チョ・ヒョンジェ、ついに無血入城!「薯童謠 ソドンヨ」(全74話)第65-68話:目の前の王位~仇敵との決着(ネタバレ)

03月28日16時00分ドラマ
©SBS

BS日テレ「韓国時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督全8演出作品一挙放送!」第4弾「薯童謠-ソドンヨ-」3月29日(金)からの第65話~第68話までのネタバレあらすじと見どころを紹介する。YouTubeにて第1話の無料配信をしている。

●今回は、民であり、民の心を知るチャンがついに無血入城を果たして王位につく。そのために愛しいソンファと離ればなれになってしまう。法王と側近フクチピョンの最期にも注目。



「薯童謠-ソドンヨ-(以下、薯童謠)」は、古くから伝わる説話をモチーフに、百済の王子・武王(チョ・ヒョンジェ扮)の波乱の人生と、敵国である新羅の姫・善花公主(イ・ボヨン扮)との運命の恋描いた歴史ロマン大作。【「薯童謠」を2倍楽しむ】では時代背景やキャスト・実在人物の紹介、各話のあらすじと見どころをまとめている。

■キャスト【相関図】
チャン/ソドン(薯童)/のちの30代王・武王役:チョ・ヒョンジェ
ソンファ(善花)姫/チン・ガギョン役:イ・ボヨン
サテッキル/キム・ドハム役:リュ・ジン
モンナス博士役:イ・チャンフン
モジン役:チョン・ソンギョン
 娘ウンジン役:ク・ヘソン
お調子者のメクトス役:イム・ヒョンシク
 次男ポムノ(凡路):ペク・ポンギ
プヨソン/法王役:キム・ヨンホ
アビジ商団/新羅の貴族キム・サフム役:ナ・ソンギュン
フクチピョン役:イ・ヒド
 ほか

※オリジナル版を参考に紹介してるためにあらすじが前後することもあることご理解ください。放送後に調整します。

■第65話「目の前の王位」
法王は蓮灯祭で青く光る灯篭から、ウヨンが落とした五色夜明珠を見つける。謀反に気づいた法王はウヨンの裏切りを知るが、ウヨンたちは逃げたあとだった。

青い灯篭の一件はチャンにも伝わる。計画がバレたかどうか確かめに行ったチャンは捕らわれてしまう。四男は誰なのかと問い詰められたチャンは自分が四男だと名乗り、親衛隊として潜入していたチャン配下の兵士が法王とフクチピョンを捕える。チャンは法王から五色夜明珠を取り返し、改めて「私が威徳大王の四男、武康太子だ」と名乗った。

その頃、ソンファは貴族たちを酒宴でもてなし王位奪還計画が実行されることを告げ、ワングは「威徳王が認めた後継者は武康太子だけ、チャンこそが武康太子だ」と伝えた。そんな中、サテッキルが300の兵を率いてチャンを襲撃し、チャンに「モンナスを自分が刺した。瀕死のモンナスにソンファと自分の正体を知らせてモンナスは自ら転落死した」と告げ、「お前のせいでお前の恋慕のせいでモンナスは死んだ」と挑発する。戦いは翌朝まで続き、多くの兵が命を落とし、チャンたちは松徳寺に退却する。

法王はウヨンを見つけ「チャンが四男だといつ知った」と怒声を浴びせ、サテッキルはその言葉でチャンの正体を知り驚愕する。法王は「恋慕ではなく謀反だ」とプヨンを斬り殺そうとし、止めるフクチピョンもチャンの仲間かと暴行を加えた。

モンナスを捜しに島に戻ったモジンは、水際に打ち上げられたモンナスの草鞋をみて死を確信し涙にくれる。しかし洞窟の中には満身創痍のモンナスが横たわっていた。そしてその指が…。



■第66話「切られた死闘の火ぶた」
薯童謠©SBS松徳寺に孤立したチャンの元に、モンナスの死が報告されがく然とする。大将はチャンを船で逃がそうとするが、チャンは「私の軍隊は私自身が指揮する」と宣言。劣勢だった隊の士気は一気に高まり、太鼓を鳴らしてはぐれた仲間に知らせる。サテッキルはチャンが船で逃げたと考え、兵を分割してしまい、チャンの部隊に隙を突かれた強行突破を許してしまう。チャンはソンファたちとも合流し第二山塞へ。

法王はウヨンと大妃(キム・ヘジョン)を拷問してチャンの居場所を聞き出そうし、ウチ王子(ペク・スンド)は法王のやり方に反抗して斬られてしまう。一方、攻撃の手を緩めないチャンは、全国22の役場を一気に取り戻すという貼り紙をする。それを聞いた法王はひどく動揺し、すでにチャンの配下は1人も残っていないにも関わらず、衛士部の兵士たちを拷問する。その結果、兵士からの信頼まで失い誰も信じられなくなる。

法王はチャンが宮殿を襲撃すると怯え、貴族たちに3日後までに私兵1000人を差し出せと言い出し、貴族たちの不満は膨れ上がる。貴族サドグァン(パク・ヨンジ)はこれこそがチャンの狙いだと気づき、そろそろ静観するのを辞める時が来たと覚悟する。

