新章公開目前!ソン・ガン主演「Sweet Home -俺と世界の絶望-」シーズン1のあらすじと気になるポイントをプレイバック

2023年12月01日01時24分ドラマ
Netflixシリーズ『Sweet Home-俺と世界の絶望-』独占配信中

12月1日からNetfliで独占配信開始が決まっている「Sweet Home -俺と世界の絶望-」シーズン2。K-クリーチャーズという韓国ドラマの新境地を切り開いたシーズン1では、次々と現れる未知の怪物と、古いマンションという閉ざされた環境に閉じ込められた様々な事情を抱える人々との闘いが描かれた。シーズン2公開に先駆けて、あらすじと押さえておきたいポイントをチェックしてみよう。

「Sweet Home -俺と世界の絶望-」は、家族を亡くし絶望の淵に立たされた高校生が、引っ越し先のアパートで人間の欲望を投影したモンスターに遭遇する人気Web漫画が原作とするサスペンスホラーだ。



■シーズン1第1話~第10話までのまとめあらすじ
学校でのいじめ、そして家族の交通事故死で天涯孤独になったヒョンス(ソン・ガン)は古いマンション「グリーンホーム」に引っ越し、自殺を考える。少し前に引っ越してきたベーシストのジス(パク・ギュヨン)も個性的な住民に困惑していた。ある夜、注文していたカップ麺が食い荒らされていることに怒ったヒョンスは、残骸を辿った先で見たこともない怪物を目撃して部屋に逃げ戻る。不穏な気配が忍び寄る中、玄関のシャッターが閉じて、住民たちはマンションに閉じ込められてしまう。どうにかシャッターをこじ開けた住民たちは見たこともない怪物を目の当たりにして恐怖に陥る。

間一髪で怪物を追い出した住民たちは、上層階に潜む怪物に怯え寄り添い合う。ある目的でマンションを訪れて閉じ込められた殺し屋サンウク(イ・ジヌク)は怪物と戦って負傷するが、怪物化を恐れて住民たちに監禁されてしまう。ジスは怪物から救ってくれたジェヒョン(キム・ナムヒ)と共闘。父が怪物化したせいで取り残された幼い子どもたちを見つけたヒョンスは発明家ドゥシク(キム・サンボ)が開発した武器を手に救出に向かう。

子どもたちを救い、自らも怪物になりそうになったところを寸前で我に返ったヒョンス。迫りくる怪物から子どもたちを守ったのは、我が子を事故で亡くし精神を病んでいたミョンスク(イ・ボンリョン)だった。世界が突如現れた怪物によって崩壊していく中、非常事態を宣言する最中に怪物化した大統領が軍に射殺される一部始終をテレビで観て絶望する住民たち。上層階に残っていた住民たちに武器を持って1階に集合するよう呼びかけるウニョク(イ・ドヒョン)。

内に秘めた欲望が人間を怪物化させることが明らかになる一方で、待ちわびていた娘があと一歩のところで怪物に殺されるのを目の当たりにしてしまったジノク(キム・ヒジョン)。全国で戒厳令が敷かれる中、元軍所属だった消防士イギョン(イ・シヨン)は地下で怪物に襲われる。怪物と闘い、9階から転落しながらも驚異的な回復を見せたヒョンスは住民から隔離されてしまう。



サンウクがマンションに出入りしていた理由が明らかになる中、上層階に残された住民を救出に向かうヒョンス。ドゥシクの部屋に辿り着いたヒョンスは、怪物化したミョンスクの姿に唖然とする。

イギョンは怪物化の研究をしていた夫の職場に向かうため、バイクでマンションを飛び出す。ヒョンスはその特殊な能力を使って住民たちの部屋から頼まれた物を取ってくる役割を担う。そんな中、他の住民も怪物化を始め、再び住民たちは恐怖に陥る。

地下の怪物を撃退し、命からがら住民たちが生き延びる一方、軍に捕らわれたイギョンはある条件と引き換えに身柄を解放される。水は汚染され、ジスが盲腸で余談を許さない状況に陥ると、住民たちは手術の道具を調達しに装甲車で病院を目指すが、巨大な怪物に襲われてしまう。

