「正直不動産2」あくど過ぎディーン・フジオカが山下智久に2人の刺客を!第8話ネタバレと第9話予告
2月27日(火)22時に放送されたNHKドラマ10「正直不動産2」第8話“無限ループ地獄”のネタバレあらすじとみどころを紹介。番組公式サイトでは第9話“神木という男”の30秒予告+泉里香のコメントほか、メイキングやスペシャル動画を公開、NHKプラスで最新話を配信中。
「正直不動産2」は土地の祟りによって嘘がつけなくなってしまった正直者の不動産営業マン・永瀬財地(山下智久)とカスタマーファースト命の月下咲良(福原遥)の名コンビが活躍するビジネスコメディードラマの続編。
2月27日に放送された第8話では、投資用ワンルームマンション投資詐欺に騙された人達の「無限ループ地獄」の仕組みが明かされた。不動産ローンは最終的に支払いを終えれば自分の資産になることは間違いないが、30年後にどれだけの価値がある保証されるものではないし、資産価値は変動するし、借り手がなければ賃貸の不労収益も入ってこない…。「投資用ワンルームマンションは、そもそも素人が簡単に手をだしていいものじゃないんです」と、正直すぎる不動産屋の永瀬はみもふたもなくなく語った。
さらに、騙される人をあやつる術として「敗北が決定するのは戦うのを諦めたときです」「この先一生、(失敗を)取り返すチャンスを見逃すつもりですか?」といった、 これまでの投資の損を惜しんでやめられなくなるような「コンコルド効果」を促すセリフや、「あなたは簡単に諦める人ではないはず」と相手を過大評価させる「ダニングクルーガー効果」といった営業手法が登場。
永瀬の元に刺客として2人の詐欺被害者を送った、ディーン・フジオカ演じる神木。フジオカが囁く甘い言葉は、悪魔的な魅力があるが…今後、大きな買い物をするときに、こういった言葉を囁かれたら…相手がどんな人物であれ、用心するべきと教えられた。
それにしても、ミネルヴァ不動産での「1位」に固執するだけではなく、ライバル社の永瀬につぎつぎと刺客を送りつけ、罠にはめて貶めようまでする神木…なぜそこまで永瀬との勝負にこだわるのか?なぜ神木は「1位」に執着するようになったのか?次週3月5日に放送される9話では、ついに謎につつまれてきた神木の過去が明かされる。
■前回:第8話「無限ループ地獄」ネタバレあらすじ
突然、「最終選考です」とアパートに押しかけて来た美波(泉里香)とこっそり同棲を始めた永瀬(山下智久)。美波の手料理を美味しくいただくが、家事はしっかり分担制だ。
私生活は充実しはじめた永瀬、地元八起町の商店街では、正直者の不動産屋としての信頼が高く、清掃ボランティアを行っている商店主たちはこぞって永瀬に声をかけ、トラブルの相談に乗ってもらって助かったと礼を言う。しかし、成績面ではいまいち振るわず、フルコミ社員の黒須(松田悟志)に差をつけられていた。
とはいえ、強引な営業トークで契約を勝ち取る黒須はクレームも多い。月下は黒須の体調不良を気にするが、黒須は否定し、影で胃腸薬をのんでストレスによる吐き気を抑えていた。
登坂不動産に、永瀬を指名した新客が訪れる。ミネルヴァ不動産の神木(ディーン・フジオカ)に紹介されたと話す会社員の篠塚文彦(大鶴義丹)は、投資用ワンルームを購入したが、家賃を保証してくれるはずの「TBGコーポレーション」が倒産し、赤字物件を抱えているという。投資用ワンルームの売却を相談にいったら、神木に「投資の損は投資で取り戻す」のが良いと、別の投資物件を紹介され、迷っていたら、ほかの不動産会社にも相談するといいと永瀬を紹介されたのだという。
神木の狙いはわからなかったが、問題を抱える篠塚のため、神木の勧めた投資用ワンルームマンションに同行する。永瀬はそのマンションが提示価格よりも安い事、想定している家賃はとれないと明かす。なにより、投資用ワンルームはサラリーマンが片手間に手を出すようなものではないと忠告。維持費や固定資産税に加え、常に不動産の相場を調べたり、情報をつかむ努力が必要だからだ。「情報弱者はいいように利用され、何度も騙されて、無限ループ地獄に陥れられる。甘い夢は今すぐ捨てるべきだ」と篠塚を説得する。
神木に今回のことで苦情を言いに行くと、神木から勝負を挑まれる。さらにもう1人登坂不動産に客を送ったと聞かされた永瀬が慌てて社に戻ると、神木からの紹介客・海野慶人(駿河太郎)にはすでに黒須が対応し、投資用物件の売買を成約させた後だった。
