「不適切にもほどがある」クドカンの脚本に絶賛の声!阿部サダヲ、不適切な台詞の嵐!第1話ネタバレと第2話あらすじ
1月26日(金)に第1話が放送された「不適切にもほどがある」は不適切表現について番組冒頭でお断りテロップが流れた!昭和と令和を行ったり来たりしながらコンプラ重視の現代への問題提起も!2月2日「不適切にもほどがある」の第2話「一人で抱えちゃダメですか?」が放送される。予告映像は番組公式サイトで公開されている。
脚本・宮藤官九郎、主演・阿部サダヲの「不適切にもほどがある」の第1話が他の冬ドラマからは少し遅れて1月26日に放送された。気になる初回視聴率は週明けの1月29日に発表になる。
1986年・昭和61年と2024年・令和6年の間でタイムスリップが起こる。昭和からやってきたのは体育教師の小川市郎(阿部サダヲ)だ。そして、昭和に言ってしまうのは社会学者の向坂サカエ(吉田陽)だ。どちらも自分の常識が通じない世界で混乱する。
50代以上の視聴者には「懐かしい」と思えるシーンも頻発している。野球部の顧問である市郎がウサギ跳び一蹴、水を禁止し、できない生徒にケツバット。さらに竹刀をもって学校内を歩く教師、公共交通機関などで喫煙できたり、テレビ画面に女性の裸が映ることもあった。そして令和の今は、セクハラ、パワハラ、多様性といろいろコンプライアンスが厳しい。昭和からやってきた市郎には耐えられない時代だ。
そして、驚きだったのは、ドラマの途中でミュージカルが挿入されたことだ。それぞれの心情を歌い上げるシーンがあることは予想されていなかっただけに、話題をさらった。
2月2日に放送される第2話に出演するゲストが発表になった。宮崎吐夢、柿澤勇人、板倉俊之(インパルス)、トラウデン直美だ。市郎がタイムスリップした現代で出会うテレビ局のアシスタントプロデューサー・犬島渚(仲里依紗)の夫でフリージャーナリストの谷口龍介に柿澤勇人、板倉俊之はその上司、宮崎吐夢はその弁護士、トラウデンは渚の後輩を演じる。
■前回・第1話ネタバレあらすじ
1986年――。小川市郎(阿部サダヲ)は厳しい指導をするのが当たり前の体育教師だ。野球部の顧問も務め、生徒たちからは「地獄のオガワ」と恐れられていた。家では男手一つで17歳の一人娘・純子(河合優実)を育て、娘の非行に手を焼く普通の父親でもある。朝、純子を起こすのに「起きろブス!盛りのついた雌ゴリラ」などと言うが、純子も「クソじじい」と反論してくる。
ある日、市郎は、いつものようにタバコを吸いながらバスで帰宅中、ついウトウトしてしまった。目を覚ました市郎の目に飛び込んできたのは、異様な光景だった。超ミニのスカートを穿き、耳からうどんを垂らした女子高生がバスに乗り込んでくる姿だった。その姿に違和感を覚え指摘する市郎だが、バスの車内でたばこを吸う市郎を乗客たちは厳しく指摘する。逃げるようにバスを降りた市郎が目にしたのは、見たこともない異様な格好をする人々となんとなく変わっている景色だった。
市郎が愛用するハイライトは昭和では170円だったが、520円もしている。さらに煙の出ない加熱式たばこを愛用する人もいる。スマホを持った人たちであふれるが市郎にはわからない。見慣れてような喫茶店に入り、トイレに入るとなぜかポスターの張られているところに穴があった。そこに入ると昭和に戻れた。
一方、1986年の同日、純子は向坂キヨシ(坂元愛登)から突然告白されていた。キヨシは、社会学者である母・サカエ(吉田羊)と共に令和から昭和にタイムスリップしてきた中学生だ。街中で偶然出会った純子に一目ぼれしてしまったのだ。純子は“ムッチ先輩”こと秋津睦実(磯村勇斗)に密かに思いを寄せているにもかかわらず、キヨシを家に連れ込んだ。
市郎が昭和に戻ってくると純子とキヨシがベッドにいた。思わず怒るが、キヨシは純子の顔と身体が好きといいだして、市郎の怒りに火を注いだ。
翌日、市郎は無理矢理キヨシを野球部に入部させしごく。それをしったサカエが怒って校長室に怒鳴り込んできた。しかし、校長室で喫煙する教師をみて卒倒しそうになる。サカエはスマホに市郎たちの不適切な発言を録音する。
市郎は喫茶店であった渚(仲里依紗)に会いたいと思い、タイムマシンで令和にやってきた。サカエ親子もそのタイムマシンに乗るはずが、キヨシは昭和にいたいといってバスから降りてしまった。
令和の居酒屋では、アプリ会社の社員の秋津(磯村勇斗)、田代(咲妃みゆ)、鹿島(菅原永二)がいる。加賀ちゃん(木下晴香)のパワハラ問題で話し合いをしていた。秋津が加賀ちゃんにパワハラをしたと言われているのだが、秋津にその感覚はない。市郎もそこに来ていたが、みな、歌でそれぞれの思いを歌い出す。加賀ちゃんは叱って欲しかったのだと打ち明ける。秋津と加賀ちゃんの問題は解決した。
秋津が市郎が持っていたスマホを持って喫茶店にやってきた。それはキヨシの忘れ物なのだが。渚と秋津に自分はタイムスリップしてきたといい、昭和に帰ろうとトイレにゆくが、改装してあり、穴がなくなっていた。過去に帰れなくなってしまった。その時、スマホがなったが電波が悪くてなにをはなしているのかは聞こえなかった。
■第2話あらすじ
再び令和にやってきた小川市郎(阿部サダヲ)が持っていたスマホに、昭和にいるサカエ(吉田羊)から着信が入る。市郎のタイムスリップ話を信じていなかった犬島渚(仲里依紗)と秋津(磯村勇斗)だが、ビデオ通話で確かにサカエが昭和にいるとわかり、驚きを隠せない。
そんなことはさておき、市郎は娘のチョメチョメを阻止するために昭和に帰りたがった。
改めて渚と秋津にこれまでの経緯を説明すると共に、初めて会った時の“渚の涙の理由”が気になっていたと打ち明ける市郎。渚はこれまでに起こった出来事を語り始めるのだが、それは現代の働き方の難しさを象徴するかのような内容だった。
TBS 2024年1月スタート。毎週金曜日22時放送「不適切にもほどがある」。脚本:宮藤官九郎。出演:阿部サダヲ、仲里依紗、吉田羊、磯村勇斗、山本耕史、古田新太、三宅弘城、袴田吉彦、中島歩、河合優実、坂元愛登ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@futeki_tbs」。
◇TBS「不適切にもほどがある」番組公式サイト
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