マリニン4回転半を決めショート1位!宇野昌磨は完璧な演技で僅差の2位「フィギュア・GPファイナル」1日目結果!

2023年12月07日21時59分スポーツ
©テレビ朝日

12月7日にグランプリファイナルの火蓋が切って落とされた。男子ショートはイリヤ・マリニン、宇野昌磨、鍵山優真、三浦佳生、ケビン・エイモズ、アダム・シャオ イム ファの順となった!女子ショートは8日の20時30分からテレビ朝日で放送される。関連動画がテレビ朝日フィギュアグランプリシリーズ特設サイトに公開されている。



6カ国を転戦するGPシリーズの成績上位6名のみが「GPファイナル」に進出し世界一の座を争うグランプリファイナルが12月7日から中国・北京で開催された。まず、初日は競争が激しいと予想される男子シングルのショートプログラムが行われた。アダム・シャオ イム ファ(FRA)、イリア・マリニン(USA)、鍵山優真(JPN)、宇野昌磨(JPN)ら、近年まれに見る接戦が予想され、それも4回転は確実に決め、ジャンプや各演技要素の完成度、表現力勝負とみられていた。

まず、7日に行われたのはショートプログラム。5番目に登場したマリニンが4回転トーループの単独ジャンプを4回転アクセルに変更し、その後の4回転ルッツ+3回転トーループのコンビ、3回転アクセルも完璧に決めた。男子ショートではアクセルジャンプは3回転か2回転と決められているため、当初、4回転アクセルが点数に入らないかと混乱も見られたが、単独の4回転ジャンプとして認められ106.90という驚異のスコアをたたき出した。

2番目に滑った宇野昌磨はNHK杯ではジャンプの厳しい判定に泣いたが、今回は予定していた4回転フリップ、4回転トーループ+3回転トーループ、3回転アクセルすべてが加点される美しい演技で106.02点と高得点となった。4回転半を飛んだマリニンに演技構成点は47.11点とトップのスコアだ。

3番目に滑った鍵山優真も予定通り4回転サルコウ、4回転トーループ+3回転トーループ、3回転アクセルを完璧に決め、103.72点。上位3人はステップスピンともにすべてレベル4というジャンプだけではない演技を見せている。三浦佳生は冒頭の4回転サルコウが乱れ、コンビネーションに出来なかったが、しっかりリカバリーして94.86点、ケビン・エイモズは3回転アクセルでステップアウトしてしまい93.20点、優勝争いの一角を担っていたアダム・シャオ イム ファは冒頭の4回転ルッツの予定が2回転になってしまい点数にならず悔しい88.36点となったが、その身体能力を存分に見せつけた。

男子のジュニアに出場している中田璃士のショートは4位、日本と韓国勢のみが勝ち上がってきた女子ジュニアは韓国のシン・ジアが1位、島田麻央が2位、上薗恋奈が3位、中井亜美が4位につけている。男子フリーは9日、女子フリーは8日に行われる。

テレ朝動画では有料でのライブ配信を実施している。配信ではすべての演技をみることができる。

■グランプリファイナル・北京大会 テレ朝地上波放送スケジュール
12月8日(金) 20:30~女子ショート
12月9日(土) 20:00~男女フリー
12月10日(日) 23:00~エキシビション

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