韓国ドラマ「青春ウォルダム」第1話あらすじ:パク・ヒョンシクが呪われた世子に…(ネタバレ)

03月21日00時33分ドラマ
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新作Netflixシリーズ「ドクタースランプ」のパク・ヒョンシクが、「花郎<ファラン>」に続く2作目の時代劇に主演した「青春ウォルダム~運命を乗り越えて~」(全20話)の第1話のあらすじと見どころ、豆知識など紹介する。

本作はLeminoにて全話独占配信中で、4月からはNHKBSでも放送する(放送予定など)。
【Leminoで独占配信の韓国ドラマ】



「青春ウォルダム」は不可解な呪いにかけられた孤独な世子(王位継承者)と、一家殺人の濡れ衣を着せられた天才少女とのロマンス時代劇だ。【「青春ウォルダム」を2倍楽しむ】では、時代背景やキャスト、モデルとなった実在人物、ネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめている。

■キャスト【相関図】【メイン6人徹底紹介】【その他】
イ・ファン役:パク・ヒョンシク
ミン・ジェイ[チェイ]/コ・スンドル役:チョン・ソニ
チャン・ガラム[カラム]役:ピョ・イェジン
ハン・ソンオン役:ユン・ジョンソク
キム・ミョンジン役:イ・テソン
チェ・テガン役:ホ・ウォンソ
 ほか

※以下、あらすじはネタバレですので、気になる方は見逃したときなどの参考に、見どころと豆知識を参考にしてください。

■第1話「鬼神の書と家族殺し」

呪われた世子


世子イ・ファン(パク・ヒョンシク)は、1年前に狩場にて毒矢で右肩を射られて以来、「腕があっても使えず、脚があっても歩けないだろう…」という不気味な文が出てくる悪夢にうなされ、右手のしびれで目覚めるようになっていた。

ファンには自分が世子になるために兄のウィヒョン世子を食べ合わせの悪い桃を使って殺し、そのために幽霊に呪われているという噂まであった。毒矢はその呪いで右手は腐って使えないともささやかれていた。そんな噂が本人の耳にも入るのか、ファンは気に入らない内官や女官を次々にクビにしていた。

実は、ファンは3年前、世子の册封を受けたその夜、東宮殿(世子の住まい)に鬼神の書が届いた。

兄を殺して世子になっても決して王にはなれないだろう。腕はあるが使えないし脚があっても歩けなくなるだろう。妻なしで一人で老いていき、子なしで孤独に死んでいき、友はお前に背き刀をむけ、お前の愚かさのせいで多くの者が死ぬだろう。民はお前を引きずり下ろし廃位させるだろう。三韓と八道を正気を失い彷徨うだろう。この呪われた運命は死ぬことでしか終わらない

右議政(※)チョン・ウンボ(チョン・ウンイン)は、姪・継妃の子を世子にするために、ファンを廃位させようと目論んでいた。そこで御前会議でファンの右腕が不自由ではないことを証明するために狩猟大会に出場させるよう主張した。ファンは受けて立つしかなかった。

※右議政(ウウィジョン):第二副首相。領議政(ヨンウィジョン=首相)、左議政(チャウィジョン=副首相)と並ぶ「正一品」の官位を持つ最高官職。この3官職を三政丞と呼ぶ。

家族殺しの容疑者ミン・ジェイ


学友だった兵曹正郎(※)ハン・ソンオン(ユン・ジョンソク)は、ファンたちの師ミン・ホスン(ソ・テファ)の娘チェイ/ジェイ(チョン・ソニ)との婚礼を控えていた。ファンも少年の頃チェイと会っており男勝りだが正直で民を愛する優しい心の持ち主であることを知っていた。ファンは彼女に結婚祝いを送っていた。

※兵曹正郎(ピョンジョチョンラン):兵曹は軍事を管掌していた機関で、正郎は官職で正五品、中級文官職。

そんな中、ミン一家皆殺し事件が起こり、チェイが家族全員を毒殺して逃げたという情報が入る。証言者はミン家が面倒を見てチェイとは兄妹のように育ったシム・ヨン(キム・ウソク)。驚くことに2人は情を交わしていたという。ファンは、すぐに翊衛司(※)テガン(ホ・ウォンソ)に状況を確認するよう指示を出した。家に帰ったソンオンは父で左議政ハン・ジュンオン(チョン・ソンハ)に自分に調査させてほしいと願うが、個人的な感情は捨てて慎重になるよう忠告されて涙をのむ。

