韓国ドラマ「財閥 x 刑事」第11-12話:父を陥れた事件を解決したパク・ジヒョンと刑事として認められたアン・ボヒョン

03月10日22時23分ドラマ
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『財閥 x 刑事』 ディズニープラス スターで独占配信中

ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」にて、3月8日と9日に独占配信を開始したアン・ボヒョン主演「財閥 x 刑事」第11−12話では、ガンヒョンが刑事として抱えていた課題でもあるカルト教団絡みの事件に踏み込みイスと命がけで事件を解決に導く様子が描かれ、本作の大きな山場を迎えた。
【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】

「財閥 x 刑事」は、世間知らずの財閥の御曹司が捜査1課の刑事になって、金持ちは金で抑え、バックグラウンドのある者はより大きなバックグラウンドで抑え込み、犯人を捕まえる捜査劇を描くコミックアクション捜査劇。



■第11話あらすじ
財閥刑事財閥 x 刑事1年前に父ヒョンジュン(クォン・ヘヒョ)を不名誉な辞職に追い込んだ事件に関連するカルト教団「五輪会」。その幹部ソンウクから連絡を受け取ったガンヒョン(パク・ジヒョン)だが、男は直後に追手に殺されてしまう。同じ頃、水死体で見つかった青年の遺体にも五輪会のタトゥーが入っていた。

教団との関連を匂わせる署長(キム・ビョンチュン)から謹慎を言い渡されたガンヒョンは先輩のアン刑事(キム・ギョル)から秘密裏に捜査資料を見せてもらい単独で教団の裏を暴き始める。

ガンヒョンの謹慎について口を開こうとしない周囲にしびれを切らしたイス(アン・ボヒョン)も署長から謹慎の経緯を聞くと、チェ秘書(キム・ミョンス)に頼んで独自に捜査を進め、五輪会の教祖であるボリ(チェ・ジョンウ)のもとに突然乗り込み、教団が誕生するきっかけとなった九死に一生の事故の話を聞かされる。同じ頃、旅行を口実に家を出たガンヒョンも返送と偽名で教団の瞑想センターに潜入し内部から教団を暴き始める。二人のいない捜査チームはイスが発見した遺書に隠されたメッセージを頼りに捜査を進めるが、同じ信者であるソンウクの妻は夫の司法解剖を認めようとしなかった。

その夜、寝室を抜け出してボリの屋敷に忍び込んだガンヒョンは何者かと遭遇し警戒するが、それはボリの口車に乗せられるふりをして屋敷に滞在していたイスだった…。



■第12話あらすじ
財閥刑事財閥 x 刑事イスの機転で護衛に気づかれずに屋敷を抜け出したガンヒョンだが、信者たちをまとめるマネージャーが彼女の不審な動きに気づいていた。

アン刑事が加わるも捜査に行き詰まった捜査チームを救ったのはイスが内部から送ってきた指紋だった。照合の結果、ボリの正体が詐欺の常習犯であることが明らかになった。更に調べていくうちにボリが教団を設立する経緯となった事故からの奇跡的な生還がでっち上げられたことや、彼が整形して海外に逃亡するつもりであることを突き止める。更に記者ギソク(ソ・ドンウォン)も部下が勝手に教団に潜入取材していることを知り捜査チームに手を貸すことに。

五輪会関連のニュースが流れるのを見て、一年前に一家を襲った悲劇を思い出すガンヒョンの両親。ヒョンジュンは娘がひとりで事件を追っていることに気づく。その頃、瞑想センターではマネージャーから部屋に引きずり込まれたガンヒョンは警戒するが、彼女こそが潜入中の記者ジョンヨン(ペク・ソヒ)だった。翌日に7人が毒を飲まされることを聞いたガンヒョンは翌日の突入を捜査チームに伝えるが、書類を操作していたことがバレたジョンヨンはその夜連れ去られてしまい、早急な対応を迫られる。

イスと二人だけで手下を倒したガンヒョンだが、幹部には敵わず拘束され、ボリの犯行自白を引き出すも直後に床下に隠されていた水槽に突き落とされてしまう。イスが手配したステルス機能付きのドローンが一部始終を捉え、署長の妨害をさせないために機動隊や記者をも巻き込んで大規模な捕物劇を繰り広げる捜査チーム。溺死しかけたガンヒョンも息を吹き返し、悲願だったボリの逮捕に成功する。

ようやく妻の許諾を得て行われた司法解剖でソンウクの胃からはUSBが発見され、ガンヒョンに厳しい態度を取りながらも署長の行動を不審に思っていたパク課長(イ・ドヨプ)は署長を逮捕すると、後任の署長にヒョンジュンを指名。

警察学校時代からの親友であるガンヒョンの願いを叶えたイスを遂に仲間と認めたジュニョン(カン・サンジュン)はイスを食事に誘い、初めて自然な笑顔を見せる。不気味がるイスはガンヒョンとの関係を問いただし、彼女に対する好意を勘ぐられてしまう。ニュースでイスの活躍を知った父ミョンチョル(チャン・ヒョンソン)は電話で息子の体を気遣い、決裂していた親子の絆が少しだけ修復された。

新しい署長を迎えた捜査チームには平和が訪れたようにみえたが、重傷を負った男がイスの実家の門を飛び越えて庭先で死亡する事件が発生してしまう…。



■見どころ
イスの過去の真相や、それと向き合い克服していく様子を描いた先週放送分から一転して、今週放送分である第11−12話ではガンヒョンが1年間追い続けてきた事件が大きく進展を遂げ、なんと解決してしまう。

誰が敵か味方かもわからない教団での潜入捜査や、あからさまに教団と癒着している署長の存在など先の展開や突破口が読めない中、対立していた先輩刑事や記者、そして同じく潜入中の記者など「意外な味方」が団結して事件を解決する様子は痛快な印象を与えてくれた。

ガンヒョンを縛り付けていた事件が解決し、汚名を着せられ警察を辞職した父は署長として返り咲き、イスとジュニョンの不仲や、父との確執が緩和され、ラスト数分で新たな事件の序章が描かれるまでは「全12話だっただろうか」と錯覚するほどの、まるで最終回のような微笑ましい進展が描かれ、ドラマにおける大きな山場となった。

次回予告によれば、新たな事件にはイスの数少ない理解者のひとりで異母兄のスンジュ(クァク・シヤン)や、愛人の子供であるイスをあからさまに目の敵にする性悪な正妻ヒジャ(チョン・ヘジン)に関連があるようだ。署長が変わり新体制となった捜査チームで、好意を匂わせるイスとガンヒョンのラブラインや、仲間として認めたジュニョンとのチームワークも合わせて期待が高まる。



「財閥 x 刑事」は1月26日(金)よりSBSで放送を開始し、日本ではディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」にて独占配信を開始した。(全16話/毎週金・土曜日2話ずつ配信)

■スタッフ
演出:キム・ジェホン「悪鬼」「悪の心を読む者たち」
脚本:キム・バダ「マイネーム:偽りと復讐」

■キャスト
チン・イス役:アン・ボヒョン「太陽の末裔」「梨泰院クラス」「ユミの細胞たち」
イ・ガンヒョン役:パク・ジヒョン「財閥家の末息子」「ブラームスが好きですか」「ユミの細胞たち」
パク・ジュニョン役:カン・サンジュン「KBS ドラマスペシャル 2021-記憶のヘガク」
チェ・ギョンジン役:キム・シンビ「悪鬼」

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