チョ・ヒョンジェ、王位奪還計画決行!「薯童謠 ソドンヨ」(全74話)第61-64話:迫られた決断~繰り上げ決行(ネタバレ)
BS日テレ「韓国時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督全8演出作品一挙放送!」第4弾「薯童謠-ソドンヨ-」3月27日(水)からの第61話~第64話までのネタバレあらすじと、百済の発明など見どころを紹介する。YouTubeにて第1話の無料配信をしている。
●ついに王位奪還計画が決行されようとするこの回では、モンナスとサテッキルとの師弟での戦いが見どころ。武術の弟子と格物を極めた師の知恵とで展開される手に汗握る戦いに注目。またチャンへの想いを断ち切れないまま、計画を手伝うウヨン公主、どんどん逞しくなるチャンの活躍ぶりも見どころだ。そしてこの回で新羅王がチャンの正体を知る。これが新羅の姫ソンファと百済の王子チャンの恋に吉と出るか、凶と出るか…?
「薯童謠-ソドンヨ-(以下、薯童謠)」は、古くから伝わる説話をモチーフに、百済の王子・武王(チョ・ヒョンジェ扮)の波乱の人生と、敵国である新羅の姫・善花公主(イ・ボヨン扮)との運命の恋描いた歴史ロマン大作。【「薯童謠」を2倍楽しむ】では時代背景やキャスト・実在人物の紹介、各話のあらすじと見どころをまとめている。
■キャスト⇒【相関図】
チャン/ソドン(薯童)/のちの30代王・武王役:チョ・ヒョンジェ
ソンファ(善花)姫/チン・ガギョン役:イ・ボヨン
サテッキル/キム・ドハム役:リュ・ジン
モンナス博士役:イ・チャンフン
モジン役:チョン・ソンギョン
娘ウンジン役:ク・ヘソン
お調子者のメクトス役:イム・ヒョンシク
次男ポムノ(凡路):ペク・ポンギ
プヨソン/法王役:キム・ヨンホ
アビジ商団/新羅の貴族キム・サフム役:ナ・ソンギュン
フクチピョン役:イ・ヒド
ほか
※オリジナル版を参考に紹介してるためにあらすじが前後することもあることご理解ください。放送後に調整します。
■第61話「迫られた決断」
ウヨン公主は人生で初めて作った服をチャンに贈ろうとするが、「受け取れません、いえ受け取りません」と断られる。傷ついたウヨンは涙が枯れるほど泣いた後、再度チャンの元に行き、今度はその服を着るように強いる。どうしても受け取らないチャンに、ウヨンは全ての事実を知っていると告げ、ソンファを新羅に帰せと告げる。ところがその話をサテッキルが盗み聞きしていた。ソンファがサテッキルの正体をばらすかもしれない。サテッキルはソンファたちの動向を見張ることに。
ウヨンはチン商団へ向かった。「チャンが四男だと知っている」とソンファを脅迫して新羅に帰そうとする。断固拒否するソンファだったが、百済にとどまればウヨンにチャンが四男であると明かされてしまう。すぐにチャンに相談すべきという大将とユリム(チン・テヒョン)を止めたとき、チャンが訪ねてくる。ソンファは気軽に訪ねてきたチャンに「大事を成すまで用心すべき」と追い返し、「見れば会いたくなるから」とチャンの指輪を没収する。
その夜、ソンファはワングからも新羅に戻る勇断をするべきだと強硬説得を受ける。そんな中、新羅からの使いが「ソンファを公主=姫に戻すので新羅へ戻れ」という父・真平王(チェ・ドンジュン)からの伝言を伝え、ソンファの心は揺れる。一方、ウヨンは約束の時刻にソンファが来なかったことで、法王の元へ行こうとするが、ユリムたちに襲われ、チャンがヨンを助ける。
