「光る君へ」“直秀”毎熊退場!サブタイトルに隠された哀しい意味が話題に!第9話ネタバレと第10話予告

03月04日09時49分ドラマ
©NHK

NHK大河ドラマ「光る君へ」(総合20時~、BS、BSP4K18時~)3月3日(日)放送の第9話「遠い国」で直秀(毎熊克哉)突然の退場に悲痛の声が殺到した。3月10日(日)放送の第10話「月夜の陰謀」では 一族を巻き込んだ兼家(段田安則)のがついに始動する。NHK公式サイトでは予告動画公開中だ。



3月3日放送の第9話では、捕らえられた直秀の処遇を巡り、うまく取り計らったつもりの道長(柄本祐)だったが、結局、検非違使に殺されてしまう最悪の結末を迎えてしまった。「俺は鳥かごを出て山を越えていく」と、嬉しそうに海が見える国での新生活をまひろ(吉高由里子)に語っていた直秀。クールなキャラで女性人気が高かった直秀突然の退場に、ネットでは「まじか・・・」「こんなお別れなんて泣」「遠くの国、遠すぎるよ」など悲痛の声が殺到。サブタイトルに隠された哀しい意味に涙する人が続出した。

一方で、仮病を使った兼家と安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)による陰謀が明るみになる。兼家は家族の前で「帝を玉座より引き降ろし奉る」というパワーワードで野望を宣言。これを受け視聴者からは「シビれた!平安のゴッドファーザー」「パパ~!怨霊より悪~!」と怖すぎるほど生き生きする兼家に驚きと絶賛する声が寄せられた。

そして、3月10日放送の第10話では、兼家が家族を巻き込んで、花山天皇(本郷奏多)を退位させ、孫の懐仁親王(高木波瑠)を擁立するため暗躍する。一体、どんな計画が起こるのか、予測不可能な兼家の策略からは目が離せない。さらに、予告ではまひろが道長に「死ぬまで見つめ続けます」と告げ、「一緒に行こう」と抱きしめる道長の姿も。愛と野望が渦巻く平安絵巻が大きく動く第10話もお楽しみに。

■“日記ネタ”が定着ロバート秋山の実資
直秀突然の退場や、兼家復活劇で暗く重い空気が物語全体を覆う中、一服の清涼剤となったのが、ロバート秋山竜次演じる藤原実資と妻・桐子(中島亜梨沙)のコントの様な夕飯時のシーン。敵対する藤原義懐(高橋光臣)への悪態をつきながら「わしを公卿にしておけば・・・」と愚痴をこぼす実資。それもそのはず、自分よりずっと下位だった義懐が光の速さで出世した挙句、帝を軽んじる態度ややりたい放題の政をする姿に、これまでも実資は苦い思いを強いられてきた。

そして昨日放送された第9話では、愚痴が止まらない実資にしびれを切らした妻は「あなた、それ、私に言わないで。日記に書きなさいよ。」と一喝、「日記、日記、日記!」と連呼する姿が爆笑を呼んだ。歴史上、実資は『小右記』という全61巻にもなる日記を記した人物で、その内容は社会や政治、宮廷の儀式や故実など多岐にわたる。「日記!」の煽りに被せて「日記には書かぬ。恥ずかして書けぬ!」と返す実資に、ネットでは「日記ネタこするな~!」「日記ネタ出て来た!」とコントの様な夫婦のやり取りに笑いが起こった。



■第9話ネタバレあらすじ
東三条殿に入った盗賊の正体は直秀ら散楽一座であることがわかった。道長は武者達の手前、検非遣使に引き渡すが、密かに看督長に心づけを渡し、逃がすよう指示を出す。一方、直秀らの隠れ家を訪ねたまひろは盗賊仲間と勘違いされ、獄に連行。居合わせた道長に助けられる。心配するまひろに、道長は、直秀たちは獄を出て、どこか遠くの国へ流刑となると説明した。

一方、宮中では花山天皇と義懐の関係が悪化し、変わって道兼が信頼を得始めていた。東三条殿では、道長や詮子(吉田羊)ら子供たちが兼家の看病を交代で行っていたが、ある日、兼家は目を開き意識を取り戻す。病で亡くなると思っていた子供たちは驚がく。兼家は、意識が無くなり倒れたところまでは事実だが、安倍晴明の祈祷の時には意識を回復していたのだった。

不安を口にする兼家に、安倍晴明は、兼家の孫である懐仁親王を帝にするための計画を買って欲しいと持ち掛ける。それは、このまま眠り続け、花山天皇が寵愛した忯子の霊がとり憑いたと噂を流すことだった。そして頃合いを見て、兼家が目覚め、忯子の霊は内裏へ彷徨っていることにすれば、成仏できない忯子に心を痛めた帝に、御霊を鎮めるため退位を勧めるという算段だ。

兼家は子供たちの前で「これより力の全てをかけて帝を玉座より引き降ろし奉る。」と宣言し、道隆(井浦新)は兼家の巧妙な計画に心が震えた。さらに道兼は、兼家に虐待されていると思わせるために自ら体に傷をつくり、花山天皇の同情と信頼を得ていたことを明かし、道長らを驚かせる。一方、道長は、直秀らがようやく獄を出て流刑となることを聞きつけ、まひろを誘い別れを告げに向かう。

そして直秀たち散楽の者たちが獄を出るという晩。道長とまひろは獄をたずねると、すでに直秀たちは出発した後だった。門番に行先を問い詰めると、なんと鳥辺野という屍の捨て場に向かったという。急いで馬を走らせる道長とまひろだが、一足遅く、直秀ら散楽の者達は検非違使に殺され、その屍は道端に放置されていた。彼らの惨たらしい姿に言葉を失った2人は、無言で皆の墓をほりはじめる。

直秀の手に握られた土を払い、かわりに自分の扇子を握らせた道長は、無言で土を掘り続けた。まひろもそれに続き、2人は1日かけて直秀と散楽の者達全員を葬った。すべて終わったあと、道長は自分が余計なことをしたと悔しさで号泣し、まひろも道長を抱きながら一緒に泣いた。一方、内裏では忯子の怨霊が出たという噂が瞬く間に広がり、ついに安倍晴明は魂を鎮めるために帝に出家を促すのだった。

■第10話あらすじ
兼家は道長たち一族を巻き込んで、秘密裏に花山天皇を退位させ、孫の懐仁親王(高木波瑠)を擁立する計画を進めていく。一方、まひろは家に帰ってこない為時を案じ、妾の家を訪ねると、そこには身寄りもなく最期を迎えようとしている妾の看病する為時(岸谷五朗)の姿が。帰宅したまひろのもとに道長からの恋文が届く。まひろは道長への文をしたためるのだが・・・。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、井浦新、吉田羊、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗、段田安則ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第10話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

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