<奇皇后>ハ・ジウォン×<イ・サン>イ・ソジンの名作時代劇「チェオクの剣」BS11で4月15日スタート

03月20日21時33分ドラマ
(c) 2003 MBC

BS11(月~金曜日14:29-15:30)では、韓国ドラマ「オールイン 運命を愛」を放送中だが、その後4月15日からは、涙なくしては見られない、切なすぎるフュージョン時代劇「チェオクの剣」を放送する。YouTubeにて本編を公開している。但し、日本語字幕なし。



「チェオクの剣」は、朝鮮王朝の都・漢城で、正義と愛のために自らの命を投げ出した一人の茶母(タモ)の愛を描いた純愛アクション・フュージョン時代劇。韓国MBCで2003年に「茶母」というタイトルで放送され、韓国で熱狂的なファンが続出し、メインキャスト3人すべてが、放送された年に女優賞、男優賞を獲得した。
※原題のタイトルにもなっている“茶母(タモ)”は下働きの女性のこと。

2000年初めごろの韓国時代劇は「龍の涙」「女人天下」といった英雄モノやお家騒動がテーマの長編作が多かったが、「チェオク」はテーマを“愛”に絞込み、全14話とコンパクトにまとめてテンポよく物語を展開させた。

アクションもワイヤーやコンピュータグラフィックスなどを多用し、韓国で初めてHDワイドスクリーン・5.1ch音声での放送を試みた。ワイヤーが画面に映り込んだりするシーンもあったが、主役陣のアクションシーンの素晴らしさは、これを補って余りあるほどの迫力で、これまでの時代劇ドラマとは大きく趣を異にした「フュージョン時代劇」というジャンルを作り出した。

主役の3人に時代劇初挑戦の新人を抜擢したのもこれまでの歴史・時代劇の常識を覆した。 ヒロインのチェオクを演じたのはシリアスからコメディー、アクションまで完璧に演じるハ・ジウォン。「シークレットガーデン」で日本でも大ブレイクし、「ファン・ジニ」「奇皇后」で時代劇でも素晴らしい演技とアクション(舞)を見せてくれるが、本作がそうした時代劇の原点と言ってもいいだろう。(詳しくはコチラで紹介)

チェオクが想いを寄せるユンにはドラマ「恋人」「本当に良い時代」や時代劇「イ・サン」「階伯〔ケべク〕」のイ・ソジン。イ・ソジンにとってもこれが初めての時代劇ドラマだったが、気品のあるたたずまいでありながらも色っぽく切ない眼差しに視聴者のハートをわしづかみした(詳しくはコチラで紹介)

そして、ソンベクを「プラハの恋人」「外科医ポン・ダルヒ」のキム・ミンジュン。「花郎<ファラン>」では出演シーンは少なかったが印象深い演技で注目を集めた。彼もまたモデルから俳優に転身したばかりでの挑戦だった。時代考証を全く無視した髪型や所作でイ・ソジンとは全く逆のワイルドさで韓国ではユンよりソンベクに人気が集中したという。(詳しくはコチラで紹介)

当時韓国では年配者が好むジャンルとされた時代劇で、本作はイ・ソジンに「痛むか、私も痛い」などの胸キュンセリフを言わせ、若者から圧倒的な支持を取り付けて放送終了後には「茶母廃人」と呼ばれる熱烈なファンもが続出。日本でも2006年にNHKで「チェオクの剣」というタイトルで放送された。当時の放送にあわせて紹介した各話ネタバレあらすじや見どころなどは【「チェオクの剣」を2倍楽しむ】でまとめている。

韓国ドラマ界では、相変わらず時代劇が人気だが、新人や若手俳優を配して胸キュン台詞を言わせ、アクションたっぷりの新感覚時代劇は、多かれ少なかれこの「チェオクの剣(茶母)」に影響を受けたといってもいいだろう。

■あらすじ
チェオクは幼い頃、父が謀反の罪にとわれ、兄と逃げたが離ればなれになってしまった。身分を官婢に落とされたチェオクは、ユンの家で仕えることになったのだ。ユンのことを慕いながらも、身分の差ゆえ自分の想いを胸の奥に秘めていた。
そんなある日、世の中を変えようと改革を目指す自由奔放な男ソンベクに出会い、チェオクの運命はまたも嵐のごとく吹き荒れる。

kandoratop【作品詳細】【「チェオクの剣」を2倍楽しむ】

BS11「チェオクの剣」
 2024年4月15日スタート 14:29-15:30
Youtube「다모(茶母) - The Legendary Police Woman」日本語字幕なし