【最終回】「正直不動産2」第9話 山崎努が“間違った法律なんてぶち壊せばいい”と喝!ネタバレと第10話予告
3月5日(火)22時に放送されたNHKドラマ10「正直不動産2」第9話“神木という男”のネタバレあらすじとみどころを紹介。番組公式サイトでは最終回第10話“正直不動産よ、永遠に”の30秒予告+山下智久&ディーン・フジオカのコメントほか、メイキングや2分でわかるスペシャル動画を公開、NHKプラスで最新話を配信中。
「正直不動産2」は土地の祟りによって嘘がつけなくなってしまった正直者の不動産営業マン・永瀬財地(山下智久)とカスタマーファースト命の月下咲良(福原遥)の名コンビが活躍するビジネスコメディードラマの続編。
3月5日に放送された第9話では、ミネルヴァ不動産が結んだあくどいサブリース契約に、永瀬と月下が立ち向かうことに。サブリース契約とは貸主であるオーナーと不動産会社が、賃貸借契約(マスターリース契約)を締結し、不動産会社が借主・転借人に転貸(サブリース)する契約形態。賃貸人が入らなくても一括借り上げが保証されるためオーナーに利があるようにみえるが、借地借家法で借主側が守られているため、借り手側からの家賃の減額要求があったり、オーナーからの一方的な解約に賠償金が求められる仕組みになっている。
ミネルヴァ不動産はオーナーに不利な条件で契約を結ばせていたが、「最高裁の判例」を盾にされ、オーナーたちは窮地に追い込まれていた。ここに久しぶりに山崎努演じる石田が登場。昔から間違った法律なんていくらでもあった。そんなものぶち壊せばいい。町の人たちを救うことができるのは永瀬しかいないと勇気づけた。石田のいうとおり、2020 年にはサブリース新法「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」が試行されている。未だ旨い話で客を釣りあげる不動産屋がいるかどうかわからないが、不動産投資には充分気を付けたいと今回も再認識させられた。
そして、神木がなぜ「ナンバーワン」にこだわり、謎のタップダンスを踊り続けるのかがついに明かされた。大方の予想どおり、大切な人との約束から始まった1位へのこだわりだったが、そこに「勝負事が好き」なことと、1位でいることで「愛する人の幻影」を見ることができることが重なり、辞められなくなってしまったようだ…。なんとも重い呪縛、自ら作り出した妻子の幽霊に取り憑かれてしまった神木。彼を解放するには、いったいどうしたらよいのだろうか。
3月12日に放送される第10話はついに最終回。押しかけ女房の美波といい感じになっている永瀬。月下にも「将来」について真面目な答えを出そうとしていることを打ち明けたのだが…。美波にニューヨークへの異動話が…。
■前回:第9話「神木という男」ネタバレあらすじ
ミネルヴァ不動産社長の鵤(高橋克典)は、神木(ディーン・フジオカ)や花澤(倉科カナ)ら社員たちに、これまで八起町で契約してきたサブリース物件のオーナーたちにギリギリまで家賃を減額させるよう指示を出す。さらに、拒否したらオーナー側から解約するよう仕向け、違約金を支払わせようという。借地借家法で借主側が保護されているサブリース契約は、不動産会社にとってメリットが大きい。
藤原(馬場徹)の大家仲間の多くがミネルヴァ不動産と結んだサブリース契約に困らされ、登坂不動産に相談をしてきていた。そんな中、神木が突然登坂不動産にやってきた。なんでも、登坂不動産が窮地に追い込まれるため、近々オープンするミネルヴァ不動産の立川店に人材をスカウトしにきたという。なぜ不動産業界に戻ってきたと尋ねる登坂社長(草刈正雄)に、「私は不動産業界で1位を取り続ける。そう約束したので…」と答える神木。登坂首長は、「まだ言っているのか」とため息をつく。
美波(泉里香)とお試し同棲中の永瀬(山下智久)は、夕食当番でカレーを作る。美波に手作りの福神漬けをほめられ満足げな永瀬。神木が来店した話をすると、「そんなに1位って取りたいもの?もっと大切なものがある」と美波。
ミネルヴァ不動産で、サブリース契約をしている山田直人が高額な手数料を理由に解約を申し出るが、神木はサブリースでは借地借家法で借主が保護されており、最高裁で判決も出ていると常套句を並べ、解約する場合は莫大な違約金が必要になると伝える。一方、月下(福原遥)は、元町会長の妻・松井恵美(増子倭文江)から連絡を受け、アパート経営をはじめた息子の正則(西村元貴)の様子がおかしいと相談される。すると、息子がミネルヴァ不動産とサブリース契約を結んでいることがわかる。
