SBS金土ドラマ「マイ・デーモン」が11月24日より韓国で放送スタートし、Netflixでも配信開始した。人間たちの要求を叶える代わりに魂をもらうデーモン（悪魔）、グウォン（ソン・ガン）はある日、偶然出会ったド・ドヒ（キム・ユジョン）と手を繋いだことにより能力を失ってしまう。そこでグウォンはドヒに近づき、相手の心を揺さぶり能力を取り戻そうと計画する。今回は第1話と第2話のネタバレあらすじと見どころ、感想などを紹介する。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「マイ・デーモン」は悪魔のような財閥の令嬢ト・ドヒ（キム・ユジョン）と、一夜で能力を失ってしまったデーモン（悪魔）のチョン・グウォン（ソン・ガン）が契約結婚をして繰り広げられる物語を描くファンタジーロマンティックコメディーだ。⇒【各話のあらすじ】

■キャスト
ド・ドヒ役：キム・ユジョン
チョン・グウォン役：ソン・ガン
チュ・ソクフン役：イ・サンイ
チュ・チョンスク役：キム・ヘスク
チン・ガヨン役：チョ・へジュ
ノ・ソンミン役：キム・テフン
キム・セラ役：チョ・ヨニ
ノ・スアン役：イ・ユンジ
ノ・ドギョン役：カン・スンホ
シン・ビソ役：ソ・ジョンヨン
パク・ボンギュ役：ホ・ジョンド
　ほか

■第1話あらすじ
200年前、グウォン（ソン・ガン）は食料に困り川岸で釣りをする男性に、自身を人間が悪魔と呼ぶデーモンだと紹介する。グウォンはその男性に10年間食料に困らず暮らせることを保証する代わりに、10年後魂を地獄へ送るという契約を提案。男性は条件に同意すると血を使って契約書に印を押し、契約を交わす。

ドヒ（キム・ユジョン）は大手企業「未来グループ」の会長チョンスク（キム・ヘスク）の要望により、仕方なくお見合いへ向かう。待ち合わせ場所で待っていたグウォン（ソン・ガン）の顔を見るとイケメンで一瞬ときめくドヒだが、それも束の間、少しひねくれた性格のグウォンに呆れる様子。一方のグウォンもドヒの傲慢な態度に対し苛立ち、お互いの印象は最悪のままお見合いを終える。お見合いを終えると再び会社に戻るドヒ。しかし帰る途中、チョンスクから突然「先に行く。天国で会おう」とメールが届き、驚いたドヒは急いでチョンスクが入院する病院へ向かう。

ドヒが駆けつけるとそこには元気なチョンスクの姿が。チョンスクはドヒの誕生日を祝う為にサプライズを計画していたのだ。今までドヒが自分の誕生日の代わりに両親の命日を優先していたのを知っていたチョンスク。そんなドヒに対し、チョンスクは「これからは自分の誕生日を大事にするように」と優しい言葉をかけると、ドヒは涙を浮かべながらケーキのろうそくの火を吹き消す。

後日、一人で出張に向かうドヒ。目的地に到着するものの、急遽スケジュールがキャンセルになり、リフレッシュも兼ねて海辺に向かう。海辺で子供連れの家族を見ると、亡くなった両親を思い出したドヒ。砂浜でお酒を飲みながら思い耽けていると、気づけば辺りはすっかり真っ暗に。ドヒは代理運転を呼び家へ帰る中、運転手の首元に血がついているのに気づき違和感を抱く。咄嗟の判断で車を飛び出し、刃物を持ち追いかけてくる犯人から必死に逃げる。絶体絶命のドヒの目の前にグウォンが！ドヒは一瞬戸惑うが、犯人とグルではないと判断しグウォンに助けを求める。グウォンは契約を条件にドヒを助ける。しかし、二人が手を繋いだ瞬間、グウォンは突如能力が使えなくなる。結局、能力が発動しないせいで二人とも海に落ちてしまう。岸に流れ着いた後、グウォンがドヒの手首を見ると、元々グウォンの手首にあったはずの十字架の印がドヒの手首に移っていることに気付く。

■見どころ・感想・視聴率など
待望の第1話視聴率は4.5％、瞬間最高視聴率は6.5％とまずまずの滑り出しだったが、同日スタートのMBC「烈女パク氏契約結婚伝」の率5.6％、瞬間最高視聴率は7％には届かなかった。（数字は25日ニールセンコリア、全国調べより）
●「烈女パク氏契約結婚伝」が「マイ・デーモン」を抑えて金土ドラマ視聴率1位に

それでも第1話放送前から注目を集めたキム・ユジョン×ソン・ガンの美男美女カップルには、「まじでひたすら顔が良い…・」「2人の顔だけで見てられる」など序盤から視聴者をときめかせたようだ。

第1話では、デーモン（悪魔）の能力についての紹介、そしてグウォンとドヒの出会いが見どころだ。
ソン・ガンが演じるチョン・グウォンはドラマ内では、デーモン（悪魔）として登場する。デーモンの存在を人間たちは皆「悪魔」として恐れるが、冒頭で「デーモン」は元々、人間の近くに寄り添い助ける「守護神」の役割であると紹介。また、グウォンという名前も韓国語で구원（グウォン：救済）という意味であることから、どうやらチョン・グウォンは今後の展開で人間たちを助ける役割をするのではないかと予想できる。

