テレ東「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)第11-12話:王女(キム・ソヒョン)に持ち上がる政略結婚

03月07日08時00分ドラマ
Ⓒ 2021 Victory Contents Co., Ltd. All rights reserved

王女としてコ・ウオンピョ(イ・ヘヨン)に一矢報いたピョンガン/カジン(キム・ソヒョン)だったが、ウォンピョは政略結婚を持ち出し、タル(ナ・イヌ)がそれに待ったをかける!テレ東にて3月8日から放送の「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)第11話と第12話のあらすじを紹介する。YouTubeにて予告動画が視聴できる。



「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」は、三国時代の高句麗(コグリョ)を舞台に、国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語。時代背景やドラマの5つの見どころ、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)と見どころ、豆知識などは【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】でまとめている。

※以下、全22話版で紹介したあらすじと見どころをリライトしたものです。あらすじなど前後することもあります。この回の完全ネタバレは全22話版の8話~9話で。

■キャスト
【相関図】メインキャスト徹底紹介脇役紹介
ピョンガン/ヨム・ガジン[カジン]:キム・ソヒョン
オン・ダル[タル]:ナ・イヌ
コ・ゴン[コン]:イ・ジフン
へ・モヨン:チェ・ユファ
オン・ヒョプ:カン・ハヌル<特別出演>
 ほか

※この回から、カジンをピョンガン、または王女と表記。

■第11話
王の心身を蝕む薬を調べるために秘密の抜け道を使って外に出たピョンガンは、コンと鉢合わせ。北方に出立する前に、王女の味方として手伝わせてほしいというコンは、新羅からの密輸を知っていると、ピョンガンを手引きして薬草店へ。ところがそこで毒薬ではなく地下室に閉じ込められている少女たちを発見。北周(ほくしゅう)へ貢女(※)として渡されるはずの少女たちが、拉致されている理由を知るために、ピョンガンはその中の一人と入れ替わる。
※貢女(コンニョ):ピョンガンが恥じた貢女という制度は、一般に女性を朝貢品の1つとして献上すること。5世紀に高句麗・新羅から中国の北魏に貢女を送ったという記録があるが、最も盛んだったのは高麗時代。詳しくは「奇皇后」貢女制度とは?

少女たちを一晩中歩かされ都を離れる。男たちの様子から彼らが新羅の者だと察したピョンガンは、必ず官軍が助けてくれると、少女たちを励ます。ところが移動中、1人の少女が殺され他の少女たちも暴行を受けるのを見たピョンガンは、二度と人を斬らないというタルとの約束を破って少女たちを助けるためについに剣を振り下ろす。

その頃王宮では王女がいないことがバレて騒ぎに。事情を話して王に許可をもらったコンは、兵を率いて長白薬草房へ出向く。だが少女たちを売った対価の半分が父ウォンピョに流れていると知り驚く。そして天誅房(チョンジュバン)の行方を追うために都に来ていたタルと遭遇する。モヨンを逮捕させたコンはタルの案内で密輸人が通る新羅への道“リスの小道”を通って無事ピョンガンたちを発見する。

王宮に戻ったピョンガンは王に消奴部の首長へ・ジウォルが北方へ向かうはずの貢女たちを新羅へ売り飛ばしたと暴露し、厳罰に処することを求める。ピョンガンの言葉に杖刑を言い渡した王だったが、実際に刑を受けたのはヘ・ジウォンやモヨンではなく、代理の者。ピョンガンは「罪人の対面を保つ必要があるのか ! 」と怒りを露わにする。そして、少女たちを安全に家に帰したというコンに感謝し、彼を味方と認める。

その頃、天誅房の頭は松華堂にアジトを移して高句麗の人々を占い、王自らが頭を王宮に招くことになる機会を狙っていた。

ピョンガンは逆賊とされ追いやられた順奴(スンノ)部の名誉を回復させるよう父王に進言する。敵同然の高句麗王の娘である自分を救い助けてくれたのも彼らで、誠実な彼らなら心強い味方として、王権強化のために力になってくれると、王を説得する。

■見どころ
リスの小道、ピョンガンたちを発見したとき、コンを素通りして向かってきたピョンガンの頭なでなでは必見。果たして全身全霊を賭けてピョンガンを愛するコンは、いつまでタルへの嫉妬心を押さえていられるのか?



