「青春ウォルダム」第16話、ウィヒョン世子の死の真相と10年前の碧川事件の真実

03月31日14時30分ドラマ
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韓国時代劇「青春ウォルダム~運命を乗り越えて~」(全20話)の第16話では、チョ・ウォンボの策略で亡き世子に桃を上げたのがミョンアン大君だったと判明した。この回のあらすじと見どころ、豆知識など紹介する。本作はLeminoにて全話独占配信中で、4月からはNHKBSなどでも放送する(放送予定など)。
【Leminoで独占配信の韓国ドラマ】



「青春ウォルダム」は不可解な呪いにかけられた孤独な王世子と、一家殺人の濡れ衣を着せられた天才少女とのミステリー・ロマンス時代劇だ。【「青春ウォルダム」を2倍楽しむ】では、時代背景やキャスト、モデルとなった実在人物、ネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめている。

■キャスト【相関図】【メイン6人徹底紹介】【その他】
イ・ファン役:パク・ヒョンシク
ミン・ジェイ[チェイ]/コ・スンドル役:チョン・ソニ
チャン・ガラム[カラム]役:ピョ・イェジン
ハン・ソンオン役:ユン・ジョンソク
キム・ミョンジン役:イ・テソン
チェ・テガン役:ホ・ウォンソ
 ほか

※以下、あらすじはネタバレですので、気になる方は見逃したときなどの参考に、見どころと豆知識を参考にしてください。

■第16話あらすじ

ウィヒョン世子に桃をあげたのはミョンアン大君


取り乱すミョンアン大君(イ・ハンビン)を落ち着かせた継妃チョ・スヨン(ホン・スヒョン)は、3年前にチョ・ウォンボ(チョン・ウンイン)がミョンアンに桃を与えて、ウィヒョン世子(イ・ハユル)に食べさせるよう仕向けたと知り、怒りに震える。

ハヨン公主(チョン・ダウン)は事の重大さを知り、兄ファンに相談しようと東宮殿に向かうがファンは不在。そこで四方案事件を見事解決したコ内官=チェイに相談する。チェイは仮にウィヒョン世子に桃を上げたとしても、当時7歳では他意がないはずと安心させるが、王室の厳しさを知る公主は、聞かなかったことにしてほしいと頼んで立ち去る。

カラムの正体に気付いたファンは、チェイのための家を下見した帰りに萬研堂に立ちより、チェイとカラムの服を作るようにと生地を渡す。驚くカラムに、お前の正体もチェイの正体も知っていると伝え、推刷令が出ているのでくれぐれも注意して常にミョンジンといるようにと忠告する。

恋に疎い世子


東宮殿に戻ってチェイに家の鍵を渡そうとしたファンだが、やきもちが先にたってしまって「誰がお前が恋い慕う愚か者は?」、「どんな男か」」と問い詰める。呆れながらも「背が高く男前、文武両道、それに逆境に負けない強い方、軽視されがちな医術も身につ、惻隠の心を持つ温かく、思いやりもある。夜道を歩く女性を守り、高い壁に阻まれ窮地に陥った女性には新たな道を切り開いてくださる方です」とこれでもかと言うほどファンの特徴を上げるが、それが自分だと気づかない“愚か者の世子”は冷たい態度を取るファン。

碧川の真実を知る証人


ウォンボの屋敷を一門のチョ・ハンソが訪ねてくる。パク・ハンスンがお金をせびった相手だ。パク・ハンスがこの世がひっくり返る情報を持っていると言って、ウォンボに会いたがってると伝える。一方、ハンスとチョ・ウォンボを結ぶ有力な証拠をつかんだテガンはファンに報告する。後はファンが直接会ってどのような経緯でウォンボから金を受け取ったのかを聞きだせばいい。テガンは、成州チョ氏と真っ向から戦おうとするファンを心配する。「そうなればお前は私を守ってくれ」とファンから絶対的な信頼を寄せられたテガンは、「信義に反することは決してありません」と約束する。同じとき、ウォンボはカプス(イ・グァンフン)にハンスンを捜し出すように命じていた。

