坂本花織、安定の演技でショート1位に!「フィギュア・GPファイナル」ジュニアでは島田麻央が3回転半、4回転を決め優勝!

2023年12月08日23時22分スポーツ
©テレビ朝日

12月8日に女子SPが行われ、ジャンプミスが続発する中、安定の演技で坂本花織がトップに!直前に行われたジュニアでは島田麻央が圧倒的な技術力で連覇を達成!男女フリーは12月9日の20時からテレビ朝日で放送される。関連動画がテレビ朝日フィギュアグランプリシリーズ特設サイトに公開されている。



6カ国を転戦するGPシリーズの成績上位6名のみが「GPファイナル」に進出し世界一の座を争うグランプリファイナルが12月7日から中国・北京で開催され、8日は女子ジュニアのフリー、およびシニアのSPが行われた。

女子競技では体重が軽いジュニアの方が高い技術を見せると言われているが、まさに2023年のグランプリファイナルではその状態となった。ジュニアは日本勢と韓国勢で3人ずつが登場している。ショートで首位にたったのは韓国のシン・ジアだったが、フリーでは島田麻央がが3回転半、4回転を決めて首位を奪い返し総合で優勝し、連覇を決めた。島田、ジアを含めたジュニアに出場した6人がかなり完成度の高い演技をみせ観客を魅了した。

そんなジュニアの台頭に危機を感じたのか、シニアの女子ショートは荒れてしまった。前日の男子のショートが完成度が高く、失敗の少ない演技であったことや直前のジュニアのフリーも同様のことだったことに比べて、ネットなどでは辛辣な意見も多かったが、1位になった坂本花織以はそんな意見を跳ね返す演技を見せた。

滑走順で5人までが完璧とはいえない演技の中、坂本花織は2回転アクセルはいつも通り高さと距離もでた加点の大きいジャンプを見せ 続く3回転ルッツ、後半の3回転フリップと3回転トーループのコンビネーションも鮮やかに決めて、77.35点をたたき出した。悲願のグランプリファイナル表彰台への一歩を刻んだ。

2位につけたのはベルギーのルナ・ヘンドリックス(だ。3回転フリップにミスがあったもののその後のジャンプは問題なくこなし、スピンステップはすべてレベル4で2位につけた。そして3位に入ったのはニーナ・ピンザローネだ。日本勢の吉田陽菜は3回転半に挑むも惜しくも転倒して4位、住吉りをんはジャンプにミスがでて5位となった。明日のフリーではすべての選手がもてる力を発揮した上での戦いを期待したい。

■グランプリファイナル・北京大会 テレ朝地上波放送スケジュール
12月9日(土) 20:00~男女フリー
12月10日(日) 23:00~駅シピション

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