NHK海外ドラマ「DOC2 あすへのカルテ」第11話“前進”でアニェーゼがアンドレアに別れを告げた!ネタバレと第12話“ゴールド・スタンダード”予告

2023年11月27日11時40分ドラマ
NHK番組サイトより

11月26日(日)23時より「DOC(ドック)2あすへのカルテ」第11話“前進”がNHK総合にて放送され、ガブリエルが恐怖に打ち勝ち自分の弱さを明かした。12月3日に第12話“ゴールド・スタンダード”が放送される。NHK番組公式サイトで予告動画やまとめ動画が公開中だ。



「DOC(ドック)あすへのカルテ」は、イタリア初の医療系ヒューマンドラマ。12年間の記憶を失ったエリート医師・アンドレアの愛と再生が描かれた感動の物語。

11月26日に放送された第11話「前進」では、原因不明の症状に悩まされる2人の女性が入院してきた。一人はアニェーゼとダヴィデが迎え入れた里子・マヌエルの実の母で、産後直後から、体調不良のため仕事も生活にも支障をきたしていたミレーナで、もう一人は不安症を抱える母をもち、原因不明の吐き気に悩む女子学生・サブリーナだ。

アニェーゼと復縁を望むアンドレアは、ミレーナの病気を治療してマヌエルを引き取れるようにしようと躍起になる。なかなか病はみつからず諦めかけたその時、ついにその原因にたどり着いた。しかし、アニェーゼは、ミレーナの病を通して、マヌエルとダヴィデと向き合ううちに、もうすでに彼らが自分の“家族”なのだということに気づき、アンドレアに別れを告げた。よこしまな心で患者を救おうとしていると悩んでいたアンドレアは、結局、その邪悪な部分のしっぺ返しを受けてしまったのだった。

同じく、誰の損にもならないことを計算したうえで、自分の父を救うためにカルーソと取引をしたダミアーノも、その不誠実さを指摘され、ジュリアから別れを告げられてしまった。

前進せず終わってしまった2つの恋。その一方で、アニェーゼ家族とミレーナは新しい未来に向かって歩みだし、やっと自分の弱さを受け入れたガブリエルもルチアに全てを打ち明けることで前を向くことができるようになった。

意外だったのは、チェチーリアの協力だ。アンドレアの医師としての“やり方”には異論を唱えているが、彼を貶めようとは思っていないことが判明。敵か味方かわからなかったチェチーリアだったが、内科のチームワークの利点にきづいてくれたのかもしれない。次回、12月3日に放送される第12話では、チェチーリアの“一夜の相手”ルッジェーロがベッドの中で体調をくずしてしまい、ひそかにアンドレアに協力依頼が届く。一方、ガブリエルが自分のうそを告白し、去ろうとしたところ、病院でシステム障害が発生する。



■前回:第11話「 前進 」ネタバレあらすじ
バス移動をしていた女性・ミレーナが突然吐き気に襲われ、路上で吐血、全身の痛みも訴えて入院してくる。問診の過程でミレーナがアニェーゼが里親になっているマヌエルの実の母親だとわかる。シングルマザーのミレーナは産後に全身の痛みを訴え、育児が出来ない状態となり、マヌエルが里子に出されていた。

しかし、ミレーナの訴える痛みはどの病気にも当てはまらず、線維筋痛症と考えられたが、病気の根源が見つからないため、これまで感じてもいない痛みを訴えているのではと医師たちは疑ってきた。ミレーナが回復すればマヌエルを彼女のもとに返すことができ、ダヴィデとも別れられるかも…そんなことをにおわすアニェーゼの言葉に、復縁を望むアンドレアはミレーナの症状の原因究明に躍起となる。

リッカルドとカロリーナは、原因不明の嘔吐に苦しむ女子大生・サブリーナを担当することに。彼女もこれまでいくつもの病院を受診してきたが、嘔吐の原因がわからず、苦しんでいた。彼女には不安症の母がおり、そのストレスのせいだと本人は思っているようだが、2人の監督医師であるダミアーノは、過食症を患っている場合、それを隠すこともよくあると2人に忠告する。

一方、ダミアーノはロレンツォがゼロ号患者である証拠をカルーソにリーク。カルーソは調査委員会の審議にかけることに。それを知ったアンドレアは、自分が病院を追い出される覚悟を決めたことをことを内科チームに話す。チェチーリアはアンドレアが真実を隠していたことを非難するが、すべてはロレンツォの妹のためだったと話す。ロレンツォが自分の過失で死に至ったと判断されると、妹が受け取るはずだった援助が打ち切られ、さらに賠償責任まで生じることを恐れたからだと。

そんな中、ダミアーノの元にローマに住む父から、麻酔に関しての権威が裁判で証言してくれたことで、審議無効となり、無罪放免になったという知らせが入る。カルーソは約束を守りダミアーノの父を助けたのだ。