危機を救ったのは消防車で怪物に突撃したイギョンだった。彼女の帰還でしばし和やかな雰囲気に包まれたグリーンホームだが、新たな怪物化の兆候を見せる住民や、脱走兵の登場で事態は再び緊迫。行方不明だった警備員が変わり果てた姿で住民を襲い始め、再び仲間が犠牲になってしまう。

グリーンホームに戦車で突入してきたギャング集団は、住民たちを虐殺し始める。殺されながらも怪物化したソニョン(キム・ヒョン)は彼らを守るために闘う。ギャングはヒョンスの能力に目をつけて屋上に連行するが、それを救ったのはヒョンス同様に怪物化を制御した特殊感染者でギャングの一員ウィミョン(キム・ソンチョル)だった。

特殊能力者と人類の共存を否定し、再び殺戮を始めるウィミョンに制御を失ったヒョンスは怪物化して暴走。それを止めたのは、自らも怪物化が始まっていたドゥシクだった。自らを犠牲にして自分を救ってくれたドゥシクの死に悲しむヒョンス。軍が怪物と共に生存者も殲滅しようとしていることを知ったイギョンらは、墓地で偶然発見した地下道を通じてグリーンホーム脱出を決意。軍による砲撃が始まる中、地下道に逃げた住民たち。ひとりで残ったヒョンスを迎えに行ったウニョクは妹ウニュ(コ・ミンシ)と別れ、ヒョンスを迎えに行くと、崩れ行くグリーンホームと運命をともにした。ウニョクの説得も虚しく、グリーンホームから外界に飛び出したヒョンス。残された住民は地上への出口を見つけ、軍に保護された。

軍と合流することを決意したイギョン。砲撃の中、軍に向かって行ったヒョンスは意識を失い、車内で目を覚ます。運転していたのはサンウクだった…。



■見どころ
突如現れた様々な形をした異型の怪物との闘いを描いたシーズン1は、韓国ドラマにおけるゾンビ以外のクリーチャーを扱ったドラマの草分け的存在であり、グロテスクで不気味だけど後を引く魅力が話題になった。

物語の魅力を最大限に引き出した要因のひとつが古いマンションという閉ざされた空間だ。映像の至る所に、我々が普段目にしているのと変わらない生活感が漂い、怪物が跋扈する外界から身を守るように個性的な住民が寄り添い合う中で、マンション内でも発生する怪物に怯える姿は臨場感に満ちている。

作品の設定で面白いのは、いつ誰が怪物化するか分からないという点だ。上述の通り、さまざまな形をしている怪物だが、その詳細については、「その人の欲望が人を怪物に変え、ゾンビのように感染しない」ということと、「一部の人間(特殊感染者)は怪物化しても理性を残し、人間の姿を維持したまま怪物の力を使える」という点だけ。怪物が突然世界に現れたきっかけや、どんな条件下で特別感染者が生まれるのかなど謎に包まれた部分が多く、続編での真相究明に期待が高まる。

物語は、住民の怪物化や、怪物による犠牲で人数を減らしながらも、最後まで怪物化を免れた住民たちが軍による怪物殲滅作戦の巻き添えを逃れて脱出し、軍に保護されるところで幕を閉じるが、そんな彼らもシーズン2で怪物化してしまう可能性を秘めている。既に公開されているシーズン2の予告編ではイ・ジヌク演じるサンウクが怪物化している姿が描かれている。こちらも参照→ソン・ガン主演のNetflix「Sweet Home」シーズン2が12月1日に配信決定!ポスター&日本語版予告編公開

同じくクライマックスでは、一行から離脱し、ひとり外界に飛び出した主人公ヒョンスが、サンウクに保護される謎めいた展開で終わっており、その前後の脈絡も気になるところだ。

閉塞的な空間での迫りくる怪物の恐怖を強調したシーズン1とは対照的に、外の世界でのダイナミックな怪物との戦闘が描かれるシーズン2の予告編からは、シーズン1から続投したグリーンホームの住民のほか、「サイコだけど大丈夫」のオ・ジョンセや、同じく未知のクリーチャーを描いたNetflix「地獄が呼んでいる」をはじめ、主にミステリアスな女刑事役で媒体を問わず話題作の常連となったキム・シンロクの姿も確認できる。

怪物にまつわる新事実や、グリーンホームを脱出した住民たちを待ち受ける新世界、主人公ヒョンスの運命など気になるポイント目白押しのシーズン2は12月1日(金曜日)からNetflixで独占配信開始する。

Netflix

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