部屋でウヨンと向き合ったチャンは、「王位に就くために悩んだ」とし、「それはチン・ガヨン=ソンファと別れることではなく、私を助けてくれた従妹でもあるウヨン公主を殺すこと。それが法王やサテッキルの進む覇道です。だが私はそうしません。遠回りになってもチン・ガヨンとここを去り武装抗争の道を選びます」と伝えた。「そこまで恋慕しているのか」というウヨンに「恋慕という言葉では足りません。私の人生そのものです」とチャンは部屋を出る。変わって部屋に入ってきたソンファに「殺してやる」という泣き叫ぶウヨンだが、「そうできないはず」というソンファの言葉に、「遠くでも見ていたいから、去るな。力になる、一緒に命を懸ける…と伝えろ」と力なく話す。
チャンはワングたちに「今後は私のためであっても内緒で事を起こすな。即位ためにウヨン公主を殺しては法王と同じだ」と説得し、5月の東明祭で復権を狙うことを宣言し、ユリムを元山島のモンナスの元へ送る。
■第62話「揺れ動く法王の心」
©SBSソンファにも死ぬも生きるも2人一緒だと言い聞かせる。元山島でモンナスと落ち合ったユリムは決行の日を東明祭になったと伝え、必要なものを聞き取る。
ウヨンの決心を知らないサテッキルは、天の峠の出身者たちを左遷したり、「東明祭のためにモンナスを戻せ」という貴族たちの意見に反対することがチャンへの報復と考える。しかしソンファと親しいフクチピョンまでがモンナスを戻すことを反対したことを不審に思う。さらにユリムが裏で動き、貼り紙を書いた犯人を気づいたサテッキルは、ウヨンが言った「チャンの夢、計画、目標」からチャン、モンナスがユリムと組んで謀反を企んでいると勘付き、法王に報告する。そして確証を掴むためにも元山島に行く許可を貰う。
そんな中、サテッキルの企みで衛士部の兵たちがチャンの命令を無視する。さらにサテッキルがユリムに疑いを持っていると知ったチャンは、フクチピョンを通じて「ユリムに不純勢力の調査をさせている」と報告してユリムへの疑いをはらし、「衛士部の中でチャンが孤立させられている」ということでサテッキルへの法王の信頼を揺らがせる。もはや誰を信じて良いのか分からなくなった王は、王妃(ハン・テユン)にチャンとサテッキルが憎み合う理由を探らせる。
そして衛士部の兵には、「公安条令」を口実に都に武器を持ち込んだ貴族の私兵を次々に捕えて罰し、衛士部の強化と権威を知らしめる。貴族たちはチャンが貴族を侮辱したと法王に訴えるが、チャンは貴族が法王を侮辱したのだと言い返、私兵を罰するに至った経緯を理路整然と説明する。貴族側は、武器の持ち込みを許したのは王位に就く前の法王=プヨソンだと抗弁するが、法王は過去の命令を取り消し、「公安条令を張り出して改めて民にも徹底させよ」と全面的にチャンの味方した。このことで兵たちは法王にかわいがられているチャンを信頼し、命令を聞くようになる。
一方、チャンに協力するウヨンは阿錯に武器を運ぶ役をメクトスに任せ、ウンジンたちに泗ヒ(サビ)城の地図作成を急がせる。
■第63話「師弟の決闘」
©SBS元山島に到着し、隠れてモンナスたちの動きを探るサテッキルは不審な服の切れ端を見つけて謀反を確信する。サテッキルを見つけたモジンはモンナスに報告する。モンナスは、サテッキルたちを足止めするためにモジンたちをサテッキルの船で逃がし、自分は別の小舟で島を脱出しようとするが、矢で射られて海に落ちてしまう。
その頃、百済宮では衛士部と親衛隊が親睦を深めていた。親善試合を見学した法王は目を細めて喜び、衛士部の腕の立つ兵を親衛隊に回すよう命じる。チャンは衛士部の掌握と同時に、期せずしてチャンの20名の兵を送りこむことに成功する。
