テレ東「太宗イ・バンウォン」(全33話)第11-15話あらすじ:バンウォンを死地に送った王妃カン氏の最期

04月18日08時15分ドラマ
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テレビ東京にて放送中の「太宗イ・バンウォン」は朝鮮王朝の基礎を築いたイ・バンウォン=朝鮮王朝第3代王・太宗<テジョン>をチュ・サンウクが演じた歴史大作。19日からの第11話~第15話までのあらすじと見どころを紹介。YouTubeにて予告動画も公開中だ。

「太宗(テジョン)イ・バンウォン」は高麗という旧秩序を崩し、朝鮮という新しい秩序を作り上げていった時期に、誰よりも朝鮮建国の先頭に立ったイ・バンウォンに視点を当てた本格時代劇。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】には、完全ネタバレのあらすじと見どころ、豆知識、時代背景、人物紹介などまとめている。



■キャスト李家の人々紹介(17名)
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
イ・バンウ役:オム・ヒョソプ
 ほか
原題:태종 이방원/製作:2021年

■第11話
ソンゲにも権力に目がくらんでモンジュを殺したと非難され落胆するバンウォン。そんな最中、バンウォンは最愛の息子を失ってしまう。悲しみに暮れる中、カン氏は王妃に、バンソクは世子に冊封される。これからは王妃の天下だと噂するのを聞いたバンウォンの義父ミン・ジェは、王妃の機嫌を損ねぬよう一族に注意する。

カン氏に会いに行き恨みの言葉を吐くバンウォンに、「それが母親というもの。恨むなら早死にした母を恨め」と冷たく言い放つ。押さえていたバンウォンの怒りが爆発し、カン氏の首に手をかけようとするが、そこに妻のミン氏が駆け込み、土下座して涙で許しを請う。父からも罵倒されたバンウォンに、さらに息子の死が…この回はあまりにもバンウォンにとって辛いことが重なる。この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは10話/全32話11話/32話版ネタバレで。

■第12話
ソンゲはバンウォンたち兄弟にも役職を与え、バンウォンには特別に家別抄の兵士を下賜するが、これも王妃の策略だった。バンウに会ったバンウォンが乗り込んでくると予想した王妃だったが、バンウォンは妻ミン氏の協力で難を逃れる。そしてバンウォンは、明との誤解を解くために王命を受け、王子として明に向かうことに。ミン氏は父に憎まれ“明”という死地に追いやられたバンウォンを涙で見送る。一方、バンウォンが生還しないことを願うカン氏だが、言葉だけは「帰国したら大きな褒美を与えてやってほしい」と王に頼む。だがさすがの王も今度ばかりは胸を痛めた様子で一人になりたいと部屋を出る。

次なる王権を巡り王妃カン氏とバンウォンが激しく対立する。そんな中、夫であるバンウォンを時に厳しく、時に優しく応援するミン氏役のパク・ジニに理想の良妻賢母像を見る。3人の息子を天に奪われ、信じられるのは夫婦だけというミン氏の言葉が胸にせまる。カン氏に手玉に取られたイ・ソンゲに猛将の姿はどこにも見られない。 この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは11-12話/32話版ネタバレで。

■第13話
半年間の使臣生活でバンウォンは見識を広め一回り大きくなって明から帰ってくる。務めを果たしてきたバンウォンにソンゲは大満足する。病を患っていることを周囲に秘密にしていた王妃だが、漢陽に到着して倒れてしまい、1396年太祖5年、朝鮮王朝初代王妃、神徳王后カン氏が命を終える。。ソンゲは、王妃の死を早めたのはバンウォンだと責任をなすりつけ息子のサントゥ(結い上げた髷)を切り落とし、「これが父としての最後の配慮だ。次は命を狙う」と突き放す。。

表の顔と裏の顔を使い分けて次々とバンウォンを追い詰めるカン氏だが、第12話ではそうした行為が自らの体もむしばんでいた。最期には幼い息子の行く末を案じる母の姿を見せる。欲をかかずにバンウを世子にしておけば、王妃・カン氏もバンソクももう少し長生きできたかもしれない。しかし、彼女は自らの死をもって父と子の絆を断ち切ってしまった。実母ハン氏が亡くなったときには一滴の涙もしなかった父。そんな父から王子としての名誉まで傷つけられたバンウォンの悲しみと絶望感はいかばかりか?

この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは12話/13話/32話版ネタバレで。


■第14話
ミン氏は周りの勢力を固めることに尽力しながらバンウォンに挙兵するよう説得しようとする。確信が持てるまで待ってほしいと頼んでいたバンウォンだが、三男が生まれた。朝鮮建国後、7年間徹底的に権力から疎外されていたバンウォン夫妻は3人の息子を授かった。ミン氏は「奪うのではなく取り返すのです」と涙で夫を説得し、バンウォンはついに決意を固め、挙兵を決心。義父ミン・ジェから紹介された有志たちと顔を合わせ、地方から私兵を呼び寄せる。私兵の訓練を偶然目にしたソンゲは憤慨し…。

13話は、バンウォンがいよいよ王位を狙う決心をするまでを描く。いつか夫が立ち上がる日のために勢力を集め、じっと待つミン氏が今回も大活躍。コミカル要素の全くない本格史劇ながら、テンポある展開で各回、まったく飽きさせない。ちなみにこの回でミン氏が産んだ息子こそが、後の第4代・世宗大王となる王子だ。バンウォンが顔合わせしたのは、パク・ポ(アン・ホンジン)、パク・ウン(イ・ヒョンギュン)、イ・スクポン(チョン・テウ)、ハ・リュン(ナム・ソンジン)たち。後にバンウォンの心強い味方となる面々だ。さあ、世子を守る勢力はカン氏からチョン・ドジョンに移り、バンウォンは強い狼になる!
この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは13-14話/32話版ネタバレで。


■第15話
明から戻ってきたクォン・グンは明との間で誤解が生じ、使臣が全員殺されたと報告する。その理由が、王妃カン氏の冥福を祈るために白い喪服を着用していたからと聞き、憤怒する王。朝廷の臣下たちがドジョンの責任を問う中、ドジョンは世子を狙う勢力があると非難する。ドジョンの挑発を耳にしたバンウォンは挙兵の準備を急ぐが、ソンゲは世子を守るために私兵を廃止し、兵士と武器を三軍府に移管させるよう命じる。

ソンゲとバンウォンとの決定的な決裂が描かれる。そんな中、ソンゲの腹心ヨンムにバンウォンがついに本心を明かす。モデルとなった趙英茂は実在の人物。李成桂を王位につける功臣第2等とされ、後に李芳遠に寵愛されて一兵卒の身から右政丞(ウジョンスン)にまでのし上がった人物だ。ドラマではどの時点でバンウォンに付くのか?また今回は、バンウォンとミン氏の仲睦まじい姿も見られる。バンウォンには危険なことをするなと止められていたミン氏が、イ・ファサン相手に武術の手合わせをしている姿がなかなかお見事。歴史の先を知るドラマファンは、仲良し夫婦を目に焼き付けておいてほしい。この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは14話/32話ネタバレで。

テレ東「太宗イ・バンウォン」番組サイト
 2024年4月5日スタート8:15-9:11
トレーラー

【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】

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