神木が最近、投資用ワンルームの成約を次々成功させていたのは、2年前に行政処分を受けて倒産した「TBGコーポレーション」の顧客リストを、「TBGコーポレーション」の仕掛け人である鵤社長から1000万円で購入していたからだった。「騙される奴は何度も騙される」と話す神木は、同僚にもリストを900万円で譲ると不敵な笑みで持ち掛けた。
永瀬から電話を受ける篠塚に、妻の美智子(橋本マナミ)は、「もう投資はこりごり。琴乃(田牧そら)の学費のことなら自分がやりくりするから心配しなくていい」と話す。最近私立受験に進路変更したと娘の琴乃が帰宅すると、なぜか父の年収を訪ねてきた。篠塚はお金のことは心配するなと娘にいうが…。
黒須が営業成績1位に上り詰めた。永瀬は海野の投資用マンションも「TBGコーポレーション」が絡んでいたことを知り心配する。そんな中、神木が篠塚に接触し、「敗北が決定するのは戦うのを諦めたとき」、「チャンスを見逃すつもりか」、「あなたは簡単に諦める人ではないはず」と篠塚をおだて上げマンションを成約させようとする。
翌日、投資物件の契約にでかけようとしている篠塚の前に、永瀬が現れた。父の行動を不安に感じた娘の琴乃が永瀬に連絡していたのだ。琴乃は町のボランティア活動で永瀬を見かけ、町の人たちに信頼されていることを知り、父を止めて欲しいと連絡をしたのだ。
琴乃は、父が投資に手を出したのは自分が私立の名門校に進路を変えたせいだと思っていた。年収1000万円以下の家庭には、市から補助が出ると知って年収を聞いたのだという。「そんなことは気にしなくていい」と親の威厳に固執する篠塚に、「それじゃ本末転倒」と琴乃。自分が志望校を変えたのは、弁護士になって騙されて困っている人を助けたいから。「やさしい人ほど騙されているから。そういう人の力になりたい」と話す琴乃。永瀬は親が子供にしてあげられることは金銭的なことだけじゃない、こんなに立派な娘に育てたあなたたちは素晴らしいと話す。篠塚と妻・美智子は、赤字のマンション売却を永瀬に任せることに決めた。
海のが黒須に契約解除を言い出した。海野は病気の妻のために投資を行っていたが、その妻が亡くなったため必要がなくなったのだ。しかし、裏技の「中間金」を使っての取引だったことから、契約解除に多額の違約金を支払わなければならない。早急に新たな買い手を見つけて違約金の減額を求めるしかない。永瀬は自分と神木との問題から出たトラブルだと黒須に協力、月下と十影(板垣瑞生)も手伝いを申し出、藤原(馬場徹)は大事な顧客リストを提供してくれた。皆の協力でなんとか新たな買い手を見つけ違約金はなしになった。
早速、海野に報告しようとすると、「黒須に利用された」と神木に吹き込まれた海野は、階段上で黒須と揉み合いになり転落させてしまう。黒須は怪我をして入院したが、警察沙汰にはしなかった。海野は黒須が別の買い手を見つけてくれ、違約金もなしになったことを聞き深く反省しているという。黒須は、今回のことを機に、実家の旅館を継ぐことに決めた。「これで一位を抜かれることはない。最後まで俺がナンバーワンだったな」と、はじける笑顔で永瀬に虚勢を張った。
やっと仕事が一段落し、居酒屋「しょうじきもん」で祝杯をあげる永瀬と月下。そこに美波が現れた。毎日帰りが遅い永瀬を心配した美波は、「しょうじきもん」に永瀬が現れたら連絡してとこっそり頼んでいたのだ。月下に「2人は一緒に暮らされてますよね?」と問われた永瀬は「同棲といっても、チューもお預けち、いまどき流行らない押しかけ女房」と本音を爆発させ美波をあきれさせた。
■次回:第9話「神木という男」予告
営業成績ナンバーワンに異常なまでに執着する神木は、サブリース契約を結んでいるオーナー達から違法スレスレのやり方で利益を得ようとする。そんな神木に危うさを感じる花澤(倉科カナ)は、神木を止めようと月下に協力を求める。永瀬と月下は登坂(草刈正雄)から、神木がナンバーワンにこだわるきっかけとなった過去の事件のことを聞くが、それはあまりにも悲しい出来事だった…。
ドラマ10「正直不動産2」は、2024年1月9日(火)~3月12日(火) 【全10話】総合テレビ&BSP4K 毎週火曜 22時から22時45分。原作:大谷アキラ(漫画)夏原武( 原案 )水野光博(脚本)/主題歌:小田和正「so far so good」/出演:山下智久 福原遥 市原隼人 泉里香 松本若菜 板垣瑞生 伊藤あさひ 財津優太郎 馬場徹 松田悟志 倉科カナ 大地真央 長谷川忍(シソンヌ) 木下ほうか 高橋克典 草刈正雄 ディーン・フジオカ ほか
◇NHKドラマ10「正直不動産2」nhk公式サイト
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