花澤から神木の弱点が知りたいと頼まれた月下は、大河部長(長谷川忍)から「弱点はわからないが好きなものはわかる。カジノやギャンブル好き」と神木がよくマカオを訪れていたことが教えられた。花澤は、飲食店を経営しているやり手オーナー・鴨川鈴鹿(高畑淳子)が勝負事が好きでマカオによく行っているという情報をつかむ。
鴨川は、西岡(伊藤あさひ)の適当な営業に腹をたてており担当を変えてほしいと訴えていた。鴨川に交渉しにいく神木に同行した花澤は、マカオの話を振る。賭け事好きの神木と鴨川は意気投合、コイントスで勝負することに。鴨川が負けたら、担当を神木にして他の物件もまかせる。神木が負けたら、鴨川に身も心も捧げると…。結果は神木の負け。神木は約束を守るといって屋上へ行き、身を投げようとする。慌てた鴨川は他の物件も全て任せるから飛び降りるのは辞めてと懇願、神木は「ありがとうございます。おかげで今月も私が1位です」と不敵な笑みを浮かべた。
飲食店の社長をしているオーナー・葉山(笹野高史)もミネルヴァとのサブリース契約を解約したいと話にくるが、違約金は通常の3倍以上18か月分の契約になっており、莫大な違約金を支払わなければならないと説明する。
永瀬らが神木のやり口に閉口していると、登坂社長が神木の過去について語った。神木はもともと口下手でむしろ営業に向いていないタイプの男だった。しかし15年前、妻の香織(藤井美菜)と幼稚園に通う息子・翔太(石塚陸翔)と仲睦まじく暮らしていた神木に悲劇が…。神木が会社で1位になると、そして翔太が徒競走で1位になると約束していたその日、香織と翔太が交通事故で亡くなったのだ。神木はその日から変わってしまった。1位を目指している間は神木の前に2人の幻影が現れ、神木を慰めてくれる。そして、翔太がカッコイイと褒めてくれたタップダンスも心の寄りどころになった。
神木の辛い過去を知り気落ちする永瀬。美波はそういう時こそと永瀬を銭湯に誘う。湯上りにアイスを買うことを約束しながら歩いていると、美波がそっと手をつなぎ、永瀬は園てを恋人つなぎに変えて微笑む。
町のインフルエンサーで和菓子職人の石田(山崎努)が、町の人たちを助けてくれと永瀬に頼む。法律を盾に取られいるためどうしようもないと話す永瀬に「昔から間違った法律なんていくらでもあった。そんなものぶち壊せばいい。それで、作り直して、世の中うまくやってんだ」と諭し、諦めるな、これは君にしかできないことだと永瀬を勇気づける。
サブリース契約の被害者オーナーたちに集団訴訟を起こそうと訴える永瀬。泣き寝入りしようと弱気になっていたオーナーたちに「借地借家法でいちばん被害を受けているのは皆さんのような小さなアパートやマンションの経営者。諦めないで、この街のために声を上げましょう!」と集団訴訟を提案。一度はしり込みしたオーナーたちだったが、葉山が勇気を出して賛同すると、次々と参加者が増えた。元町会長の息子の正則もこれからの町のために気持ちをきりかえる。
ミネルヴァ不動産にオーナーたちが集団訴訟を考えていることを伝えに行く永瀬と月下。相変わらず「最高裁の判決」を盾にする神木だったが、最終的には「好きにしろ」と書類を投げ出した。「ライバルは何をしても蹴落とせと言っただろう。だからナンバーワンになれないんだ」と嘲笑う神木に、「もうナンバーワンにこだわっていないんで。もっと大切なものを見つけたから」と応える永瀬。それは何なんだと尋ねる神木に「ご自分で考えてください」とだけ伝えた。「集団訴訟」の脅しが効いて、オーナーたちはミネルヴァ不動産とのサブリース契約を違約金なしで解約できることになった。
月下から神木の過去を聞いた花澤は、辛い気持ちはわかるが「悪どいやり方はもうやめたら」というが、神木は「1位になったとき、妻と息子(の幻影)が現れた。一度、1位じゃなくなったとき消えてしまった。もう二度と2人を失いたくない…」と幻の息子に微笑みかける。
美波が当番で作った手作り弁当を食べる永瀬に、この先美波とはどうするのかと尋ねる月下。永瀬は、「あの人といると居心地がいい。ありのままの自分でいられるっていうか…。近々ちゃんと話すつもり」と結婚を匂わせる。月下たち社員が大喜びで盛り上がっているその頃、美波はニューヨークへの異動を言い渡され…。
