名作韓国映画『梟ーフクロウー』、『天命の城』、『神弓』はみんな仁祖の時代が舞台だった!
2023年韓国国内映画賞25冠で最多受賞!年間最長No.1樹立した韓国映画『梟ーフクロウー』がいよいよ2月9日に公開されるのを記念して、史実を基に描かれた名作韓国映画3作をまとめて紹介しよう。予告動画はYouTubeにて公開中だ。
韓国で作られる映画やドラマの中で、根強い人気でコンスタントに制作されているジャンルが、史実を基にした歴史物語だ。ダイナミックなスケールで史実に残された事件を描いたものから、独自の解釈でフィクションを織り交ぜながら史実に残された謎に迫るものまで、さまざまな作品が作られてきた。今回は、そんな史実を基に描かれた名作韓国映画から、『梟ーフクロウー』に登場する朝鮮王朝の第16代国王・仁祖(インジョ)の治世が舞台の作品をセレクト!この機会に、これらの映画で韓国の歴史背景を知って、より作品を深く楽しんでほしい。
『梟ーフクロウー』(2月9日(金)公開)
盲目の天才鍼医ギョンス(リュ・ジュンヨル)は、病の弟を救うため、誰にも言えない秘密を抱えながら宮廷で働いている。しかし、ある夜、国王・仁祖(ユ・ヘジン)の子の死を‟目撃“し、恐ろしくも悍ましい真実に直面する。見えない男は、常闇に何を見たのか―?追われる身となった彼は、制御不能な狂気が迫るなか、昼夜に隠された謎を暴くために闇を駆ける―。絶望までのタイムリミットは、朝日が昇るまで―。韓国国内映画賞で【25冠】と最多受賞を記録した、史実に残された最大の謎に迫る<全感覚麻痺>サスペンス・スリラー。
『天命の城』(2018年公開)
イ・ビョンホンとキム・ユンソクが主演を務め、坂本龍一が初めて韓国映画で音楽を担当した歴史大作。1936年に起こった「丙子の役」を題材に、韓国でベストセラーとなった同名小説の映画化。1636年12月14日、清の大軍12万が突如、朝鮮に侵攻する。対する朝鮮の兵力はわずか1万余り。16代王・仁祖と朝廷はやむなく南漢山城に避難するが、完全に包囲され籠城を余儀なくされる。絶体絶命の状況下で繰り広げられた、国の存亡を賭けた47日間の物語が描かれる。吏曹大臣チェ・ミョンギルは民を救うため、清との和睦交渉を進言。これに対して大義を重んじる礼曹大臣キム・サンホンは、徹底抗戦を訴える。仁祖は対立する2人の意見の間で苦悩を深めるが…。
★映画『梟ーフクロウー』にも登場する朝鮮王朝の第16代国王・仁祖(インジョ)の史実が基になっている。
『神弓』(2011年公開)
パク・ヘイルが主演しライバルにリュ・スンリョンを据え、韓国で封切りからわずか4日間で100万人を動員し、3か月のロングランでついには、800万人を上回る動員数となった大ヒット作。1936年に起こった「丙子の役」を舞台に、50万人の朝鮮市民が清の戦争捕虜となったといわれる激戦のさなか、歴史に残ることのなかった、ある伝説の弓士ナムを描く。全国横断ともいえる大規模なロケを敢行、綿密なリサーチにより当時の時代背景を詳細に描いた。撮影は4ヶ月にも及び、製作費90億ウォン、CGなしの迫力アクションは観る者を圧倒する。特に本作の成功のカギは弓によるアクションだが、これには俳優たちの絶え間ない努力と先端技術が大活躍した。国内で初めて高速カメラが導入され、飛ぶ弓を正確に捕らえることができたのだ。この他にも絶壁を跳び越え虎に襲撃されるなど、韓国映画はもちろん洋画でも見ることができなかった斬新で迫力あふれるアクションシーンに視線が釘付けになること必至!
★映画『梟ーフクロウー』にも登場する朝鮮王朝の第16代国王・仁祖(インジョ)の時代に伝説の弓士の物語。
「丙子の乱」を題材した作品には、昨年韓国で放送され大ヒットした「恋人」や「推奴-チュノ-」、「華政(ファジョン)」、「三銃士」など実に多い。同時代を描いたドラマはこちら【ドラマの年表:朝鮮時代編】で確認できる。
韓国史実最大の謎、ソヒョン世子の謎の死から生み出された映画『梟ーフクロウー』 は2月9日(金)より全国ロードショー。
■映画概要
監督:アン・テジン
出演:リュ・ジュンヨル、ユ・ヘジン
2022年/韓国/118分/原題:올빼미/英題:THE NIGHT OWL/日本語字幕:根本理恵/G/配給:ショウゲート
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