一方、ソンファはチャンに告げないまま百済と新羅の国境で父・真平王と2年ぶりに再会する。真平王はソンファを新羅へ連れ帰ろうとするが、ソンファは新羅への復帰命令を拒否し、王の怒りを買う。そんな王に、ソンファの側近ボミョン(アン・ヨジン)が公主の想い人チャンが、百済の第四王子だと明かしてしまう。
矢傷を負いながら島に戻ったモンナスは、罠を仕掛けて兵たちを倒し、死闘の末にサテッキルに重傷を負わせ、自身も斬られて瀕死の状態に。サテッキルは「新羅の貴族で花郎だ」と身分を明かし、「新羅の第3公主と結婚するために天の峠に10年もの間潜入したが、チャンに計画を邪魔され、公主と自分の全てを奪われた」と話す。モンナスはサンファが新羅の公主と知り驚き、愛弟子2人の悪縁に胸を痛める。そしてサテッキルが暴れたために崖下に転落してしまう。
かろうじて島を逃れたモジンは、チャンに計画がばれたこと、モンナスがサテッキルたちを島に足止めした後チュソン島に行ったはずと報告する。そしてモジンもまたチャンの身分を知ったと伝え、すべてが終わったらモンナスを自分も元に戻してほしいと頼み、チャンも約束する。モンナスの惨状を知らないモジンはチュソン島へぎ、チャンは法王も自分を歌だっていると考える。
■第64話「繰り上げ決行」
©SBSサテッキルが宮殿にいないと知ったチャンは、5日後の蓮灯祭で王位奪還計画を実行することに。一方、王妃からチャンとサテッキルの因縁を聞かれたウヨンは、同じ女人を好きになったためで、そのことで傷ついたサテッキルが師であるモンナスを裏切ったと、理由を明かす。このことは王妃から法王にも報告される。
法王は、蓮灯祭での衛士部の引率をチャンに任せる一方で、チャンに内証でサテッキルを迎えに元山島へ兵を送るよう指示する。ところがフクチピョンがこれをチャンにも話し、チャンは山塞へ馬を走らせワングたちに計画を蓮灯祭に繰り上げると伝える。準備不足だが幸いにも引率する兵はチャンが任され、ワングとユリムの兵が加われば周囲を囲むこともできる。チャンスは法王が一人になるのは前夜祭の1日。間に合わない貴族への根回しは、計画決行と同時にソンファとワングが貴族に知らせることに。ところがチャンは法王を殺してはいけないという。チャンが目指すのは王位簒奪ではなく、法王こそが簒奪者だと民に知らしめることだった。ワングたちは改めてチャンに尊敬の念を抱く。
チャンは父・威徳王の墓に王位奪還計画決行を報告して出発する。ソンファはチャンに指輪をはめてやり、優しくチャンを鼓舞する。その頃アビジ商団では、島に送られたはずのモジンを見かけたことで元山島のサテッキルの身に何かあったと察し、サテッキルの腹心クソン(ソン・チャンフン)が島へ向かう。
ソンファはウヨンに計画を説明し、蓮灯祭が始まったら大妃(キム・ファラン)と弟ウチ王子としばらく身を隠すようにと伝える。ウヨンは、危険を承知で法王の部屋に忍び込み、第四王子の五色夜明珠を盗み出す。法王は王妃と祭礼を行う阿錯へと出発する。
元山島では、負傷したうえに船を奪われたサテッキルが島から出られずに苦しんでいた。そこへ、サテッキルの帰還を阻止しようとするユリム一隊と、サテッキルを助けに来た者たちとの攻防戦が展開される。満身創痍のサテッキルはそこから抜け出す。法王にチャンの謀反計画知らせに行こうとするが、その時まさに蓮灯祭が始まろうとしていた。
◇BS日テレ「薯童謠」番組サイト
2024年2月13日スタート 月~金17:00-18:58(全74話版)2話連続放送
◇YouTube第1話無料配信中
【作品詳細】【「薯童謠」を2倍楽しむ】