■次回:最終回第10話「正直不動産よ、永遠に」予告
数年越しの大規模開発プロジェクトが間もなく成立する段階となり、上機嫌の永瀬。しかし地権者の狭山(野間口徹)が突然、契約を解除すると言いだす。実はプロジェクトの情報を聞きつけた神木が裏で妨害工作をしていたのだ。永瀬や月下たち登坂不動産のメンバーは、プロジェクトを成立させるべく一致団結して動き出す。一方で、永瀬は美波との将来を真剣に考え始めていた…
ドラマ10「正直不動産2」は、2024年1月9日(火)~3月12日(火) 【全10話】総合テレビ&BSP4K 毎週火曜 22時から22時45分。原作:大谷アキラ(漫画)夏原武( 原案 )水野光博(脚本)/主題歌:小田和正「so far so good」/出演:山下智久 福原遥 市原隼人 泉里香 松本若菜 板垣瑞生 伊藤あさひ 財津優太郎 馬場徹 松田悟志 倉科カナ 大地真央 長谷川忍(シソンヌ) 木下ほうか 高橋克典 草刈正雄 ディーン・フジオカ ほか
◇NHKドラマ10「正直不動産2」nhk公式サイト
【シーズン1:各話あらすじ】
【2024年冬ドラマ紹介】【関連記事・各話のあらすじ】
3月12日に放送される第10話はついに最終回。押しかけ女房の美波といい感じになっている永瀬。月下にも「将来」について真面目な答えを出そうとしていることを打ち明けたのだが…。美波にニューヨークへの異動話が…。
■前回:第9話「神木という男」ネタバレあらすじ
ミネルヴァ不動産社長の鵤(高橋克典)は、神木(ディーン・フジオカ)や花澤(倉科カナ)ら社員たちに、これまで八起町で契約してきたサブリース物件のオーナーたちにギリギリまで家賃を減額させるよう指示を出す。さらに、拒否したらオーナー側から解約するよう仕向け、違約金を支払わせようという。借地借家法で借主側が保護されているサブリース契約は、不動産会社にとってメリットが大きい。
藤原(馬場徹)の大家仲間の多くがミネルヴァ不動産と結んだサブリース契約に困らされ、登坂不動産に相談をしてきていた。そんな中、神木が突然登坂不動産にやってきた。なんでも、登坂不動産が窮地に追い込まれるため、近々オープンするミネルヴァ不動産の立川店に人材をスカウトしにきたという。なぜ不動産業界に戻ってきたと尋ねる登坂社長(草刈正雄)に、「私は不動産業界で1位を取り続ける。そう約束したので…」と答える神木。登坂首長は、「まだ言っているのか」とため息をつく。
美波(泉里香)とお試し同棲中の永瀬(山下智久)は、夕食当番でカレーを作る。美波に手作りの福神漬けをほめられ満足げな永瀬。神木が来店した話をすると、「そんなに1位って取りたいもの?もっと大切なものがある」と美波。
ミネルヴァ不動産で、サブリース契約をしている山田直人が高額な手数料を理由に解約を申し出るが、神木はサブリースでは借地借家法で借主が保護されており、最高裁で判決も出ていると常套句を並べ、解約する場合は莫大な違約金が必要になると伝える。一方、月下(福原遥)は、元町会長の妻・松井恵美(増子倭文江)から連絡を受け、アパート経営をはじめた息子の正則(西村元貴)の様子がおかしいと相談される。すると、息子がミネルヴァ不動産とサブリース契約を結んでいることがわかる。
花澤から神木の弱点が知りたいと頼まれた月下は、大河部長(長谷川忍)から「弱点はわからないが好きなものはわかる。カジノやギャンブル好き」と神木がよくマカオを訪れていたことが教えられた。花澤は、飲食店を経営しているやり手オーナー・鴨川鈴鹿(高畑淳子)が勝負事が好きでマカオによく行っているという情報をつかむ。
鴨川は、西岡(伊藤あさひ)の適当な営業に腹をたてており担当を変えてほしいと訴えていた。鴨川に交渉しにいく神木に同行した花澤は、マカオの話を振る。賭け事好きの神木と鴨川は意気投合、コイントスで勝負することに。鴨川が負けたら、担当を神木にして他の物件もまかせる。神木が負けたら、鴨川に身も心も捧げると…。結果は神木の負け。神木は約束を守るといって屋上へ行き、身を投げようとする。慌てた鴨川は他の物件も全て任せるから飛び降りるのは辞めてと懇願、神木は「ありがとうございます。おかげで今月も私が一位です」と不敵な笑みを浮かべた。