その後、ローマで行われた調査員会の審議に基づき、ロレンツォがゼロ号患者だと証明できないという決定がなされ、ロレンツォの妹は家族連帯基金からの援助を弾き続き受けられることになった。ダミアーノは事前にローマでの判決を知っており、カルーソにリークしても問題はないと分かっていたとジュリアに明かす。しかし、ジュリアは自分を騙したダミアーノを許せず別れを告げた。

サブリーナの嘔吐の原因を探る研修医の2人は、ダミアーノに反発して検査結果が上がってきても隠そうとする。そんな中、カロリーナはサブリーナが吐き気を和らげるために熱いシャワーを浴びていること、そして大麻を常用していることを知り、彼女がカンナビノイド悪阻症候群だと突き止める。ダミアーノは検査結果を隠していたことを責めるが、カロリーナの優秀さを認め、さらにカロリーナが過食症を患っていたことを後で知ったと話し、不用意な発言をしたことを謝る。サブリーナは今後大麻の使用を控えると約束する。

心理士ルチアから、まだ心の病の原因が解明できていないため、エチオピアに返すことはできないと言われたガブリエルは反発するも、内科チームの仲間も、それぞれ人にはいえない秘密を持っていることに気が付き、やっと弱い自分を認めることができた。アンドレアが自分がついた嘘(コロナ陽性と診断書に書き加え、病院を逃げ出してしまったこと)を知っていることも気づき、これから後悔と恥を抱きながら生きていかなければならないと泣き崩れる。「僕は責任を投げ出したんだ。恥を抱えていく」と話すガブリエルに、「君が命を落としていたら、僕は自分を赦せなかった。何もきづいてあげられなくて悪かった」とアンドレアは寄り添った。

白衣を着ているときだけ元気な働きすぎのリッカルドを心配したアルバは、ルチアに相談し、仕事依存症だから治療を受けて欲しいと告げる。リッカルドは、アルバを医師としての自覚が足りないと非難、その診断を下したルチアに直談判に行き、自分は病気ではない余計なことをいうなと荒々しく断じた。

一向に病気が見つからないミレーナ。このまま全身の痛みに耐えながら生きていかなければならないと覚悟した矢先、彼女が口の渇きを癒すためにいつも口にしているミントがヒントになり、アンドレアは彼女がシェーグレン症候群だということに気がつく。ミレーナが訴える痛みにばかり注目して、口の渇きや結膜充血に気づかず、この自己免疫性疾患を見逃していたのだ。

治療法も見つかり、新しい仕事も手に入れたミレーナ。これでマヌエルとの里親関係は解除できるとアンドレアは密かに喜ぶ。しかし、アニェーゼは驚くほど自分が喪失感を感じていることに気が付く。最近はマヌエルともダヴィデとの仲も順調で、失いたくないと感じたのだ。

クルーズ船の給仕の仕事を得たミレーナは、できるならマヌエルを養子にもらってほしいとアニェーゼにお願いする。これが自分に与えられた最後のチャンスで、今、マヌエルを迎え入れても、失敗したときに子供のせいにしてしまいそうだし、アニェーゼのいるなら安心だという理由からだ。アニェーゼはその申し出を喜んで承諾する。

アニェーゼは、アンドレアに復縁できないと告げる。自分がアンドレアにもう一度夢中になったのは、家族から目を背けていたからだったと。今、自分の家族はダヴィデとマヌエルなのだと。

ロレンツォの診断書の件で理事会の審議が行われた。医者を辞める覚悟を決めていたアンドレアだったが、チェチーリアが証言しなかったことが幸いし、なんの罪にも問われないことに。理事会はチェチーリアとアンドレアを国際会議に行かせることにした。カルーソはまだアンドレアを追い出すことを諦めておらず、最終試験として、アンドレアに一日医長を務めるという課題を出す。



■次回:第12話「ゴールド・スタンダード」あらすじ
チェチーリアの一夜の相手・ルッジェーロが倒れてアンブロシアーノ病院に運ばれてくる。チェチーリアは相手の素性は知らないという。だが彼はカルーソの秘書の夫だった。一方、ガブリエルが自分がついていた嘘を内科のみんなに告白し、病院を去ろうとしたその時、病院内のシステムに突然、障害が発生。画像診断や病理検査など、いわゆる「ゴールド・スタンダード」ができない状態になってしまう。

シーズン2 各話ネタバレあらすじ
シーズン1 各話ネタバレあらすじ

■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
カロリーナ・フィンティ:ベアトリーチェ・グランノ(声:廣田悠美)
チェチーリア・テデスキ:アリーチェ・アルクーリ(声:小林ゆう)
ダミアーノ・チェスコーニ:マルコ・ロセッティ(声:高橋広樹)
テレーザ・マラルディ:エリーザ・ディ・エウザニオ(声:斉藤あんり)
ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)ほか

原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2022年 イタリア

【放送予定】 総合 毎週日曜23時 2023年9月17日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]

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