【最終回ネタバレ】「下剋上球児」 鈴木亮平たち越山高校野球部はついに甲子園の切符を掴み、日本一の下剋上を成し遂げた!
最終回は9.5%で好フィニッシュ!南雲先生(鈴木亮平)、山住(黒木華)率いる越山高校野球部が地元の人と力を合わせて甲子園の切符を勝ち取った! TBS日曜劇場「下剋上球児」最新話はTVerにて、全話はParaviでは配信中だ。
日曜劇場「下剋上球児」の最終回・第10話が12月17日に放送された。ビデオリサーチ社調べの世帯での視聴率は10.8%、10.7%、9.2%、8.0%、10.1%、9.3%、8.6%、9.9%、10.2%と推移し、最終回は9.5%で幕を下ろした。前作の「VIVANT」と比較してしまうと数字的にはかなり劣勢となるが、前作は出演している俳優陣や海外ロケなど撮影にも多大な費用と時間をかけ、最終回前には特別番組を組むなど最近のドラマで「これほどまでに?」と驚かれるほどの予算をかけているのに比べると、かなりの善戦だと受け止められている。
第9話に出演した東北楽天ゴールデンイーグルス所属の田中将大選手、これまでに出演した鳥谷敬や川崎宗則に続き、最終話には決勝戦の相手・伊賀商業の監督として元プロ野球選手の元木大介が登場した。元木は引退後、各バラエティ番組などで才能を発揮してきて、Vシネマにも出演経験がある。これまで登場した選手の中では感情を込めた台詞が最も多かったが、これまでの経験で見事に監督役を乗り切った。
そして、最終回は越山高校野球部が甲子園への切符をかけ名門の伊賀商業との決勝を迎え、その模様が放送の大半を占めた。物語の結末はドラマが始まる前から皆知っているのだが、回を追う毎に訪れるピンチに野球部のみんながどんな風に対応してゆくのかに視聴者はのめり込んでみていた。
©TBSまた、決勝戦の模様は甲子園で撮影され、5千人を超えるエキストラを集めた。撮影は11月中旬だったが、高校野球の予選決勝ということで7月を想定し、エキストラたちも全員夏の服装で参加した。主演の鈴木亮平は大勢のエキストラの参加に、「あの歓声、あの熱気、あの光景、あの瞬間、生涯忘れられない」と感謝を述べている。
■DVD&Blu-ray、公式メモリアルブックプレゼント
日曜劇場「下剋上球児」は最終回を迎えた。2024年4月12日にDVD&Blu-rayが、2024年1月29日には公式メモリアルブックが発売となる。それを記念して、DVD&Blu-rayは20名に公式メモリアルブックは50名にプレゼントされる。詳細は番組公式サイトにて掲載されている。
■最終回・第10話ネタバレあらすじ
決勝進出を決めた越山高校野球部。丹羽(小泉孝太郎)は地元の有力者たちを集めて、甲子園へ行く場合の費用について皆で頭を悩ませていた。これまでなにかと費用を捻出してきた犬塚(小日向文世)もさすがに3千万と聞いて驚き、翔(中沢元紀)の母であり、犬塚の娘の杏奈(明日海りお)から「払うというな」と釘を刺される。
南雲(鈴木亮平)の家で決勝へと決意を固める部員はもちろん費用のことなど考えてもいない。三年生にとっては、高校生活最後になるかもしれない試合だ。そんな中、大学からスカウトを受けていた根室(兵頭功海)はそのことを姉・柚希(山下美月)に言えずにいた。柚希は大学にゆくようにいうのだが、家の事情を考える根室は就職すると言い張る。さらに犬塚はある決意を固めていた。犬塚は翔にプロ野球選手になりたいのかと聞くが、犬塚は他にやりたいことがあるという。
そしていよいよ決勝当日。南雲と生徒たちの“日本一の下剋上”がかかった、運命の試合がスタートする。応戦席には越山高校の応援だけではなく、準決勝で対戦した星葉高校の応援団も大勢駆けつけてくれていた。先発は根室が務める。準決勝で負傷した久我原(橘優輝)は休んでいなくてはいけないところ、どうしてもベンチに入りたいとやってきていた。
好投を続けていた根室だったが、5回に捕まってしまう。1年生の阪(中山翔貴)に交代し、根室は外野に回る。柚希は弟に思いっきり「がんばった!」と声をかけた。そのころ、高校の甲子園準備室では決勝を見守りながら金策に走っていた。OB一人一人に寄付のお願いの電話をかける。そんななかクラウドファンディングはどうかという意見がでるが高校では詳しい人物はいない。そして応援席にいた美香(井川遥)に声がかかる。美香はクラウドファンディングもいいが、そのことを告知する方法としてなにかイベントと組んで、その場で広めてもらい、かつ寄付してもらうことを思いつく。準決勝の時に肉フェスのイベントとTシャツを間違えたことが縁でイベントスタッフも大勢球場にいた。美香はその人たちにイベントの時に募金をさせてもらえないかを頼み込んだ。
6回に伊賀商業に追いついた。しかし、7回裏、2点差をつけられる。ここで南雲はピッチャーをエースの翔に代える。そして8回を迎える。南雲は生徒達に「どんな手をつかっても勝つ」と言い放つ。部員の士気もあがった。
そして8回表、椿谷(伊藤あさひ)がランナーを3塁にすすめる魂のスライディングでる1類にでた。ここで南雲は走者を久我原に代えた。久我原が盗塁するかと思われたが、1,2塁間で挟まれてしまう。しかし、これは作戦で、その隙に3塁ランナーがホームを踏んだ。3番の楡(生田俊平)、4番の中世古(柳谷参助)、5番の阪もヒットをうち、ついに勝ち越した。
迎えた9回裏、ここを抑えれば優勝だが、伊賀商業もねばる。満塁のピンチに、久我原を伝令に出す。久我原は南雲の言葉として「ここで一息」という指示ではない言葉にみなリラックスする。そして翔が三振を奪い、勝利した。
病院で目の手術を受けていた犬塚もテレビから流れる音で越山高校の優勝を知った。イベント会場に選手も駆けつけるとその場での寄付も沢山もらえた。根室は柚希に大学からスカウトされている話をして、大学に行きたいという。柚希は頑張れと応援する。寄付も目標額に到達した。甲子園での1回戦は0:11で負けてしまったが、生徒達は心に大きな勝利を掴んでいた。
2023年、根室は社会人野球を続け、翔は教師を目指すことを決めた。他の部員達もそれぞれ頑張っている。
TBS 2023年10月15日スタート。毎週日曜日21時放送「下剋上球児」。出演:鈴木亮平、黒木華、井川遥、小日向文世、生瀬勝久、松平健、小泉孝太郎、明日海りお、山下美月(乃木坂46)、きょん(こっとん)、伊藤さゆり、大倉孝二ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@gekokujo_kyuji」。
◇TBS「下剋上球児」番組公式サイト
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