【最終回ネタバレ】NHK「御史とジョイ」第16話:テギョン無職に…そして夢の実現と約束のキスでハッピーエンド
NHKBS、BSP4K(日曜21時~)で2024年3月24日放送の第16話(最終回)「宴(うたげ)」では、世子殺害に絡んだ一連の事件を解決したイオンは官職を辞して憧れの無職から、仲間たちと共に夢を実現する!この回のあらすじと見どころを紹介、NHK番組サイトで予告動画が視聴できる。
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:韓国語)| 字幕放送有り]
「御史(オサ)とジョイ」は、ひょんなことから王の隠密捜査官“暗行御史(アメンオサ)”になった美食家のお坊ちゃまと、離婚を決意し幸せを探して突き進むバツイチ女性のドタバタ捜査記録を描くラブコメ時代劇。「御史とジョイ」を2倍楽しむ】では、時代背景や各話のあらすじと見どこと、キャスト、メイキング映像などまとめている。
■キャスト⇒キャスト・登場人物・画像付で紹介
ラ・イオン役:オク・テギョン/2PMテギョン
キム・ジョイ役:キム・ヘユン
ユクチル役:ミン・ジヌン
クパル役:パク・ガンソプ
パク・テソ役:イ・ジェギュン
世子役:イ・ジュニョク(特別出演)
ほか
※以下、ネタバレが気になる方は※豆知識や「見どころ・感想など」をご覧になり、あらすじは視聴後の確認にどうぞ。
■第16話「宴(うたげ)」
ジョイ(キム・ヘユン)たちが集めた証拠を持って、王(チョ・グァンウ)にパク・スン(チョン・ボソク)の罪を訴えたイオン。その結果、王命がくだりパク・スンは捕らえられる。だがイオン(オク・テギョン)は、パク・スンを義禁府に連れて行く前に崖に連れていき、悪行の数々を仲間たちに謝罪するように迫る。しかしパク・スンには全く罪悪感がなく、この期に及んで逃走を図ろうとし、パク・スンは義禁府に送られる。そしてパク・ドス(チェ・テフン)は圍籬安置、パク・スンは烹刑となった。
※圍籬安置(ウィリアンチ):流刑地で罪人の家を茨の垣根で囲み、門を施錠して外界と切り離して幽閉すること。 ※烹刑(ペンヒョン):罪人を鎌に入れ、ゆでる真似をして釜から出た後は死人として扱われる。
生きながらに死人として扱われるパク・スンの前にドスの生母(リュ・シヒョン)が現れ、自分が産んだのはドスですり替えテソ(イ・ジェギュン)こそが嫡男だと教え、地獄の苦しみの中で生きろと伝えて積年の恨みをはらす。パク・スンはテソの名を狂ったように呼んだ。
暗行御史の任務を果たして官職を辞したイオンは憧れの無職になり大喜び。そして江華島に仲間たちと皆で移り住み、それぞれの商売をしたらどうかと提案する。しかし両班のイオンは商売ができない。一方、使用人のユクチル(ミン・ジヌン)も大好きなグァンスン(イ・サンヒ)が医員の娘で身分違いのために求婚できない。そこでイオンが資金提供し、ユクチルとクバルが饅頭店をひらく。朝鮮一の饅頭をイオンが提供する。これなら仲間みんなで一緒にいられる。ジョイたちも大乗り気で、これに賛成する。
広い敷地の真ん中に饅頭店を開き、それを囲むように仕立て、薬剤、占いの店が取り囲む形に。施設は瞬く間に有名になる。
一方、ジョイの母ドクボン(ぺ・ジョンオク)は、イオンにカン・ハンギから硝煙の代わりに預かった銃をイオンに渡し、違法な取引をした罪を告白する。そして銃を銀に変えて清に売られた女人を助けるために清に渡るという。ジョイは寂しがるが、「お母さんの人生を尊重します」と見送る覚悟を決める。そしてドクボンが面倒を見てきたコリ島をジョイが引き継ぐことになる。
イオンたちの商業施設は週休2日制にし、休みの日には仲間やコリ島の子供たちと一緒に遊んだ。さらに身分違いに悩むユクチルとグァンスンのためには“拾妾”の慣習を使って2人を結婚させ、さらにはイオンから長年仕えた使用人、改め仲間のユクチルとクパル(パク・ガンソプ)に奴婢の身分から解放する免賤状がプレゼントされた。ジョイもビリョン(チェ・ウォンビン)の霊力で懐かしい亡きボリ(チェ・ウォンビン二役)と話をすることもできた。
※拾妾(スプチョプ):離縁された後、明け方大通りに行き、最初に出会った男に拾われ妻となること。離婚直後にジョイとイオンが拾妾の関係になった。詳しくは第3話の豆知識で
一方、漢陽からやってきた旅人が「きな粉餅を食べ過ぎて王様が長患いしている」とい噂話をする。実は、王はパク・スンが準備した金の薬を毒入りとは要らずに飲み続けていたのだった。そんな折、イオンの祖母チョ夫人(ヤン・ヒギョン)が両班の婦人仲間と饅頭を食べにやってくる。さらには饅頭を運ぶイオンやジョイまで見つかってしまう。
チョ夫人はまた暗行御史に戻られるよりはここで安全にジョイと暮らして子供でもできた方がいいと思い、ジョイとの結婚をイオンン位進める。ジョイは幸せを感じていたが今一つ結婚には踏み出せないでいた。イオンもそんなジョイの気持ちを尊重していたのだ。そこでチョ氏は数日泊まり、2人が結婚に踏み出すよう一緒の部屋で寝かせようと企む。
その夜、気づまりな二人は星を眺める。「今がとても幸せです。好きな人がいて自由な暮らしができて」というジョイに、「私もだ」と答えるイオンは「この先の人生を私と歩んでくれぬか?」とプロポーズ。ジョイの「はい」のキスを貰って二人は夫婦に。
相変わらずイオンは口うるさく、ジョイはおおざっぱ。それでもイオンの一番大切なものはジョイ。仲間たちを皴背に暮らしている。
■見どころ・感想・豆知識・鑑賞ポイントなど
最終回ではイオンと仲間たちの夢の実現で大団円で幕を下ろした。本作はお気軽に観られる時代劇だが、女性差別や身分差別、政治腐敗などを鋭い視点で切り込んだ勧善懲悪のサイダー(スカッとする)な時代劇でもある。またこれまでにも2PMの大ヒット曲(第9話)や、「ラーメン食べる?」の変形(13話)などをうまくセリフに取り入れるセンスが光る。今回もイオンたちの店はまるで“複合照合施設”だし、“マッチブ(美味しい店)”や“星○つ”、“週休二日制”、“個の尊重”、“イカゲーム”まで飛び出して時代劇に現代の視点や暮らしをさりげなく盛り込んだりするのもお見事!
それでいて15話ではパク・スン逮捕のために王の罪を見逃したが、最終回では王がパク・スンの毒に冒されているのが分かり、伏線回収も秀逸だった。
なお、4月7日からのNHK海外ドラマはパク・ヒョンシク主演の「青春ウォルダム」を放送する。放送時間、チャンネルついてはこちらで詳しく紹介。
原題:어사와조이
制作:2021年 韓国
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:韓国語)| 字幕放送有り]
◇NHK「御史ジョイ」番組サイト
2023年12月3日-2024年3月24日 日曜21:00-22:00
◇トレーラー
◇公式サイト
【作品詳細】「御史とジョイ」を2倍楽しむ】