マツダ、新型「プレマシー」を発売、動画で魅力を紹介
マツダは、7人乗りミニバン「マツダ プレマシー」(179万9000円~231万4000円)を全面改良し、7月1日から(4WD車は8月上旬から)発売する。
同車は、世界の主要市場で販売され、累計生産台数83万台(1999年~2010年5月現在)を超えるマツダの代表的なミニバン。
新型の開発コンセプトは、「コンテンポラリー・スマート・チョイス~時代にあったスマートな選択~」。スタイリッシュなデザイン、両側スライドドアを備え、多彩なシートアレンジが可能なフレキシブルな室内空間、スムーズかつ上質で気持ちのいいスポーティな走行感覚、優れた燃費性能などを備え、家族や環境に優しいクルマとして開発した。
デザインは、自然界の水や風などの「流れ」の美しさに触発された「NAGARE(流れ)」造形を用いた斬新で美しいもので、これまでモーターショーなどのコンセプトカーに採用して好評を博してきたものを量産車として初めて本格採用した。
そのため、既存の箱型デザインのミニバンとは異なる躍動感とエレガントな雰囲気を合わせ持つデザインとなっており、優れた空力性能(Cd値0.30)を実現して高速走行時の燃費性能や静粛性を向上させている。
また、使い勝手の良い両側スライドドアを採用。大開口両側スライドドアにフロントラッチ機構を採用して安全性を向上させ、電動スライドドアにはタッチセンサー式の挟み込み防止装置を新たに採用。既存の両側電動スライドドアに加え、片側(助手席側)のみの電動スライドドアを新たにオプションとして設定した。
インテリアは、ドライバーを中心とした「ドライバーオリエンテッド」な運転席空間を実現し、インストルメントパネルからシートの縫製パターンまでNAGAREを表現。
インフォメーションディスプレイを視線移動量が少なく確認しやすい上方に配置し、前席左右アッパートレーの開口部を拡大、前席天井にサングラスホルダーを新設し、身の回り品の収納における使い勝手を向上させた。
操作系パーツには、クロームメッキやシルバー色の加飾を採用し、上質さとスポーティさを磨き上げたインテリアデザインとした。
最大7人乗りの室内空間は横方向にゆとりをもたせながら、最小回転半径は5.3mと扱いやすくした。
さらに、「6+One」パッケージングコンセプトにより、7人目の乗車を可能にする「カラクリ7thシート」(2列目中央席)と、その背もたれになる「センターアームレスト」を備えた。背もたれを回転すると、1列目席から3列目席間でセンターウォークスルーできる。2列目、3列目の左右の独立シート機構や、2列目中央席の格納機構など、独創的で多彩なシートアレンジも可能だ。
それ以外にも、タバコのにおいやホルムアルデヒドなどの消臭機能のある天井素材を全車に標準装備し、汚れを簡単にふき取れる生地を「20S」全席のクッションと背もたれに採用し、風速向上と吹き出し口位置の工夫など空調性能の改善によって快適性を向上させた。
環境・燃費性能は、素早いエンジンの再始動を特長とする同社独自のアイドリングストップ機構「i-stop(アイ・ストップ)」を、20S、「20E」の2WD車に新たに設定し、2.0Lクラスの国産ミニバンでトップの燃費性能10・15モード16.0km/L(電動スライドドア装着車は15.0km/L)を実現。「環境対応車普及促進税制」による減税対象、「環境対応車普及促進対策費補助金」の支給対象となっている。
同機構は、自動的にエンジンの停止と再始動を行うため、ドライバーが普通に運転するだけで燃料消費を節約でき、エコドライブに貢献する。
走行性能面では、運転操作の統一感やクルマの動きの滑らかさが感じられる走行感覚にこだわり、スムーズかつ上質で気持ちのいいスポーティな走行感覚を実現。
エンジンは、2WD車の全車に低燃費を実現する直噴2.0Lエンジン(DISI)を搭載した。
サイトでは、「イントロダクション」で、こうした同車の魅力を紹介するビデオが公開されている。内容は、「エコドライブ」、「乗り降りのしやすさ」、「シート機能『6+One』」、「運転のしやすさ」、「なめらかな走り」、「高度な安全性能」の6項目。
また、スペシャルサイトでは、エコデザインの1日を描くフォトストーリーが見られる。
マツダ「プレマシー」サイト
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