「ブギウギ」夜の女・田中麗奈の話を聞いて趣里のジャングル・ブギーはできあがった!第20週ネタバレと第21週あらすじ

02月16日09時38分ドラマ
©NHK

NHK朝ドラ「ブギウギ」の第20週が2月12日~2月16日まで放送された。スズ子(趣里)の心の底からの声は有楽町の夜の女たちのリーダー、ラクチョウのおミネ(田中麗奈)、幼なじみのタイ子(藤間爽子)に届いた。この週のネタバレあらすじと、第21週「あなたが笑えば、私も笑う」(2月19日~2月23日)のあらすじとみどころを紹介!予告動画は番組公式サイトに公開されている。

戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルとした「ブギウギ」の第20週は2月12日から放送された。羽鳥善一(草彅剛)がスズ子(趣里)に作った「東京ブギウギ」は大ヒットとなった。戦後の暗い世の中を一気に明るくするその歌声が多くの人に受け入れられた。当然、次の曲も羽鳥に書いてほしいスズ子だが、羽鳥の元には次のヒットを狙うため、多くの依頼が殺到していた。スズ子の新曲も滞っていたが、スズ子は羽鳥に直談判する。そして有楽町の夜の女たちのリーダー、ラクチョウのおミネ(田中麗奈)の話をすると、羽鳥は急に新曲を思いついた。そしてできあがったのは「ジャングル・ブギー」だ。スズ子はワンマンショーで、おミネや幼なじみのタイ子(藤間爽子)、その息子の達彦(蒼昴)が見守る中で新曲を歌い上げた。



第19週に姿を見せていた幼なじみのタイ子との再会も第20週に描かれた。タイ子との再会を驚き、喜ぶスズ子とは対照的にタイ子はスズ子を突き放す。それは、仲のよかった幼なじみでありながら、スズ子は大スターになったのと比較して、自分は母親を空襲でなくし、夫は戦死、誰にも頼れず、体調を崩したあげく、一人息子の達彦を学校に通わせることもできず靴磨きで働かせている。卑屈になってしまったタイ子の心を溶かしたのはスズ子の心の底からの言葉と達彦の思いだった。そしてタイ子との友情は復活した。

2月19日から放送される第21週では、再びタナケン(生瀬勝久)との共演を迎える。舞台稽古に愛子を連れて行くスズ子だったが、愛子が怪我をしてしまう。子育てに大変なスズ子のもとにベテラン家政婦の大野晶子(木野花)がやってくることになる。

ドラマ「ブギウギ」の主演を務めた趣里が2月10日に、すべての撮影を終えたことを報告した。約1年の撮影を終えた趣里は「そしてなにより、ドラマを見てくださっているみなさんから本当にたくさんの声援や反響をいただき、それらすべてが大切な財産になりました」などと作品に出演できたことについて感謝の意を述べている。

【第20週(2024/2/12-2/16)ネタバレあらすじ】
昭和23年、羽鳥善一(草彅剛)がスズ子(趣里)に送った「東京ブギウギ」は、明るいブギのリズムが人々の心をつかみ、空前の大ヒットとなる。山下(近藤芳正)は、「ブギの女王」の次の一手が大切だと考えるが、羽鳥は忙しくなかなか新曲に取りかかることができないでいた。そんなある日、スズ子は芸能記者・鮫島(みのすけ)の取材を受けることになる。鮫島は有楽町にいるパンパンガールをよく思っていない。なんとかスズ子がその人たちを悪く思っているという流れに従った。スズ子は「生きるために必死」な人を悪く言えないという。

帰り道、顔なじみになった靴磨きの少年がわざとぬかるみを作り、そこにはまった人の靴をみがこうとしていることを知る。山下が「まっとうな仕事をしろ」と怒る。少年は帰ってしまった。少年が帰った先にいたのはスズ子の幼なじみのタイ子(藤間爽子)だった。タイ子は体調を崩していて、子どもが靴磨きで日銭をかせぐ生活に陥っていた。

鮫島の書いたこの記事がきっかけでスズ子は大変なことに巻き込まれてしまう。有楽町の夜の女たちのリーダー、ラクチョウのおミネ(田中麗奈)がスズ子の楽屋に乗り込んでくる。スズ子が受けた芸能雑誌の取材の記事が気に食わないという。雑誌には「パンパンは私が守る」とスズ子が発言したと書かれていた。誤解だというスズ子だが、おミネは取り合わずに去ってしまう。山下やレコード会社の人からは、この件にはこれ以上深入りしないようにとスズ子にアドバイスする。しかし、どうしても誤解されたままでは嫌だと、スズ子はおミネに会うため、有楽町のガード下に向かう。そこはこれまで見たこともないような場所だった。やっとのことでおミネと会えた。

スズ子は、おミネたちの住み家へと連れて行かれる。スズ子は、誤解を解くために腹を割って話をしたいと伝える。一方、おミネは、立場が違うので理解し合えると思えないと反論する。しかし、スズ子の人生も一筋縄ではいかなかったことを知り、おミネは同じように懸命に生きている仲間だとわかってくれた。

