チョ・ヒョンジェついに王子と認定「薯童謠 ソドンヨ」(全74話)第41-44話二つに一つの道~王の覚悟(ネタバレ)
BS日テレ「韓国時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督全8演出作品一挙放送!」第4弾「薯童謠-ソドンヨ-」3月12日(火)からの第41話~第44話までのネタバレあらすじと、天の峠(ハヌルチェ)の発明など見どころを紹介する。YouTubeにて第1話の無料配信をしている。
●本作の見どころの一つに百済の科学技術がある。今回も発明などはないが、ある決意を秘めたチャンがソンファを誘って雪遊びし楽しいひと時を過ごすシーンや、ついにチャンが第四王子と認められる感動のシーンがある。
「薯童謠-ソドンヨ-(以下、薯童謠)」は、古くから伝わる説話をモチーフに、百済の王子・武王(チョ・ヒョンジェ扮)の波乱の人生と、敵国である新羅の姫・善花公主(イ・ボヨン扮)との運命の恋描いた歴史ロマン大作。【「薯童謠」を2倍楽しむ】では時代背景やキャスト・実在人物の紹介、各話のあらすじと見どころをまとめている。
■キャスト⇒【相関図】
チャン/ソドン(薯童)/のちの30代王・武王役:チョ・ヒョンジェ
ソンファ(善花)姫/チン・ガギョン役:イ・ボヨン
サテッキル/キム・ドハム役:リュ・ジン
モンナス博士役:イ・チャンフン
阿佐太子役:チョン・ジェゴン
百済27代王・威徳王役:チョン・ウク
プヨソン/のちの百済29代王・法王役:キム・ヨンホ
新羅26代王・真平王役:チェ・ドンジュン
新羅の貴族キム・サフム役:ナ・ソンギュン
ほか
■第41話「二つに一つの道」
ウヨン公主は、自分たちにまで太子殺害の黒幕だと明かさない兄プヨソンを警戒する。ソンファから呼び出されたサテッキル。ソンファはサテッキルが今回の実行犯でその父キム・サフムまで動かしたと確信し、彼への罪悪感を払しょくし、決別を告げる。そしてチャンに阿佐太子暗殺の実行犯はサテッキルだと告げる。
モンナスは王の側近ワング(メン・サンフン)に暗殺はプヨソン側の陰謀だと伝え、四男が現れたらすぐに処刑されると聞く。その後、ソンファからサテッキルが犯人だと聞いたモンナスは、チャンが威徳王に身分を明かすことを心配する。そして香炉を見つけた日にヨンガモがチャンを宿したことを思い出し、チャンが王になる神託だと考え、チャンにプヨゲの任命式当日(3話)に香炉に触れたことを確認する。
そんな中、第三王子の容態が急変し、王は弱気になる。サテッキルは、今回の計画にアビジ=父サフムの協力があったとプヨソンに明かし、プヨソンはサテッキルへの信頼を強めてサフムを信用する。
チャンはポムノ親子やウンジンにこれまでのお礼だと自分の大切なものを贈り、数日間、外出すると伝える。チャンはソンファと束の間の楽しい時間を過ごしていたが、復讐するためには殺されるか太子になるか、どちらかしかないと打ち明ける。
威徳王に会ったチャンは、阿佐太子が死の直前に四男のことを話したと明かし、王子が犯人でないことを証明するので従ってほしいと頼む。そこで王は裁きの場に太学舎だけでなく官員全員を一堂に集める。改めて暗殺犯と全員の面通しをして、犯人はこの中に黒幕がいないと証言する。すると王は「お前が証言した第四王子がこの中にいる」と発表し、第四王子が犯人だという証言を嘘だと指摘。そして「第四王子は前に出ろ」という命を下し、チャンが進み出ようとしたとき第三王子死亡の知らせが入る。
名乗りは失敗したがこれで四男が黒幕でないことが証明できた。だがモンナスは何よりチャンの身を案じる。一方、プヨソンは誰が第四王子か至急調査するようフクチピョン(イ・ヒド)に指示する。
王はチャンを呼んで、四男に「余の息子で皇孫であることも忘れろ。守ってやる力も意欲も残っていない。このまま平安に自由に暮せと、伝えろ」と告げる。チャンは、王に対し、百済復興をあきらめる意志の弱さを涙ながらに非難するが、王は何も言い返せない。
■第42話「退位宣言」
©SBS失意のチャンは、阿佐太子の墓前で遺言を守れないことを謝罪する。そんなチャンを「新羅が手放しても、私が手放しません」と慰め、癒してやるソンファ。一方、威徳王は太子を暗殺した犯人の処理から手を引き、王の座からも退いて仏門に入ると宣言。それはモンナスにとって、太学舎の首長を解任されることを意味していた。次の王となるであろう威徳王の弟プヨゲはプヨソンたちとすっかりお祝い気分で、太学舎の次期首長はサテッキルだと勝手な人事を思い描いていた。そしてプヨソンはウヨンとサテッキルを婚姻させようと考え、ウヨンは不快感をあらわにする。
