菊地凛子)のコンサートのチケットを差し出す。

■スタッフ他
脚本:足立紳、櫻井剛
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー・ブギ」
語り:高瀬耕造アナウンサー
出演:趣里,草彅剛,市川実和子,菊地凛子,水川あさみ,柳葉敏郎,ふせえり,安井順平,陰山泰,野田晋市,夙川アトム,他

<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]、(土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「ブギウギ」番組公式サイト
NHK朝ドラ「ブギウギ」番組公式Twitter @asadora_bk_nhk
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