※翊衛司(イグィサ):日本の防衛省にあたる“兵曹”所属の世子や世孫専属の護衛。詳しくはコチラで。

翌朝ファンは、チェイの結婚祝いを届けるために派遣した翊衛司の伝令の死体が発見されたと聞く。遺体を届けるよう指示を出し、チェイに伝令を殺す理由がないことから、事件に注視するようテガンに命じる。ソンオンもまた官軍より先に婚約者チェイを見つけ出すよう家臣に命じていた。

一方、家族殺しの濡れ衣を着せられ逃亡者の身となったチェイは、官軍に追い詰められ弓に射られて崖から転落する。水没し意識が遠のく中で「生きなければならない!」という父の叫び声で目覚め、渾身の力で岸まで泳ぎきり洞窟で傷を治療した。

めざせ世子の元へ


傷の癒えたチェイは世子が父に送った密書を思い出した。父はチェイにお前が見るべきだと密書を見せてくれた。そして死に際に「世子様を必ずお守りするのだ」と言い遺したのだった。世子は家族の死の理由をきっと知っているはずと確信するチェイは、男装して世子に会いに行く決心をする。

約束の場所にチェイが現れないことを心配していたチェイの侍女チャン・ガラム(ピョ・イェジン)は、男装したチェイを見つけ2人は涙の再会を果たす。都城にはチェイの似顔絵の手配書が出回り、カラム/ガラムは都から離れようと言うが、チェイは事件の再調査をする刑曹、司憲府、義禁府(※)がある都城で事件を調べる覚悟を決め、カラムの兄と衣を交換し忠武衛の別軍に成りすます。一緒に行くと泣き縋るカラムに「濡れ衣を晴らして戻ってくる」と一人で出て行く。

※刑曹(ヒョンジョ)=司法・刑罰に関連した部分を管轄する官庁。司憲府(サホンブ)=法規定と役人の腐敗などを監視監督する官庁。義禁府(ウィグムブ)=王直属の大罪人の取り調べを行う官庁。

城門をくぐったチェイは、首尾よく世子の狩猟大会の護衛に紛れ込むことに成功。狩場で何とか世子に近づこうとするチェイは、隊列から離れて世子を追いかける。世子は木立の間に呪いの文字を見て立ち止まり、気配に気づいて振り向いた先にソンオンが自分に矢を向けて立っていた。

■見どころ
Netflixシリーズ「ドクタースランプ」でコミカルチャーミングな演技でたっぷり笑わせてくれたパク・ヒョンシク。新羅第24代・真興王を演じた「花郎<ファラン>」に続いて、本作は2作目の時代劇。「花郎」ではパク・ソジュンら同世代とのワチャワチャ感いっぱいの作品だったが、本作は序盤から何やら不気味な呪いに悩まされる不機嫌な王。声のトーンも一段落として落ち着いた史劇演技で惹きつけられる。

初回から、「腕が動かなくなり」「お前の愚かさで多くの者が死ぬ」、そして「友はお前に背き刀をむけ…」と不気味な呪い通りになる。ラストの友=ソンオンはファンに矢を向けたのか?

またヒロイン達も見せ場を作ってくれる。男装したチェイと侍女カラムが再会したシーン。一緒に逃げようというカラムに「無実なのに生涯隠れて生きる事はできない」と諭し、ついて行くと聞かないカラムに小刀を突き付けるチェイ。それでも「死んでもついて行く」と涙をこぼしながら言い張るカラム。チェイ役のチョン・ソニとカラム役のピョ・イェジン。揃って時代劇初出演とは思えない、落ち着いたセリフ回しと息の合った涙の演技で初回から泣かされる。女の友情も本作の見どころ。今後2人がどんな今後2人がどんなウーマンス(女性の絆)を見せてくれるのか?

YouTube|tvNチャンネル「第1話予告」 日本語字幕なし
YouTube|tvNチャンネル「第2話予告」 日本語字幕なし

NHK「青春ウォルダム」
 BSP4K 4/7(日)21時、BS 4/12(金)[(木)深夜24時25分]スタート!

【作品詳細】【「青春ウォルダム」を2倍楽しむ】

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