第二山塞は大将の故郷、上台浦。大将は自分がヨン・ジュンゴンの息子ヨン・ジョンフンだと名乗り、武康太子が王位につけば濡れ衣をはらせると伝えた。民たちが歓声を上げて喜び、次々と「武康太子について行く」と立ち上がった。そんなか、泗ヒ城に箱が届けられ、中から地方役人が出てきた。役人は「私兵を連れて泗ヒ城に行く日の夜に役所が襲われ、交易路も塞がれた。次は5日後にまた別の役所を襲う」と報告。不安に駆られ、ますます横暴になる法王から、貴族と民の心は確実に離れてしまった。貴族たちは次は自分の領地かもしれないと、私兵を返してほしいと頼むが、法王はそれには耳を貸さずに残っている私兵も差し出せと言い出す。そんな中ウチ王子が獄中で亡くなる。

チャンは各地区の役場と貴族に、自らの正統性とこの進撃が間違っていないという文を送る。天の峠学舎の仲間たちは兵士たちのための防剣服を準備し、モジンたちもチュソン島で『国策案』完成を急ぐ。もはや各地区の役場の官軍までが武康太子の入城を待つ状態。法王はますます疑心暗鬼になり、貴族たちを軟禁し、貴族たちの不満が膨らむ。



■第67話「恋も闘いも」
薯童謠©SBSチャンは、各地区の役場だけでなく泗ヒ城の無血入城を目指し、法王と貴族のかく乱作戦を決行する。それは墜ちていない泗ヒ城から陥落の烽火(のろし)を上げること。大将率いる決死隊が見事成功し、サテッキルはチャン作戦に翻弄される。

烽火効果は絶大だった。武康を名乗って進撃するチャンの前に、各地の兵士は次々と投降し武康太子を支持する。泗ヒ城では法王の締め付けはますます激しくなり、貴族たちの反発に遭う。

そんな中、チャンにとって不穏な出来事が起こる。復権されたソンファ公主を連れ戻すために、新羅からポリャン法師(チョ・ドンヒ)と護衛兵がやってきた。新羅の力を借りて王になる場合、間違いなく新羅に干渉される。とはいえ、このままソンファを帰らせるともう二度と会えない気がして心を定め兼ねていたチャン。そんなチャンのために、ソンファは、新羅に戻る決心をする。したたかに百済を狙う父・真平王(チェ・ドンジュン)を説得するためだ。「必ず戻ってきます」いうソンファに、チャンは「迎えに行きます」と約束し、いつの日か恋を実らせようと誓い合って、2人はそれぞれの道を進むことに。そしてソンファはチャンのために防剣服を残して去っていく。

進軍太鼓と共にチャンは総力をあげて北上し、ノティ峠でついにチャン軍とサテッキル軍が死闘を繰り広げる。チャンは頃合いをみて、青い旗を掲げさせた。すると貴族ヘドジュの私兵が離脱しこれをきっかけにサテッキル軍の士気は完全に落ちてしまう。チャンとサテッキルは1対1の勝負で激しく剣を交わし、ソンファからの防剣服に守られたチャンはついにサテッキルを倒す。



■第68話「仇敵との決着」
薯童謠©SBSサテキル敗北の知らせで宮中に激震が走る。サドグァンは密かにウヨンと大妃を獄中から脱出させようとするが、すでに王妃(ハン・テユン)が家門を守るため、夫・法王を裏切って大妃とウヨンを助けていた。そして王妃は2人の安全とウヨンのチャンへの恋慕を後押しすると約束する。

サドグァンたち貴族は覚悟をきめてチャンの前にひれ伏し、すべての私兵をチャンに差し出す。しかしチャンは全ての武装を解除させ城の外に立つよう命じ、無血入城した。貴族たちは逃亡し、義父ヘドジュと王妃までが裏切ったと知りなすすべがなくした法王。チャンの首を取ろうと、フクチピョンとともに衛士佐平の執務室に潜んで機会をうかがいながら、王座を奪うことより奪った王座を守ることの難しさを実感していた。

チャンが一人になるのを待って、フクチピョンがチャンの首に刀を突き付けた。だがそれより早くチャンの剣は法王、プヨソンをとらえていた。その頃、サテッキルは父サフムの助けで新羅へ逃亡する。

勝利を収めたチャンは拷問で弱ったウヨンを見舞う。自分のために計画が失敗したと謝るウヨンに夜明珠を見せて、これが手に入った瞬間勝利を確信したと、協力に感謝する。

貴族たちを集めたチャンは玉座に座り、威徳王の「武康太子に譲位する」という勅書を見せる。獄中の法王は、阿佐太子の全てを奪いたくて王位につき、彼のお気に入りだったチャンを傍に置いたことを悔やんだ。罪人としてチャンの前に引きだされたプヨソンは、「チャンに王位を奪ったことを後悔していない。民を殺したことも不可避だった」という。そんなプヨソンに「だからお前は負けたのだ」と民の怒りを代弁するチャンは、今のお前ができることは、民の前で真実を明かして許しを乞うことだと告げ、プヨソンとフクチピョンを民の前に立たせた。

民の前に引き出されたプヨソンは、自分が殺害した威徳王や阿佐太子の幻をみて取り乱す。「お許しください」と何度も頭を下げ、見かねたフクチピョンが廃王プヨソンを剣を突き刺した。プヨソンは最後まで自分に仕えた側近に「苦しみから救ってくれてありがとう」と礼を言って息を引き取り、フクチピョンは「あの世でも王様をお守りします」と自死した。その頃、新羅の天の峠学舎跡にいたサテッキルの元に、法王プヨソンの死とチャンの即位が伝わる。

BS日テレ「薯童謠」番組サイト
 2024年2月13日スタート 月~金17:00-18:58(全74話版)2話連続放送

YouTube第1話無料配信中

kandoratop【作品詳細】【「薯童謠」を2倍楽しむ】