NHK海外ドラマ「DOC2 あすへのカルテ」第13話“子離れ”でリッカルドがロレンツォの英雄的な死を認識…ネタバレと第14話“病名”予告

2023年12月11日11時50分ドラマ
NHK番組サイトより

12月10日(日)23時より「DOC(ドック)2あすへのカルテ」第13話“子離れ”がNHK総合にて放送され、リッカルドがカロリーナからロレンツォの英雄的な死について知らされるが…。12月17日に第14話“病名”が放送される。NHK番組公式サイトで予告動画やまとめ動画が公開中だ。



「DOC(ドック)あすへのカルテ」は、イタリア初の医療系ヒューマンドラマ。12年間の記憶を失ったエリート医師・アンドレアの愛と再生が描かれた感動の物語。

12月10日に放送された第13話「子離れ」では、チャージ症候群で盲ろう者のマッテオが高熱と腹部の痛みで入院。そして、テレーザの娘イラーリアが原因不明の呼吸困難で運び込まれてくる。マッテオは過保護な父によって大事に育てられたがゆえに成人してから小児感染症にかかってしまったことが判明、そして失恋が原因で服毒自殺を図ったと心配されたイラーリアは、SNS動画のニセ情報に踊らされて洗剤で歯を磨く愚行を犯して体調不良に陥っていたことが判明した。

それぞれの家族の子供への愛情が描かれ、同棲生活中のエンリコとテレーザの様子や、ダメダメなテレーザの元夫も再登場、彼も大事な家族なのだと再認識。最後は皆が和解し、アンドレアがマッテオの聴力が回復できることも突き止めた。

そんなドタバタの中、チェチーリアが「感染症防止対策」を過剰に心配する本当の理由が明かされた。実は彼女の母が、2003年にSARSを特定し感染防止体制をつくり世界を窮地から救ったカルロ・ウルバニのスタッフの一人だった。カルロ同様、チェチーリアの母もその時の感染症が原因で亡くなっていたため、チェチーリアは誰よりも「感染症」に備えることに務めていたのだ。彼女の健気さにジーンとしてしまう。

そして、罪悪感に押しつぶされ、過食症を再発させてしまったカロリーナは、リッカルドに「ロレンツォの死」の秘密を告白。リッカルドはロレンツォが自分のボンベを患者に譲った“英雄的”な死は、それを隠す必要はないし、カロリーナのためにもならないとアンドレアを糾弾。白衣をアンドレアに渡して病院を立ち去ってしまった。コロナ以降、全身全霊を傾けていた医師の仕事に見切りをつけてしまったのだろうか?

リッカルドに真正面から正論を唱えられ、目が覚めたアンドレアだったが…。

次回、12月17日に放送される第14話では、カルーソから「ロレンツォの死」の調査を依頼されたチェッーリアが、アニェーゼにロレンツォのカルテについて不審な点があると突きつける。一方、薬物依存症の母・エレオノーラとの関わり合いを避けていたジュリアのもとに、母の婚約者・セルジュが突然記憶を失い病院に入院してくる。



■前回:第13話「 子離れ」ネタバレあらすじ
アンドレアの医長としての実力を認めたチェチーリアは、自分が医長を辞した後もチームの一員として内科に残りたいとアンドレアに頼む。それを知ったアニェーゼとジュリアは、チェチーリアを密かに嫉妬する。

エチオピアに帰国することにしたガブリエルは、エリザにこれまでのことを謝罪し変わらぬ愛を告白、一緒に国に来て欲しいと告げた

視力と聴力を失っているチャージ症候群のマッテオが高熱と腹部の痛みで父親に付き添われて入院してくる。アフリカで流行しているラッサ熱の疑いがあったが、父親によればマッテオは他人との接触がなく、海外渡航歴もないという。しかし、マッテオの手に描かれたマロッシ・アルファベット(手に書いたアルファベットを使ってコミュニケーションをとる)の文字がアフリカ伝統のヘナタトゥーで入れられていたことに気づいたチェチーリアは、マッテオが外部のものと接触していると気づき、伝染病の疑いを強める。
そんな中、エンリコと運転練習をしていたテレーザの娘イラーリアが呼吸困難で運び込まれてくる。原因が分からず入院することになるが、イラーリアが“ホルムアルデヒド”を服用していたことが判明。失恋から服毒自殺を図ったのではないかと慌てる保護者達。テレーザは、エンリコと同棲して以来、自分が娘たちに目を向けず、イラーリアが最近失恋していたことなど知らずに過ごしていたことを後悔する。

