韓国ドラマ「財閥 x 刑事」第7−8話:催眠ですり替えられた記憶…アン・ボヒョンの悲しい過去が明らかに

02月25日20時22分ドラマ
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『財閥 x 刑事』 ディズニープラス スターで独占配信中

ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」にて独占配信を開始したアン・ボヒョン主演「財閥 x 刑事」。第7−8話では、新たな事件に関与した精神科医と幼少期のイスの関係が明らかになり、イスの過去の謎が少しずつ明かされ始めた。
【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】

「財閥 x 刑事」は、世間知らずの財閥の御曹司が捜査1課の刑事になって、金持ちは金で抑え、バックグラウンドのある者はより大きなバックグラウンドで抑え込み、犯人を捕まえる捜査劇を描くコミックアクション捜査劇。



■第7話あらすじ
財閥刑事財閥刑事ビルの一室で見つかった変死体。イス(アン・ボヒョン)はいまだに見慣れない遺体に目を背けるが、死んだのがビジネス誌の表紙も飾った実業家ソヌであることに気づく。被害者は鍵のかかっていない部屋で室内に置いてある水にも手を付けず脱水症状で死亡していた。

捜査を進めるういとに被害者の事業の失敗や何者かとのトラブル、誰かに殺されるという被害妄想から精神科に通っていたことが明らかになる。死亡までの4日間、毎日通話していた精神科医を訪れたイスは、置かれていたスノードームに既視感を抱き、ガンヒョン(パク・ジヒョン)も担当医ソ博士(チェ・ヒジョン)がイスと面識があるような違和感を覚えた。

一方、ジュニョン(カン・サンジュン)らは被害者と揉めた社員ソングの自宅を訪ねるが、そこには大金が詰まったバッグと、何者に殺され腐乱した遺体が残されていた。カバンから見つかった指紋が財閥令嬢ウナ(ハ・ユンギョン)のものだったと知ったイスは震撼する。かつて交際するも公衆の面前で大騒ぎの末に別れた彼女と再び対面したイスは、彼女が結婚を控えて精神科に通ったことを知られてソングに脅されていたことを知る。

兄スンジュ(クァク・シヤン)からの家族取材への参加依頼を無視していたイスだが、自分を目の敵にする本妻ヒジャ(チョン・ヘジン)から来るなと言われて取材に登場。ガンヒョンの母ミスク(ユン・ユソン)のお節介で夕食に招待されたイスは、彼女が作る海水のようなスープに仰天しながらも初めて味わう家族の温かさに表情をほころばせる。ジュニョンも同じ地域に住む解剖医ジウォン(チョン・ガヒ)との距離を縮めていく。その夜、度々見る奇妙な夢を見たイスは操作中に精神科医ソ博士に相談をする。彼女はイスの記憶が戻りそうだとミョンチョル(チャン・ヒョンソン)に報告を入れる。ミョンチョルの選挙に絡み、イスの過去を嗅ぎ回る記者ギソク(ソ・ドンウォン)に警戒を強めるガンヒョンの父ヒョンジュン(クォン・ヘヒョ)。

ギョンジン(キム・シンビ)の調べで死んだソヌとソングが結託して自社の警備ソフトを悪用し、精神病院から患者の情報を盗んでは脅迫していたことがわかる。手がかりのUSBを探してソングの家を訪れたイスは潜んでいた男ドヒョンと格闘になり、一度は手錠で拘束されるも避難器具を使って高層階からダイブし男を逮捕する。危険を冒したイスを叱責するガンヒョン。

母から記者の不審な行動を報告されたガンヒョンは25年前に起きた事件を調べていくうちに、イスの母親が交通事故ではなく浴槽で死亡し自殺として完結していたことや、担当が父ヒョンジュンだったことを知る。



■第8話あらすじ
財閥刑事財閥刑事黙秘するドヒョンの携帯に依頼主から連絡が入る。待ち合わせの現場に急行したイスの前に現れたのは父の政敵ジョンテ(チャン・ヒョクジン)だった。しかし、彼もまた精神病院への通院歴をネタに脅された一人でアリバイがあった。

刑事課がイスの無謀な行為に対して報告書を出すべきか悩むなか、母の命日を迎えたイスは納骨堂で母に仕事のやりがいを嬉しそうに語るが、そんな中でUSBの隠し場所のヒントになる会話を耳にし、遂にガンヒョンらとともにUSBを見つけ出す。USBに収められていた映像からは社会の大物の知られざる姿が。精神科医ソ博士の嘘に気づいたイスは、彼女が殺人事件の黒幕で、催眠術を使ってソヌを死に至らしめたと主張し、ジュニョンを利用して催眠術の効果の有無を実証することに。ジュニョンがソ博士に課した催眠のお題は、大嫌いな奴(=イス)に1日だけ好意を抱かせてみろというものだった。

ジュニョンの自信の通り、効果は無さそうに見えたが、イスに対して異様な優しさを見せ始める。催眠の効果を実証したイスは、ソ博士を教えた教授の協力を得て、ソ博士に催眠を施すと、VIP患者のデータを盗まれてソングを殺害し、催眠を使ってソヌも死に至らしめたことを自供し始めた。凶器も発見され事件は解決するが、ジョンテを巡るスキャンダルを嗅ぎつけたギソクや兄スンジュから情報を求められたイスは警察署に戻り、ガンヒョンの目の前でUSBに火をつけ、追い出さずに受け入れてくれたガンヒョンに感謝する。イスに関する嘆願書を出そうとしていたガンヒョンの心は揺らぐ。

ソ博士はイスのことを時限爆弾にたとえ、ガンヒョンに警告。更にイスを呼び出すと彼が度々見ていた夢が自らが施した催眠だと明かし、イスの母親の死に関する封印された記憶を呼び起こしてしまう…。



■見どころ
折り返し地点を過ぎ後半に突入した本作第7−8話では、いがみ合うイスとジュニョンの男同士のブロマンスや、どこか怪しい香りが漂うジョンテ議員の隠された意外な趣味、ガンヒョンの母ミスクの脅威の料理スキルなどツッコミどころ満載のコミカルな要素を登場させながらも、これまでベールに包まれていたイスの幼少期の秘密が少しずつ明かされ始めた。

これまで、母親は目の前で車にはねられて死んだと思っていたイスだが、それはソ博士が植え付けた記憶で、実際には自宅の浴槽で死んでいたことや、当時の担当刑事がガンヒョンの父だったことが明らかになった。これまでにも父ミョンチョルがイスの記憶が戻るのを危惧するシーンは登場したが、果たしてそれは衝撃的な過去から息子を守りたい優しさなのか、それとも自殺として処理された事件の裏には警察も巻き込んだ真実が隠蔽されているのか。ガンヒョンの父ヒョンジュンが収賄の濡れ衣を着せられた事件との関与とも気になるところだ。

「財閥X刑事」は1月26日(金)よりSBSで放送を開始し、日本ではディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」にて独占配信を開始した。(全16話/毎週金・土曜日2話ずつ配信)

■スタッフ
演出:キム・ジェホン「悪鬼」「悪の心を読む者たち」
脚本:キム・バダ「マイネーム:偽りと復讐」

■キャスト
チン・イス役:アン・ボヒョン「太陽の末裔」「梨泰院クラス」「ユミの細胞たち」
イ・ガンヒョン役:パク・ジヒョン「財閥家の末息子」「ブラームスが好きですか」「ユミの細胞たち」
パク・ジュニョン役:カン・サンジュン「KBS ドラマスペシャル 2021-記憶のヘガク」
チェ・ギョンジン役:キム・シンビ「悪鬼」

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