ディズニープラス「支配種」“AI秘書”チャン・ヨンシルが気になる…第3・4話配信開始

04月17日23時34分ドラマ
「支配種」ディズニープラスで独占配中

ディズニープラスで独占配信中の韓国ドラマ「支配種」が好評配信中だ。

【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】

「支配種」は、退役将校出身のボディガードのウ・チェウン(チュ・ジフン)が新しい人工培養肉を提供する生命工学企業BFの代表ユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)企業に潜入し、大統領テロ事件の真相に迫る SF サスペンススリラー。



世界中のOTTプラットフォームのコンテンツ視聴ランキングサイト「FlixPatrol」によると、「支配種」は10日に第1話と第2話が公開以降、Disney+の韓国テレビ番組部門で4日連続1位を獲得。

また、香港、台湾、日本、シンガポールでもトップ10入りを果たし、、Kコンテンツの競争力調査会社である株式会社グッドデータの公式プラットフォーム「FUNdex」でも4月第2週に発表されたデータによると、「支配種」はTV-OTTドラマの話題性調査の結果で5位にランクインし、好調なスタートを切った。

本作は、ちょっとだけ先の未来(2025年末)を舞台にしているだけに、SFが苦手というドラマファンにも受け入れやすい。利権や政治的な思惑が絡む中での先の読めない展開や、大量投入のVR、チュ・ジフンの美アクションと見どころ満載。主役二人に加えてイ・ムセン、キム・サンホ、チョン・ソクホ、パク・ジヨンら実力派俳優が揃う中、気になるのがハン・ヒョジュ扮するユン・ジャユ代表がしきりに呼びかける“チャン・ヨンシル”だ。

このチャン・ヨンシルは、人工知能(AI)とコンサルタントの知見を融合したAI秘書で、「Alexa」(アレクサ)の進化版とでも考えるといいだろう。



4月8日の制作発表会で、BF社の研究所長オン・サン博士を演じるイ・ムセンは、AI秘書チャン・ヨンシルに注目するよう呼びかけ、「AIが流行しているため、AIが近い将来どのように表現されるかを予見することも可能だ」と本作を紹介していた。また、パク・チョルファン監督も「撮影の際にはAIがこれほど話題になるとは思わなかったが、現実に見ると違和感を与えないよう心掛けて撮影した」と述べていた。

本日17日配信した第3話と第4話では、ハッキングが内部の犯行だと判明し、チェウン(チュ・ジフン)への不信感を募らせるジャユ(ハン・ヒョジュ)。そんな中、BF社の改革により職を奪われた畜産家たちはジャユを人殺し呼ばわり。逃亡先でハッカーの死体が発見され、その嫌疑がジャユかかって来たことにより、ジャユバッシングはますます激しくなる。行き場のないジャユはチェウンの家に身を寄せる。そんな中、ジャユが乗る車が突然襲撃される。チェウンに守られ車から脱出するジャユに続いて、同乗していた研究1チーム長ソフィ(チョン・ソクホ)がスマートフォンに「チャン・ヨンシル警察だ!」と呼びかけ脱出。車内に取り残されたスマホから「警察へ通報しますか?」と最終指示を待つチャ・ヨンシルの声がむなしく響く。その後も激しい銃撃戦が続くという展開だった。

初回から繰り返されすっかりおなじみになった“チャン・ヨンシル”だが、この名前を聞いて時代劇「チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~」を思い出した方もも多いのでは?

この作品はソン・イルグク8年ぶりの時代劇で、歴代の朝鮮王でもっともすぐれた王といわれる朝鮮第4代王である世宗大王の右腕となった科学者・蒋英実( 장영실=チャン・ヨンシル)が主人公のドラマだ。15世紀の朝鮮時代に、レオナルドダビンチやニコラス・コペルニクスらによるイタリアン・ルネサンスよりも早く天文に関して“科学的”にアプローチしたと言われている。

彼の功績は数え切れず、太陽や水を用いた自動時計、世界初の測雨器、天体を観測するなど、その当時のどの国よりも朝鮮をズバ抜けた科学大国へと導いた。身分差別の厳しかった当時、最下層の賤民という奴婢から正三品役職まで昇った英実は、立志伝的な人物として韓国教科書にも登場する(詳しくは時代背景と蒋英実紹介で)。

韓国人ならだれでも知る偉人だけに、制作サイドが彼を意識して命名したことは想像に難くない。果たして車中で応答を待つスマホの中のチャン・ヨンシルはあの後どうしたのか(笑)?

各回のネタバレあらすじと見どころなどは、【関連記事・各話のあらすじ】で一覧できる。

韓国ドラマ「支配種」はディズニープラス スターで毎週水曜日2話ずつ更新される。

韓国ドラマ『支配種』|本予告

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