■第12話
予想以上に手ごわいピョンガンのために、ウォンピョはコンを利用しようと考え、北方の国境への派遣を取り消し、今後も王女を助けるよう告げる。ピョンガンの進言に奮起した王は、順奴部族の再起を重臣たちと論議しようするが、それを遮るように、ウォンピョは「王女の国婚について」話を切り出す。その相手は自身の息子のコンだ。コンは政略結婚に反発し、王女の婿候補に名乗りを上げない。ピョンガンも婚姻の意思はなく、王は縁談を認めないと宣言した。

その夜、王は、玉座に座るウォンピョをみて驚く。ウォンピョは、王をコ・ヤンソン(※)という本名で呼び、8年前に嫉妬に狂って王妃と民を殺害させたことを思い出させ、王座に座り続けることができるのは、自分のおかげと言い放ち、「許可は自分が下す。朝には国中に王女の国婚の知らせが届くだろう」とほくそ笑む。反対すれば「王女を始末して、病弱な太子を王宮から追い出す」というウォンピョに王は「子どもたちには手を出すな」としか言い返せない。

※王の本名は高陽成(고양성)。詳しくは平原王紹介で。

朝、王女の国婚が正式に発表される。一夜にして心変わりした父王に取り消しを訴え、一日中座り込みするピョンガンに王は会おうとしない。コンもまた強引に婚礼をさせようとする父ウォンピョに、権力闘争に利用されたくないと訴える。だが、ウォンピョは婚礼によって邪魔者が消えればそれでいいと言い、お前の望みはいったい何なのか、とコンの王女への恋情を利用しようとする。

外戚となることでさらに強大な権力を手にする桂婁部(ケルブ)に警戒する灌奴部(クァンノブ)と順奴部(スンノブ)だが、余裕の構えのチン王妃をみて、父親のチン・ピルは王妃とウォンピョとの不倫の噂を疑い、モヨンはなんとしてもこの婚礼を阻止すべきと養父へ・ジウォルに持ち掛ける。そこに、倒れた王女のための薬に依頼が舞い込む。さっそく木蓮堂へ出向いたモヨンは、「父上、私を捨てないで」というピョンガンのうわ言を聞き、ある作戦を立てる。

一方、市中で「王女の国婚に関する掲示」を見たタルは、幽霊谷に戻るプンゲたちと別れて一人都に残る。そのことを知った養母サ氏夫人は大騒ぎし、村で暮らすことになったピョンガンの養父ヨム・ドクに八つ当たり。村は王女の国婚の噂でもちきりになる。

その頃、コンは自分の言葉で求婚し、生涯王女をお守りしますと伝える。しかしピョンガンは心の中にタルがいると伝える。するとコンは「たとえ王女が拒んでも、婚礼話を急いで進めてほしい」と父に頼む。

王女の婚礼準備が始まり、多くの貴族子弟が立候補する。ピョンガンカジンは、コ・ウォンピョに脅される父王を情けなく思いながらも、自らの罪に怖れ、王女の帰還が罪を償う機会だと喜び、王女と太子をどうしても守りたかったために、ウォンピョに屈した事情を知る。

タルとモヨンは、ピョンガンとコンとの婚礼を阻止するために協力する。タルは長衛将の絹商人のモク・テソンの息子を偽って王女の婿候補に立候補する。出来レースの婿選びだというモヨンは、「運命に従い、なんとしてもピョンガンと結婚する」と決意を口にするタルだが、それは亡き父と消奴部の民のために、宿敵ウォンピョへの敵討ちでもあった。ついに諸加会議による婿選びの審査が始まる。ここでウォンピョを殺害しようと考えていたタルだったが…。

■見どころ
険悪だったプンゲとタラ・ジン/チンだったが、女性扱いされて悪いいはしないチン。今後はこの二人の関係にも注目しよう。

王女とコンとの婚礼に関してモヨンは「権力が1カ所に集中すると、必ず腐敗する」と的をついた言葉を口にするが、果たして理由はそれだけなのか?また、モヨンが長白房の頭に占ってもらうが、一体誰のことを占ってもらったのか?

激しい権力闘争の裏でロマンスも描かれている本作。国婚の話が持ち上がったことで、ピョンガンとタルが互いの恋情を確認する。そんな2人を目の当たりにするコン。少年の頃からの純愛が執着に代わっていく。さあ、コンは今後ピョンガンにどう向き合うのか?そして、ピョンガンとモヨンとの友情とは違う不思議な絆が生まれる。そして身なりを整え御曹司風に変身したオン・ダル。少々ぎこちない彼が今後、どう変身していくのか?

テレ東「王女ピョンガン」番組サイト
 2024年2月23日スタート 月~金8:15~9:11
Youtube予告動画

【作品詳細】【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】
kandoratop