飲食店の社長をしているオーナー・葉山(笹野高史)もミネルヴァとのサブリース契約を解約したいと話にくるが、違約金は通常の3倍以上18か月分の契約になっており、莫大な違約金を支払わなければならないと説明する。
永瀬らが神木のやり口に閉口していると、登坂社長が神木の過去について語った。神木はもともと口下手でむしろ営業に向いていないタイプの男だった。しかし15年前、妻の香織(藤井美菜)と幼稚園に通う息子・翔太(石塚陸翔)と仲睦まじく暮らしていた神木に悲劇が…。神木が会社で一位になると、そして翔太が徒競走で一位になると約束していたその日、香織と翔太が交通事故で亡くなったのだ。神木はその日から変わってしまった。一位を目指している間は神木の前に2人の幻影が現れ、神木を慰めてくれる。そして、翔太がカッコイイと褒めてくれたタップダンスも心の寄りどころになった。
神木の辛い過去を知り気落ちする永瀬。美波はそういう時こそと永瀬を銭湯に誘う。湯上りにアイスを買うことを約束しながら歩いていると、美波がそっと手をつなぎ、永瀬は園てを恋人つなぎに変えて微笑む。
町のインフルエンサーで和菓子職人の石田(山崎努)が、町の人たちを助けてくれと永瀬に頼む。法律を盾に取られいるためどうしようもないと話す永瀬に「昔から間違った法律なんていくらでもあった。そんなものぶち壊せばいい。それで、作り直して、世の中うまくやってんだ」と諭し、諦めるな、これは君にしかできないことだと永瀬を勇気づける。
サブリース契約の被害者オーナーたちに集団訴訟を起こそうと訴える永瀬。泣き寝入りしようと弱気になっていたオーナーたちに「借地借家法でいちばん被害を受けているのは皆さんのような小さなアパートやマンションの経営者。諦めないで、この街のために声を上げましょう!」と集団訴訟を提案。一度はしり込みしたオーナーたちだったが、葉山が勇気を出して賛同すると、次々と参加者が増えた。元町会長の息子の正則もこれからの町のために気持ちをきりかえる。
ミネルヴァ不動産にオーナーたちが集団訴訟を考えていることを伝えに行く永瀬と月下。相変わらず「最高裁の判決」を盾にする神木だったが、最終的には「好きにしろ」と書類を投げ出した。「ライバルは何をしても蹴落とせと言っただろう。だからナンバーワンになれないんだ」と嘲笑う神木に、「もうナンバーワンにこだわっていないんで。もっと大切なものを見つけたから」と応える永瀬。それは何なんだと尋ねる神木に「ご自分で考えてください」とだけ伝えた。「集団訴訟」の脅しが効いて、オーナーたちはミネルヴァ不動産とのサブリース契約を違約金なしで解約できることになった。
月下から神木の過去を聞いた花澤は、辛い気持ちはわかるが「悪どいやり方はもうやめたら」というが、神木は「一位になったとき、妻と息子(の幻影)が現れた。一度、一位じゃなくなったとき消えてしまった。もう二度と2人を失いたくない…」と幻の息子に微笑みかける。
美波が当番で作った手作り弁当を食べる永瀬に、この先美波とはどうするのかと尋ねる月下。永瀬は、「あの人といると居心地がいい。ありのままの自分でいられるっていうか…。近々ちゃんと話すつもり」と結婚を匂わせる。月下たち社員が大喜びで盛り上がっているその頃、美波はニューヨークへの異動を言い渡され…。
■次回:最終回第10話「正直不動産よ、永遠に」予告
数年越しの大規模開発プロジェクトが間もなく成立する段階となり、上機嫌の永瀬。しかし地権者の狭山(野間口徹)が突然、契約を解除すると言いだす。実はプロジェクトの情報を聞きつけた神木が裏で妨害工作をしていたのだ。永瀬や月下たち登坂不動産のメンバーは、プロジェクトを成立させるべく一致団結して動き出す。一方で、永瀬は美波との将来を真剣に考え始めていた…
ドラマ10「正直不動産2」は、2024年1月9日(火)~3月12日(火) 【全10話】総合テレビ&BSP4K 毎週火曜 22時から22時45分。原作:大谷アキラ(漫画)夏原武( 原案 )水野光博(脚本)/主題歌:小田和正「so far so good」/出演:山下智久 福原遥 市原隼人 泉里香 松本若菜 板垣瑞生 伊藤あさひ 財津優太郎 馬場徹 松田悟志 倉科カナ 大地真央 長谷川忍(シソンヌ) 木下ほうか 高橋克典 草刈正雄 ディーン・フジオカ ほか
◇NHKドラマ10「正直不動産2」nhk公式サイト
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