しかし、第1話最後で起きたグウォンとドヒの謎の関係に注目だ。二人が手を繋いだことにより、グウォンの特殊能力が消滅し、その能力はドヒの身体へと移動してしまった。これからグウォンが能力を使い、人間たちと契約を交わす代わりに救済していくかと思いきや、思わぬ展開でより一層今後の展開に期待が膨らむ。なぜ能力の移動が起こったのか、そしてドヒの身体に移動した能力は果たして再びグウォンの元に戻るのか？
この部分にも注目しながら第2話以降のストーリー展開にも期待したい。

また、キム・ユジョン演じるド・ドヒも並大抵ではない人生を歩んできたようだ。他人から悪魔よりも悪魔と言われるほど冷徹な性格の裏には、幼少期に両親を無くすも、生き残るために人一倍仕事をしてきた努力の姿が垣間見える。また、血のつながりはないがドヒをわが子のように育てたチョンソクは、家族の集まりの際もドヒだけを優遇するような発言をしていた。自身の子供達を差し置いて、ドヒだけをここまで可愛がるのも何か理由があるようだ。
第２話から本格的に始まる展開に早くも期待が高まる。



■第2話あらすじ
なんとか岸に流れ着いたグウォンとドヒだったが、その場で意識を失ってしまう。ドヒが再び目を覚ました場所は病院。さっきまでの出来事は全て夢かと安心するも、横に座っていたグウォンに気付き現実に引き戻される。ドヒは手首にある十字架のマークに気付くと、酒に酔った勢いで変なタトゥーをしてしまったと勘違い。必死に擦り消そうとするドヒに対し、グウォンは十字架のマークには絶対に何もするなと忠告をする。

その後、グウォンは自身の能力を取り戻すべく、秘書のボンギュ（ホ・ジョンド）にドヒについて調べるよう指示する。調査の結果、11歳の時交通事故により両親を失い孤児となったドヒは、未来グループの社長チョンスクに引き取られたと分かった。そこでグウォンは自身が一番得意とする「人の心を操ること」を使い、失った能力を取り戻すことを計画する。

一方、ドヒが経営する「未来F&B」に突如多額の損失が発生する。損失の原因はチョンスクの実娘スアン（イ・ユンジ）の仕業だった。それに勘付いたドヒは、スアンの元を訪れ不倫の証拠写真を突き付ける。驚くスアンに「チョンスクに告発されたくなければ損失分を元通りにするように」と脅迫し、「後継者争いは身内同士でやって」と言い残して颯爽と立ち去る。

事故後の後遺症があると嘘を口実にドヒを呼び出すグウォン。漢江に着くとグウォンは突然、「少しの間息を止められるか」とドヒへ聞く。キスされると思いグウォンを見つめるドヒ。しかしグウォンは能力を取り戻す方法を試すため、ドヒと共に川へ飛び込む。ドヒはグウォンの突発的な行動に理解ができず、怒りを露わにする。苛立つ気持ちを押さえ一人で自宅へ向かうドヒがふと電光掲示板を見ると、「未来グループ」の財務チーム長が自殺したというニュースが！横断歩道の真ん中で立ち止まり困惑するドヒ。そんなドヒに対し一台のバイクが向かってきて突然塩酸をかけ立ち去る。その時、またもやグウォンが現れドヒを守った。

見どころ・感想・視聴率など
土曜日はJTBC「力の強い女カン・ナムスン」と「無人島のディーバ」などの強力な作品がほぼ同時間帯に放送されたために、第2話の視聴率は3.4％にとどまった。（ニールセンコリア、全国調べより）

グウォンは失った能力を取り戻すためドヒに近づき、お得意の「人間の心を操る」ことを実践するものの中々うまくいかない様子。グウォンは能力が無ければ契約満了になった人間たちを処理することができないため、一刻も早く能力を取り戻さなければいけないが、取り戻すための方法はまだ謎のままだ。

一方、ドヒはチョンスク一家の後継者争いに巻き込まれ身の危険が危うい状況に。第2話では主にスアンの裏の顔が明らかになったが、他の兄妹たちもどうやら裏があるようであった。今後、後継者争いが絡んだ複雑な展開が期待される。未来グループの社長チョンスクもまた、ドヒを信頼し隠し事は一切ないと言っていたが、ドヒの両親の事故について何か隠していることがあるようだ。

そして、第1話でドヒを襲った犯人の顔も明らかになった。サイコパスな雰囲気が漂う犯人の部屋にはドヒの写真のほかに既に殺害されたと思われる被害者たちの写真も複数貼られていた。どうやら、連続殺人犯のようだが次のターゲットがドヒである理由は何なのか気になるところだ。第2話最後でドヒに塩酸をかけた犯人は果たして連続殺人犯のしわざなのか、それとも後継者争いがらみの身内の仕業なのか？この部分もストーリーが進むにつれ徐々に明らかになっていくだろう。

第1話、続いて第2話放送後、ソン・ガン×キム・ユジョン美男美女ペアに対する視聴者の歓喜の声が止まらない。まだ本格的な恋愛シーンは無かったものの、二人の顔がアップで映るシーンや手を掴むシーンだけでも既に視聴者たちはトキメキが止まらない様子。第1話、第2話では二人が言い合うシーンが大半を占めていたが、そんな姿さえも微笑ましかった。
次回予告では、グウォンがドヒのボディーガードをする様子が映された。徐々に距離を縮める2人の関係に来週もドキドキさせられるのは間違いない。


SBS金土ドラマ「マイ・デーモン」第3話は12月14日22時より放送、放送後Netflixにて独占配信される。

◇YouTube｜Netflix「マイ・デーモン」予告動画

◇SBS「마이 데몬」韓国番組サイト

【作品詳細】【「烈女パク氏」を2倍楽しむ】