ある日の帰り道、スズ子は顔見知りの靴磨きの少年・達彦(蒼昴)が怪我をしているところに出くわす。少年を家まで送り届けると、そこにいたのは、スズ子の幼なじみタイ子だった。うれしさに駆け寄るスズ子だったが、タイ子からは拒絶されてしまう。

スズ子は靴磨きの少年・達彦に会いに行く。達彦にタイ子との思い出話をし、達彦からは、タイ子の近況やこれまでのいきさつを聞く。なんとかタイ子の力になりたいと考えるスズ子は、おミネにタイ子を助けることができないかと相談する。おミネの協力で、おミネの仲間が達彦に靴を磨いてもらった。いつもより多くの売上を得た達彦だったが、タイ子は不審に思う。そして、お金を返してくるよう言う。見かねたスズ子は、タイ子の家の中に乗り込んでいく。

スズ子は、タイ子と語り合う。夢を叶えたスズ子と、どん底にいる自分を比べると惨めで恥ずかしいというタイ子だった。タイ子は涙を流してスズ子を拒否しようとするが、自分の今があるのはタイ子の言葉があったからだと言って、タイ子を抱きしめる。達彦もタイ子の体調がよくなることを願っている。かたくなだったタイ子もスズ子の手も借りて医者にかかることになった。

一方、羽鳥善一(草彅剛)は、作曲が思うように進まずに悩んでいた。そんな時、スズ子が新曲を早く作って欲しいとやって来る。スズ子からおミネの話を聞いた羽鳥は、その瞬間、新曲をひらめく。スズ子の新境地「ジャングル・ブギー」ができあがった。おミネやタイ子た見守るステージでスズ子は新曲を歌い上げた。



【第22週(2024/2/19-2/23)あらすじ】
■第97話(月)
「東京ブギウギ」に続き、「ジャングル・ブギー」もヒットさせたスズ子(趣里)は、仕事に育児に大忙しの日々を送っている。ある日、タイ子(藤間爽子)がスズ子の家を訪ねてくる。すっかり体調も回復したタイ子は、ある決断をしていた…。一方、スズ子は、タナケン(生瀬勝久)主演の映画に出演することになる。スズ子は、まだ小さい愛子(小野美音)を現場に一緒に連れていくことにするが、撮影中に事件が起こる。

■第98話(火)
撮影所で転倒し、頭に怪我をした愛子(小野美音)だったが、幸い大事には至らなかった。しかし、この件でスズ子(趣里)は、タナケン(生瀬勝久)から厳しい言葉を言われてしまう。一方、茨田りつ子(菊地凛子)は、自身の歌に納得できない日が続き、いらだっていた。そんな時、芸能記者の鮫島(みのすけ)がりつ子の前に現れる。しばらくして、発売された雑誌には、スズ子を批判するりつ子の記事が載っていた。

■第99話(水)
鮫島(みのすけ)の口車に乗せられたスズ子(趣里)は、茨田りつ子(菊地凛子)と対談をすることになってしまう。対談当日、りつ子は「スズ子が終わった歌手だ」と言ったと認める。さらに、りつ子はブギの人気もすぐに終わると告げる。スズ子は怒って言い返すのだが…。一方、タナケン(生瀬勝久)との映画の撮影は、クライマックスの二人の歌唱シーンで最終日を迎える。その直前、タナケンがスズ子の楽屋を訪ねてくる。

■第100話(木)
スズ子(趣里)は、羽鳥善一(草彅剛)に新曲にはブギの歌を書いてほしいとお願いする。初めは、ブギが続けば面白みがないだろうと言う羽鳥だったが、スズ子とりつ子の対談の話を聞き、ブギを書くことに乗り気になる。一方、茨田りつ子(菊地凛子)のもとに鮫島(みのすけ)が再びやって来る。鮫島はりつ子に、スズ子に言い足りないことはないかと、さらなる取材をする…。ある夜、スズ子の家を、突然りつ子が訪ねてくる。

■第101話(金)
茨田りつ子(菊地凛子)の紹介で、大野晶子(木野花)がスズ子(趣里)の家政婦として働くことになる。この日のスズ子の仕事は、タナケン(生瀬勝久)との映画の試写会。スズ子はいつも通り愛子(小野美音)も仕事に連れて行こうとするが、大野は愛子を留守番させるように言う。初めは愛子に留守番はまだ早いと反対するスズ子だったが、山下(近藤芳正)の説得もあり、初めて愛子を家に残して仕事に行くことにする。

■スタッフ他
脚本:足立紳、櫻井剛
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー・ブギ」
語り:高瀬耕造アナウンサー
出演:趣里,草彅剛,菊地凛子,生瀬勝久,市川実和子,近藤芳正,木野花,水川あさみ,水上恒司,藤間爽子,みのすけ,小野美音,他

<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]、(土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「ブギウギ」番組公式サイト
NHK朝ドラ「ブギウギ」番組公式Twitter @asadora_bk_nhk
NHK朝ドラ「ブギウギ」NHK-PRサイト

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