揀択に隠された秘密


揀択(世子嬪選抜)が始まる。両家の娘たちの美しい姿と内官姿の自分を見比べて複雑な心境のチェイ。左議政の英山ハン氏の家門から世子嬪が出るかと不安がるチョ氏一門を横目に、余裕のウォンボ。そんな中、先日三女を亡くしたばかりの吏曹判書(イム・イルギュ)から、世子嬪候補を出したハン・ジュンソプの妻が亡くなった噂があるという。だが訃報はもちろん葬儀も出していない。揀択には厳しい取り決めがあり、両親が健在であることもその一つだった。ジュンソプが娘ソウン(ハン・ソウン)を揀択に参加させるために妻の死を黙っていたとなれば、ハン氏は大変なことになる。

その頃、ソンオンの屋敷では、ソウンが毎晩、北に向かってヨモギを焚いてまるで誰かを追悼しているようだと、使用人たちが噂話をしていた。ソンオンがそれを聞きとめ、「世子嬪になる方だ。言葉を慎め」と注意する。

明らかになった碧川事件の真相


ウォンボの命令を受けたカプスはパク・ハンスンを脅して、彼が握っている秘密について聞きだす。「碧川の宋家の女が生きている。それが誰か知っている。その女が右議政の家から出て輿に載ったのを見た」と。聞き終わった後、刺殺した。一足違いでファンとテガンがハンスンに会いに来た。虫の息のハンスンは碧川事件の真相を話して絶命した。

東宮殿に戻ったファンはハンスンから聞いた話をチェイと共有した。

碧川には盗賊などおらず、白旗をあげて役所に集まり官軍が来るのを待っていた。そこにウォンボ率いる討伐隊がやって来て民を皆殺しにした。そしてそれがバレないように従事官たちにお金を握らせた。

これは坡州でオ・マンシクが言っていたことと合致する。そして承政院日記に記録されていたように新しい国を造ろうとはしていなかったはず。それが事実なら、碧川郡守だったチョ・ウォノの報告も、碧川の民は盗賊だというウォンボの報告も全て偽りだと、ファンは怒る。宋氏の妻が宮殿に潜入しているなら見つける方法があるが、すでに追い出されたりしている可能性もある。

一方、ミョンアン大君の病状はますます悪化。ハヨン公主は継母であるスヨンを慰め、母と弟を守ると決心する。そんな公主をどうするのかと、クォン尚宮(ユン・イェビ)がスヨンに判断を迫る。実の母のように接してくれる公主に感謝しながらも、心を鬼にして「ハヨン公主を刺殺せよ」の密書を書く。密書を取りに来たのはテガン…?そして白髪の法師へと渡った。

ウォン尚宮はハヨン公主に、悩みを解決してくれる法師がいると教える。但し邪術を使うので宮殿には呼べない。お忍びで大君と連れて法師に会いに行くことに。

テガンが2人?


同じとき、ファンたちは萬研堂に集合していた。事件関係図を前にテガンが度々別の場所に同時に現れることについて、テガンが双子であることに気付き…。



■見どころと感想など
しつこくチェイが恋い慕う人を知ろうとするファン。チェイのための家の下見に行った時にテガンに、チェイが「何度も、秘密に、2人きりで、同じ男と会っていたことは?」聞いて、「世子様です」と明答を出したが、「私以外でだ。頭はいいくせにすごく鈍感な愚か者だ」と付け足したファン。テガンの生唾ごっくんは「やっぱり世子様です」の言葉を飲み込んだのかもしれない。

ファンからもらった高級布地の自分の分を別の布に変えて、ダルレ姉弟の洋服を作ってやろうと考える優しいカラム。そんなカラムがマンドク(キム・ギドゥ)がまた故郷に大量の荷物を送る準備をしているのを見るが、ちらりと見えたのは草鞋(わらじ)と鎌。「緑豆の花」19話では、草鞋をきっかけに農民たちの挙兵が気づかれてしまうシーンがあるが…。

また、ポクスン(イ・ミンジ)が子供たちに「碧川の人たちは泥棒でない」と教えるシーンで、夫婦にオウォルと言う娘がいて碧川事件の最中に討伐軍に殺害されたことが分かった。そしてダルレ(キム・ソニュル)は娘オウォルの幼なじみだったのだ。

また、ダルレの故郷の話の中で、血を餌にする1000年生きた魚の話も出てくる。白髪の法師(チョン・インギョム)が持っていて、カラムが見た魚だ。

tvN公式YouTube予告動画

NHK「青春ウォルダム」
 BSP4K 4/7(日)21時、BS 4/12(金)[(木)深夜24時25分]スタート!

【作品詳細】【「青春ウォルダム」を2倍楽しむ】
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