翌日、博士三人会で首長を決める投票が行われるが、兄を疑うウヨンは、プヨソンをけん制するためにはモンナスとチャンが必要だと考え、モンナスを留任させる。プヨソンはモンナスを留任させたのが本当に父プヨンゲのためかと確認し、サテッキルと婚姻させる話を持ち出したのが時期尚早だったと考える。次にウヨンはチャンの「死より屈従が怖ろしい」という姿勢を認め、手を組もうと告げる。その理由を「博士の能力と熱意が太学舎に必要」と「父上=プヨンゲが飾りだけの王になるのを望まない」と2つの理由を告げ、そのためにプヨソンに対抗することが必要だと説明するが、チャンはウヨンもプヨソンと同じだと、提案を断固断る。そんなチャンに「お前のいない太学舎は退屈だ」と胸に秘めた3つ目に理由を話すウヨンだった。
プヨゲが王位に就くことでモンナス派の皆が危険だと考えるチャンは、天の峠の仲間たちとここを離れようと提案するが、モンナスは聞き入れない。それは自分のためだと知るチャンはモンナスを説得しようとするが…。
■第43話「王になるべき者」
©SBS
「型のない考え、民の暮らしぶりを知り、民に安楽な暮らし」を一番に考えられる民出身のチャンこそが、百済の王になるべき者だと、神託が示したと知ったモンナスは、威徳王にチャンが第四王子だと告白。チャンとの出会いから、かつてヨンガモと結婚する仲だったと明かし、チャンなら「決して死なずに百済を再興できる」とし「第四王子であることを忘れろ」といった命令を取り下げるよう願う。
しかし、チャンは自身が王になる天命を認めず、父と呼んでほしいという威徳王の望みをも拒否したあげく、ソンファとともに行き先も告げずに百済を去ろうとする。しかし、モンナスは最後まで王に仕えると宣言する。
一度はあきらめた第四王子の存在だったが、チャンの強い意志に心を動かされた威徳王はあることを勇断する。それは、暗殺犯の身柄を確保し、宮殿に呼び戻したチャンの目の前で黒幕を白状させ、モンナス、ワングの立ち会いの下、その場でチャンの“武康太子”即位式を行うことだった。
だがプヨソン側が王宮にまで偵察していると報告を受け、王は会議を開いて「プヨゲに譲位する」と発表し、4日後の予定通りに情意識を行うと告げてプヨソンたちを安心させる。そして弟プヨゲに譲位するまで宮殿から兵を退いて安心させてくれと頼む。プヨゲはプヨソンに兵の撤退を強く命じる。
■第44話「王の覚悟」
©SBS
威徳王は計画を実行するため、モンナスにチャンを祠堂の密室に連れてくるよう命じる。モンナスは太学舎の仲間に、第四王子が見つかったことを告げて計画への協力vを求める。大将ことヨン・ギョンフン(キム・ヒョンイル)にも協力を頼む。立ち去る前に挨拶に戻ったチャンは、モンナスから最後だとワングの指示に従うよう指示する。
一方、プヨソン側はニセ者を使って阿佐太子を殺した犯人の処刑を装うが、威徳王は本物の犯人を捕らえて、チャンの前でプヨソンが黒幕だと自供させる。ようやく王子として認められたチャン。王はチャンを正装させ五色明珠をさずけ、側近のワングとモンナスを立ち会わせて、チャンを武康(ムガン)太子として任命した。そして譲位式ではチャンに王を継承すると告げる。驚くチャンに「余の命令に従いなさい」と話す。王は仮にチャンヘの譲位式は失敗してもチャンの正統性だけは守ると決意する。
その頃ウヨンは、プヨソンにウヨンの母方の外戚に望む職責を書き記したものを渡していた。一方、チャンは太子の服を脱いでソンファの元へ。王が自分に譲位するつもりだと明かし、モンナスとソンファのせいで、王が根拠のない神託に倣い間違った選択をしたと告げる。そして太学舎に戻ってモンナスにも、王に譲位を取りやめるよう説得してくださいと迫る。モンナスは、それができるのはチャンだけだと答える。
チャンは威徳王に会って「私は阿佐太子と違って王道を学んでいない」というが、王は「これから身につければいい。余が見たのはお前の意地だ。余がやるべきことはお前が見せてくれと言った最後の意地と努力だ。それがお前によって生まれたことに感謝している」と失敗のない計画があるという。それが王自らプヨソンを暗殺することだと聞いたチャンは、驚愕して王を止めようとするが、王の意志は変わらずチャンを閉じ込めておくよう指示する。
一方、ソンファとモンナスたちは「プヨソンが阿佐太子を殺害した」というチラシを大量に作り、秘密裏にチャン譲位の準備を進める。
◇BS日テレ「薯童謠」番組サイト
2024年2月13日スタート 月~金17:00-18:58(全74話版)2話連続放送
◇YouTube第1話無料配信中
【作品詳細】【「薯童謠」を2倍楽しむ】