カロリーナの過食症が再発していることに気づいたヴァランティーから報告を受けたアンドレアは心配するが、カロリーナがロレンツォのことで苦しみながらも、父が医師でなくなることを心配しているとことを知る。

一方、アルバに仕事中毒を心配されるリッカルドは腹を立てるが、カロリーナは「コロナ禍」を共に過ごさなかったアルバにはリッカルドの気持ちは分からないと慰めた。

マッテオが父親に連れてこられたアフリカ出身の女性・アミーナと2人きりの時間を過ごしていることが明かされた。チェチーリアは深刻な感染症の可能性が高いと言い、その女性を探させることに。

カロリーナは自分の“過食症再発”の原因が、「ロレンツォの死」にあることをリッカルドに打ち明けた。ヴァランティーはカロリーナに今度は君が「空白を埋める」番だと訴えるが、カロリーナはヴァランティーに別れを切り出した。

マッテオがテッサ熱ではないことが分かった。アミーナが見つかり病院に連れてこられるが、彼女はマッテオとは性的関係をもっていないと話す。マッテオはまだ子供で一緒にいる時もただ遊ぶだけで、抱きかかえて歌を歌ってあげるという。マッテオはアミーナの歌を楽しんでいただけだった。

テレーザの元夫がイラーリアのスマホから“ホルムアルデヒド”を服用することになったきっかけを見つけた。イラーリアは「洗剤で歯を白くする」という動画を信用して洗剤を口にしたのだ。

アンドレアはチェチーリアは、マッテオが「子供」だというヒントと、これまで外部との接触を絶たれていたことから、小児感染症の「ロタウイルス」だということに気づく。さらにアンドレアはマッテオが「アミーナの歌が聞こえる」と話していたことから、人工内耳でマッテオの聴覚が戻ることを突き止めた。

カロリーナから全てを知らされたことを明かしたリッカルドは、ロレンツォが患者に自分の酸素を譲り、英雄的な死を遂げたことを何故秘密にするのかと迫った。アンドレアはカロリーナを守るためだと話すが、リッカルドはそれによってカロリーナが罪悪感に苛まれ過食症を再発させてしまったではないかとさらに詰め寄り、もう自分が尊敬していた「DOC」はいないと言い放って去って行った。

アンドレアはカロリーナに「ロレンツォの英雄的な死」を公表することにしたと告げる。しかし、カロリーナはそれよりもアンドレアが医師を辞めることになるのが辛いと話す。そんな中、カルーソはチェチーリアに「ロレンツォの診断書」が三人の医師によって書かれている矛盾を指摘し、調べて欲しいと告げる。



■次回:第14話「病名」あらすじ
ジュリアの母エレオノーラの婚約者セルジョが突然記憶を失う。母には薬物依存の過去があり、ジュリアはセルジョも薬物を摂取したのではないかと疑った。彼が口にする「アル」という人物が何かを知っているようだが…。アリアンナは長年痛みに苦しんてきたが、いくら検査しても原因がわからない。彼女は新型コロナの感染拡大時にこの病院で医師たちが踊る動画を見て以来、SNSでフォローしているリッカルドを頼ってきたという。

シーズン2 各話ネタバレあらすじ
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■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
カロリーナ・フィンティ:ベアトリーチェ・グランノ(声:廣田悠美)
チェチーリア・テデスキ:アリーチェ・アルクーリ(声:小林ゆう)
ダミアーノ・チェスコーニ:マルコ・ロセッティ(声:高橋広樹)
テレーザ・マラルディ:エリーザ・ディ・エウザニオ(声:斉藤あんり)
ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)ほか

原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2022年 イタリア

【放送予定】 総合 毎週日曜23時 2023年9月17日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]

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